銀河劇場に再び吹き荒れる「青い嵐」を見たか!「少女☆歌劇 レヴュースタァライト The LIVE 青嵐 BLUE GLITTER」観劇レポート

2020/12/28
銀河劇場で行われた「舞台青嵐公演」(少女☆歌劇レヴュースタァライトスピンオフ)に2日間4公演参加した感想を勢いで書きなぐった1.1万文字です。晶さん涼ちゃん八津樹ちゃん多め。本日も集中あるのみ!


 
2019年7月、舞浜アンフィシアターで披露された夢のような世界、迫真の殺陣、
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト The LIVE #2 revival」

https://ckworks.jp/blog/archives/2019/07/revuestarlight_live2_revival_maihama_amphitheater_report.html
これはもう「再演」ではなく「スペクタクル」だ! 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival 3日連続観劇レポート
 

 
主役の聖翔音楽学園に相対して舞台#2のライバルとして登場した 青嵐総合芸術院
九九組のスターダムを確固たるものにした舞台#2シリーズの最強の相方になり、
そしてそのまま永遠の記憶になる・・・はずでした。
 
「終わりたくない・・って・・。」
 
穂波氷雨役の門山葉子さんが涙を流したカーテンコール。
 
スタァライトのファン=【舞台創造科】はずっと 「青嵐よ、もう一度」 の声を
上げ続けていました。その想いがスタッフを動かした? いや、全く同じくして
スタッフの方々もきっと「青嵐よ、もう一度」と想い続けていたに違いありません。

その想いは遂に 「スピンオフ公演」 という形で実現することとなったのでした。
 
2020年1月にオンライン配信で発表されたその情報に湧きかえる舞台創造科。
そして2020年7月の 「スタァライト展」 では沢山の武器展示もさることながら
 
「青嵐の衣装が揃い踏みで展示される」
 
という情報だけでまた湧きかえる舞台創造科の姿があったのでした。
 
https://ckworks.jp/blog/archives/2020/07/bangdream_starlight_gallery_aamo.html
[tw:2020/07/04] 「バンドリ!&スタァライト展」in 東京ドームシティ Gallery AaMo に行ってきました。
 

 
 
 
待ちわびたそのときは2020年12月。
 
12/18~12/27 の10日間、16公演を予定していたスケジュールは、
コロナ禍の影響を避けられず残念ながら最初の3日間5公演を中止、
振替の1公演を加えて 12/21~12/27 の7日間 12公演で実施されました。
 


 
銀河劇場にキラめきを添えるクリスマスツリーが素敵です。
 


 
私は今回の「青嵐 BLUE GLITTER」に 2日間 4公演 に参加することができました。
 
12/24 公演4日目 マチネ(ゲスト:生田輝さん)
12/24 公演4日目 ソワレ(ゲスト:富田麻帆さん)
12/27 千秋楽公演 マチネ(ゲスト:伊藤彩沙さん)
12/27 千秋楽公演 ソワレ(ゲスト:伊藤彩沙さん)
 
チケットを見ると分かりますが、そのうち2回は通常の当選、先着購入、
あとの2つは、楽天チケット公式リセールで獲得した当日引換券です。
 
今回の舞台青嵐のチケット争奪戦は本当に鬼の所業でした。
まさかチケット争奪戦の時点で「青い嵐」が吹き荒れるとは・・・。

 

 
12/24は公演参加前に池袋Store Mixaゲーマーズさんに立ち寄って、
青嵐パネル展示を見て気持ちを高めてきました。青嵐の面々はすでに
スタリラに実装されているためゲームキャラクタービジュアルがあります。
ゲームの中の彼女たちもめちゃめちゃカワイイ。
 

 
舞台テーマソング「BLUE ANTHEM」も勿論購入済みです。
池袋Store Mixaにはサイン入りパネルが掲示されていました。
 
 



 
銀河劇場に戻っていよいよ開演です。
 
今回の舞台で驚いたのはその長さ。上演時間は 「2時間10分」 (130分)で休憩なし。
舞台パートとミニライブパートで構成されるのですが、実際のところの長さは、
 
113分 舞台パート
10分 ミニライブパート
5分 カーテンコール
 
という感じの構成でした。
 
 
何もおかしいところは無いじゃないかって?
 
