ペンで書いたものがそのままEvernoteに！ ただし専用紙はカラーレーザープリンタ必須

　
価格は 24,800円 とお高いですが、機能を考えるとこのくらいの
お値段にはなって然るべきといえるのかもしれません。
　
■ボールペンに無線LAN内蔵、クラウド直結の手書きメモが販売中 - Akiba PC Hotline
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20130330_593894.html
　
仕組みは今までにも各社から出ていたような、専用のパターン が
記録された紙ノートに対して書いた文字を読み取るものです。
ボールペンに内蔵されたフラッシュメモリメモリ(4GB)に保存できる
までは同じなのですが、そこから Wi-Fiを経由して Evernoteに
自動アップロードされるのがこの製品のユニークな機能です。
　
設定用のQWERTYシート なんていうものもついていて、Evernoteの
ID/PWの設定などもこのペンを使ってキーをタップすることで行う
というのは面白いですね。ほかにも、音声録音ボタンも付いていて
マイクで録音ができたりもします。
　
なお、この製品には1つだけ重大な問題があります。
専用の紙ノートを使い切った際、このノートは追加販売がされていません。
ではどうするのかといいますと、自分でプリンタで印刷したものを
使ってください、という案内がされています。
　
なるほど、それならリーズナブルですね、と言いたかったところなのですが・・
　
なお、専用ノートは単品販売されておらず、2冊目以降は同社Webサイトに掲載されたPDFを印刷して利用することになる。印刷には、Adobe PostScriptに対応した解像度600dpi以上のカラーレーザープリンタが必要で、印刷は等倍で行う必要があるとのこと。
　
ちょっとまってください。解像度600dpiまではまぁ良いとして、
　
　「カラーレーザープリンタ必須」 ですか！
　
それはさすがに・・・個人ではそうそう持っているものでもないでしょう。
それを考えると、現実的には企業専用ということになってしまいそうですね。
　
この手の「書いたものがそのままデジタルデータになる！」という類の
アイデアは昔からの憧れというか、夢のデバイスみたいな言われ方をされる
ことが多いのですが、昨今はなにぶんデジカメの進化があまりにも早くて、
　
　もう写真で撮っちゃえば大体事足りるじゃん！
　
という身も蓋も無い話で落ち着くことが多くなってきてしまいました。
　
こういう未来感のあるデバイスには憧れるのではありますが、
実際のところ大枚払って導入しようというところまでいかないのが
惜しいところですね。