以前からブシロード総帥の木谷さんは
「舞台観劇慣れしていない人に2時間は長すぎて耐えられない問題」
を重視しており、実際、あの舞台#2 revival でさえ、
 
80分 舞台パート
15分 (休憩)
40分 ライブパート
5分 カーテンコール
 
という構成だったのです。今年の7月に行われた同じブシロードの「RAS舞台」では
 
70分 舞台パート 1幕
10分 (休憩)
55分 舞台パート 2幕
10分 (休憩)
20分 ミニライブパート
5分 カーテンコール
 
と125分の舞台の間に休憩を挟んでいました。
 
それが今回の「舞台青嵐」では113分ノンストップです。
 
舞台観劇慣れされていない方は結構なチャレンジだったのではないかと思います。
逆にいえば、スタァライトというコンテンツが、多くのファンを舞台観劇の
「観客というステージ」に引き上げていく過程を見ている、のかもしれません。
 
 

 
コロナ禍の舞台イベントという意味では、その7月のRAS舞台をはじめとして
ブシロードは本当に慎重に、しかし諦めるのではなく「やれる方法を模索する」ことを
続けてきて、その 凝縮されたノウハウ は今回の舞台青嵐でも活かされています。
 
・緊急時連絡用の個人情報の事前登録(専用フォーム)
・座席は1席あけ
・座席ごとの入場推奨時間の分離
・待機列のディスタンス確保の徹底
・声援は禁止、立ち上がるのも禁止、拍手はOK、
・応援グッズはペンライトのみOK
・飲食禁止
・物販はパンフレットのみ(混雑発生の防止)
・入場時は手の消毒を全員徹底
・チケットもぎりは自分の手で実施
・着席後もなるべく私語を控えるようアナウンス
 
そして今回もう1つ加わりました。
 
・フェイスシールドの全員配布と着用依頼
 

 
こちらがそのフェイスシールド。最前列となるB列では「着用必須」で、
それ以外の座席も「可能な限り着用をお願い」していました。
私も4公演ともフェイスシールドを着用して鑑賞しました。
 
このフェイスシールド、付けてみると結構な感じで照明が反射してしまいます。
上演前はこんな反射だらけじゃキツいと思っていたのですが、
開演すると場内はかなり暗くなるため、それほど気にならなくなります。
ただ、配布するフェイスシールドにはまだまだ工夫の余地はあるかもしれません。
 
 

 
ということで、前置きが長くなりましたが、
こうした厳戒態勢の中で行われた「The LIVE 青嵐 BLUE GLITTER」、
本当に素晴らしい上演でした。
 
 
あの舞台#2で憎たらしいほどの強敵だった青嵐総合芸術院、
その日常にカメラを向けたストーリーは、そのイメージに反して、
青嵐の「弱さ」 がたっぷりと表現されていて、最初はちょっと戸惑うくらいに
感じたものですが、その弱さをこじらせ、ぶつかり合い、克服していく3人と
それを支える八雲先生と走駝先生、周囲の魅力的な新登場の舞台少女たちとの
絡みがどれをとっても味わい深くて、
 
「ファンが求めていたものが、いまココにある!」
 
という実感と、青嵐という存在の理解がグッと深まったことへの
何ともいえない充実感が本当に気持ちの良い舞台になりました。


 
 
 
 
※というわけで、ここからは劇そのもののネタばれだらけになります。
まだこれから配信アーカイブで、パッケージで観たいから内容を知りたくない、という方はご注意ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なのですが、、、
 
いちおうお断りしておくと、私は青嵐の中では涼ちゃん大好きニンゲンでして、
さらにはスタリラでは晶さま大好きマン(というかミチあき派)なので、
かなり偏った感じで見ていることはあらかじめご容赦ください。
 
 
 
と言い訳して、青嵐の舞台なのに、すみません、晶さまのお話からしますよ!
 

 
もう何もかもあかん・・・ 晶さまがカッコ良すぎて目を焼かれてしまう・・!
というのが、私の今回の舞台に抱いた印象の1つでした。
 
正直、発表当時はかなり戸惑いはあったのです。青嵐舞台にシークフェルトの王、
雪代晶が登場する、しかし、シークフェルトの他のメンバーは登場せず、
どうやら晶さん単身での参加になるらしい。
 
ってどういうこと?!
 
あの、シークフェルトの中では盤石の王として仕切るけど
宰相たる鳳ミチルが手綱を引かなければ基本的に剛速球ストレートの
デッドボールで仕留めるカタブツの晶さんを1人にしていいの?
あんなの青嵐に乗り込ませたら何するかわかりませんよ?
 
という(オタク特有の早口)のが事前の想像だったのですが、
いざ幕が開いてみるとそこには、
 
 
私の想像をはるかに超えたフラウ・プラティーン がいました。
 
 
王としての威厳があり、尊大で傲慢、ではあるものの、舞台版・雪代晶は
ただの堅物ではありませんでした。
 
あの雪代晶が 「・・おもしろい!」 と繰り返し、他人のたくらみに
「乗ってやろう」と不敵な笑みを浮かべる。こんな雪代晶が見られるなんて!
 
九九組も「アニメ版」と「舞台版」では絶妙にキャラの性質に違いがあって、
それがまた「味」だったりするのですが、今ここに顕現した「舞台版・雪代晶」は
本当に隅から隅まで魅力的で、私の目を奪って離さないキャラクターでした。
 
 

「道場破りを挑まれているのか、私は。・・・おもしろい!」
 
 
 
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ" 鳥肌が止まりません。
 
誰も寄せ付けない王者、雪代晶像からいえば黙って無碍に追い返しても
おかしくないところ。この舞台の雪代晶は受け入れるだけでなく、
それが「楽しい」と感じていることを隠さない。
 
野本ほたるさんのこれ以上ない不敵な演技が雪代晶に新しい風を吹き込んだ、
それだけでもこの舞台には大きな価値がありました。
 
野本ほたるさんが雪代晶として登場したのはこれが3度め。
1度めは2ndスタァライブのオープニングアクトとして歌唱のみの登場、
2度目は3rdスタァライブの2曲と逆境のオリオンのレヴュー。
「逆境のオリオン」 は初めての舞台演技でしたが、あれは本当に一発勝負の短編でした。
 
今回の舞台青嵐では遂に準主演の1人としてのフル出場、それを本番12公演を
掛けて繰り返し演じることで洗練された野本ほたるさんの「雪代晶」という
キャラクターは、本当に新しい魅力をこれでもかと見せつけてくれました。
 
 
いや、これ、わたし的にはミチルの影がすごくチラつくのですが・・w
シナリオは晶さんが青嵐に乗り込むのではなくて、逆に青嵐がシークフェルトに
偵察に来るという流れだったのですが、ミチルはぜったい裏でニヤニヤしながら
見てるでしょこれ。「あー晶ったらダメだよもっと優しくしなきゃー^^」みたいな。
 
それでいてキリンの呼び出しが自分だけ届いていなくて
「えーちょっと!晶だけ呼ばれてミチルなんで呼ばれないの、
って絡んでないからか、しまった、ちょっとだけでも絡んでおけばよかった!」
とか悔しがっていそうです。(ミチあき絶対王政録より)
 

雪代晶の武器、「プラティーンランツェ」はビックリするほど馬鹿デカい。
ランスというのは基本的に殺陣には向かないんですよ。あれは
騎兵が突進して馬上から一突き してそのまま走り去るための武器。
地上に降りた兵隊では取り回しがしづらすぎて、あっとう間に懐に入られて
何もできなくなるのがオチです。
 
しかしスタァライトの舞台はいってみれば「演武」「演舞」。
「九九組はみんなバーサーカー」みたいなことはよく言われるのですが、
こんなところにシークフェルトのバーサーカーが出現するとは。
のっさんのランツェぶん回しはあまりにも常軌を逸していました。
(常軌を逸しているのは辛党なことだけではなかった!)
 
ランスというのは長大でありながら、馬上で扱うため「片手武器」なのです。
長物といえば香子の薙刀も双葉のハルバードも氷雨やララフィンのハンマーも
長いのですが、基本片手である雪代晶のプラティーンランツェはその太さも
あいまって存在感がハンパありません。
 
ランスを振り回して腰を落とした吶喊姿勢のままその切っ先を背後から
天に向ける姿、最前列の観客まで 届くのではないかとすら思うくらいのド迫力。
12/24ソワレ公演は私はB列に居たため、この野本ほたる劇場にわたしは完全に
アテられていました。足も長いが武器も長い(おい)絶対王者が目の前にいる・・!

 
3rdスタァライブの雪代晶ももちろん素敵だったのですが、
「逆境のオリオン」は絶対主人公の華恋とひかりを前にして筋書とはいえ
さらっと負けてしまったのがやはりちょっと心残りではありました。
今回の舞台青嵐でも結果的には負けてしまうのですが、負けるまでの過程が
圧倒的に違います。雪代晶、フラウ・プラティーンここに在り!
という姿を想像の云ん倍のレベルで観ることができて本当に嬉しかったです。
 
そして千秋楽の野本ほたるさんのご挨拶のとおり、「シークフェルト5人で」
臨む舞台ができる日を期待して待ちたいですね。シークフェルト音楽学院は
元々「そういう目論見で」舞台ができることを見越したキャストなのです。
 
 
 

 
雪代晶はスタリラからすでに知名度のあるキャラクターでしたが、
そのほかに新登場のキーパーソンが3人出てきます。
 
・唄島農業高校 松栄 美湖(まつえ みこ)
・舞鳥女子高校 羽成 八津樹(はなれ やつき) ※香子の後輩
・聖翔音楽学園 柳 さくら(やなぎ さくら) ※柳小春の妹
 
あくまで個人的にですが、一番印象深かったのはやっぱり 羽成八津樹 ちゃんでした。
私が香子推しだからというのもありますが、、それを置いておいても、
何よりも私の今回の舞台での推しシーン1,2を争うのが、前述のシークフェルトの
道場破りセッションと、もう1つが無響のレヴューでの八津樹vs涼
「ダブルクラッシュ」で舞いながら闘うシーンです。

何よりもまず、あの香子の後輩で、あの香子を絶対的に信奉している
というのが面白ズルい。あの香子ですよ(おい)九九組の中ではいつも怠惰と
不平不満の象徴みたいな描き方をされる香子ですが、聖翔のトップ9に
当たり前に入るトップスタァの1人であることを忘れがちです。
 
その日本舞踊の大家である香子のファンでありながら、自分はダンスミュージックで
挑むというギャップ。「クラッシュ、するでぇ!」 キリンの舞台では舞鳥らしい
振袖つき衣装に番傘、から抜き出される まさかの暗剣。属性全部盛りww

ダブルクラッシュの舞のお話はまた涼ちゃんの話のところでしますが、
あの道場破りのシーンは、この舞台の中で一番最初に登場する「戦い」のシーン。
殺陣ではありませんが、会場の雰囲気を一変させるそのオーラは強烈でした。
そしてクラブミュージック的な重低音が唸る音楽も最高でしたね。
 
このオモシロ京女さん(失礼)、このままにしておいていいんですか。
もう早々にゲームキャラクターデザインも立ててスタリラにぶっこんでみても
いいんじゃないでしょうか、というくらいの魅力でした。おねがいします(?)

 
松栄美湖 ちゃんは涼ちゃんのメンター的な役割もあって、強者というよりは
味のある脇役という渋い役どころをしっかりと見せつけてくれました。
いきなりジャンピンジャンピンでラップし始めたときは何ごとかと思った
ものですが、その「何ごとか」をそのまま体現したようなキャラクター。
 
この純真無垢な娘がレヴューなんてできるのかと思いましたが、それも狙いだったとは。
「天真のレヴュー」で演技していないのにスポットライトが当たるシーンは心の中で
大爆笑でした。真面目に応対する柳小春が逆の意味で天然生真面目ギャグ。
この2人のマッチアップは意外すぎて繰り返し見るほどに面白かったですね。
「空は味方しない」という言葉で豹変 する美湖ちゃんは見どころです。

 
柳小春の妹、柳さくら ちゃんも本当に素敵な役柄でした。
青嵐ではなく聖翔に入ってB組の美術スタッフになっているというさくらちゃん、
このさくらちゃんが実は類稀なる演劇の才能を持っていて姉の小春が恐れている、
というのは「そうきたか!」という感じ。

「スタァライト!してみます!」という口上が完全に愛城華恋リスペクトなのは
鳥肌立ちましたね。そして 「百一期生」 という言葉もスタァライトの世界を知るものは
誰もがゾクッとする言葉。それは九九組に卒業が近いことを意味する言葉です。
また同時に、あの九九組の下にもこんなにもキラめいているさくらちゃんのような
娘がいっぱい出てきているんだ、ということをあのひと言でズバッと表現してみせました。
 
あと涼ちゃんとの姉の秘密暴露大会は笑いましたね。夜中に春雨食べてる
くらいならいいけど、バレンタインに手作りチョコ作ったのに持ち帰って
泣きながら食べてた、はアカンw 重大な個人情報漏洩です。
しかもどこかでしゃべっちゃいそうな涼ちゃんに・・。

 
 
 
ちょっと間違えばすぐに主役を喰ってしまいそうなくらい魅力的な彼女たちが
いてくれるからこそ、青嵐の舞台は輝きを増して、そして青嵐の3人もまた
舞台#2のときと同じかそれ以上にキラめくことができたのだと思います。
 

 
舞台青嵐 BLUE GLITTER の筋立てとしては、直前に開催されたスタリラの
イベント「クリスマスキャロル」と似たところがあって、孤立する小春と
涼、氷雨の関係性を見つめなおすことで絆を深める、という感じ。
クリスマスキャロルで先にやってしまったともいえますし、
逆にそれを踏まえたからこそ小春の悩みへの理解がまた深まったともいえます。
 
涼ちゃんだけ切り離して小春と氷雨を対峙させたのも非常に面白い構図でした。
そういう意味で今回の舞台青嵐である意味 いちばん「新しい顔を見せた」のは
氷雨なのではないか と思います。
 

 
クリスマスキャロルでも、今回の舞台でも、当たり散らす小春に対して
どう接してよいか分からない涼に対し、氷雨は驚くほど真っ向から対立します。
 
 
「わかりませんよ・・・貴女が皆のことを分かっていないようにっ!!」
 
 
激昂する氷雨。クリスマスキャロルを予習して耐性を付けていなかったら
ここでノックアウトしてしんでいたかもしれない・・衝撃的なシーン。
 
そのあと上述の「シークフェルト道場破り事件」でアドリブセッションに加わる
氷雨は本当にカッコよかったです。八津樹が創り出した「クラッシュ」セッションが
晶が加わると真っ白に染まり、そこに飛び出した氷雨がステージを真っ黄色に変える。
 
氷雨は強者・小春の元で付き従う 理知的な従者 なんかじゃない、
彼女は天地を貫く歌姫。三銃士の「同盟のレヴュー」でも演技の
先陣を切った氷雨に舞台は応えてスポットライトを浴びせてくれる。
君臨のレヴューでも晶とマッチアップする氷雨は、
彼女が本当はサポート役なんかじゃなくて、
ステージの真ん中を奪い獲りたい「獣」であることをあらわにする。

「お互いに気づかって真ん中に立てない」
彼女たちが舞台#2で八雲先生に言われた言葉、そんな彼女たちが
徐々に自我を持ち始めるこの舞台青嵐のカラクリは本当によくできています。
歌って、踊って、奪い合いましょう。キリンがそれを望むならば。
 
「君臨のレヴュー」の歌 「傲慢な誇りなど~捨ててぇええ↑(槌クルクル」すき。
 
 

その氷雨とペアになった 小春は今回は本当に苦悩の連続 でしたね。
 
小春は結果を出さなければと誰よりも焦っていた、焦ってはいたけど、
涼とも氷雨とも、ビジョンが共有できていないことを察し、そして
その自分自身のビジョンも実はそれほど響いていないことに苦悩していた。
 
シークフェルトで晶の考え方に同調する氷雨にショックを受ける小春の姿が
本当に印象的です。こんなに身近にいた親友のことが、本当に何も分かって
いなかった、氷雨ってこんなこと考える娘だったの?という顔。
 
「空回りして、周りが何も見えていない」
 
八雲先生のいうとおり。小春は躍起になって皆を引っ張ろうとしたけど、
引っ張る皆のことをちゃんと考えていなかった。耳を傾けようとしなかった。
 
「青嵐の天才」と呼ばれて天堂真矢から一目置かれた存在、でもそれは
あくまで舞台女優としてのそれであって、裏方作業のスキルはもちろん、
リーダーとしての資質も裏打ちするものではなかった・・。
 
その不憫いっぱいの小春が復活するのが三銃士のポルトス役というのが
本当に面白いですよね。一度キリンに見放されたあと、レヴュー服を纏って復活、
からの、
 
 
小春がポルトスのコミカル演技を躊躇なく始める姿
 
 
これだよ!という会心のシーンでした。今回の舞台では本当に
終始イジイジしてダメダメだった小春が、舞台女優としてトップスタァを
目指す自分の才能を思い出してする渾身の演技が、コミカルな演技なんですよ。
コミカルなお姉ちゃんが最高にカッコいいんですよ。
コミカルなことをやれと言われたら 最高のコミカルを見せつけるお姉ちゃんが。
 
この三銃士を題材にした連続レヴューは本当に面白くて、
それぞれの役割がそれぞれに合っていない役を振られているのは前提として、
そのあと何度もタイトルを変えていろんなマッチアップをされても、
彼女たちは 最後までずっとその三銃士の役柄を背負ったまま なんです。
 
だから氷雨は気高く晶に相対するし、涼はガラにもなく八津樹に「静かに制する」
なんて言っちゃうし、小春は美湖に力押しして声を張り上げたりするのです。
 
自分をさらけ出すことで得られる信頼の重み、小春にはまだまだ難しい
「課題」かもしれません。八雲先生が作ってくれたレヴューで深めた絆、
そして追ってくるさくらという存在が小春をまた導いてくれる。
「高めあう」という意識は青嵐の中に根付いていくことでしょう。

 
 
涼「まあでもアタシ的にはポルトスはまひるが良かったっていうかー」
(うしろで氷雨が睨む)
 

 
涼ちゃんはもう私はマイスイート涼ちゃんなので(?)語りたいことは
山ほどあるのですが、相変わらずの殺陣巧者、天真爛漫、自由奔放、だけど、
無神経ではなく実は色々考えていて色々背負っちゃう娘、というのがいいですよね。
(あとまひる狂)
 
涼ちゃんというか佃井皆美さんの殺陣についてはもう語りつくせないほど
大好きなのですが、それ以外のシーンでいうと、実は凄い好きなのが、
上述の氷雨が激昂するシーンの直後。
 
 
「あ、あー・・えーっと・・・なんだっけ・・!」
 
 
「まぁ・・がんばろう・・」
 
 
本当に涼の良さがいっぱいに詰まったシーン。
 
優しくて、皆の心を誰よりも一番わかってくれるのが南風涼。
でも元気と優しさだけで誰かを癒せるわけじゃない。
どうにかしなきゃいけなんだけど、自分ではどうもできないもどかしさ。
 
涼の優しさがもの凄く伝わってくるだけに、そのもどかしさも一緒に
味あわせてくれる名シーンでした。
 
 
クライマックスでは殺陣で一番優遇されているのは涼。
・・・い、いや、「八雲先生の次に」かもしれませんが(まだまだだよキミたちは)

あの「無響のレヴュー」で魅せた 八津樹vs涼の「ダブルクラッシュ」
は本当に脳天に雷が落ちたような衝撃でしたね。これぞスタァライト!
ステージ右上の檀上で刃を交わしたあと階段を駆け下りる八津樹と、
階段途中から待ちきれずに飛び降りる涼。
 
ちなみにこの 檀上の「一番上」からも直接飛び降りる シーンが
何度もあるのですが、これをやっているのは佃井さんだけです。あの台座は
演者の身長より高いです。たぶん180cmくらいあります。やばい。
 
下に降りた佃井さんはなんと剣を持ったまま 片手で側転!
そこから向かって右に涼、左に八津樹、2人ずつのコロスを従えて、
2人の ウエストサイドストーリーかスリラーか というようなダンスの応酬、
この戦っている途中なのに左右に分かれて踊り出す構図が本当に大好きなのです。
 
パーカッションだけになったBGMが鼓動を揺らし、金管楽器と雷鳴が響き渡り
2人の舞台少女が中央で スローモーションで 武器と魂をぶつけ合う!
こんなカッコいい演出ほかにある?!!というくらいもう熱狂しまくっていました。
 
私、佃井さんの剣まわし(?)も本当に好きで。剣を前方に構えてからの
左に右ににクルクル。今回も柳さくらがやっているように、剣さばきの
基本形ともいえるのですが、涼ちゃんの剣はいちおう片手剣とも両手剣とも
つかないとはいえ片手剣にしてはサイズが非常に大きいのです。
あのサイズで手首を中心に大剣がくるくるぶんぶんするのは本当にカッコ良いです。

 
 

 
今回の舞台青嵐は「走八」こと走駝先生&八雲先生コンビが掘り下げ
られたのも驚きのトピックでしたね。1年生の「八雲さん」に圧倒的な
演技力を見せつけてぶつかる3年生の「走駝先輩」。
 
 
まさかの走駝先生&八雲先生で「Tear」
 
 
Tear、万能すぎる・・。聖翔は、舞台少女は、時は違えどみんなこうやって
ぶつかり合って分かりあってきた。百一期生の柳さくらのことも含めて、
脈々と受け継がれるこのしぐさが、厳しくも麗しいですね。
 
そして八雲先生は舞台#2とはうって変わって(?)生徒の為に懸命になって
いろいろ尽くしてくれる姿が見られて、また印象が大きく変わりました。
可愛い生徒の為だったら明るい添乗員のオネーサンだってやっちゃう。
 
しかしレヴューに入ると相変わらずの規格外の猛獣っぷり。
 
 
「私の知っている青嵐は、こんなに弱くないよ!!」
 
 
キメ台詞にまで愛が満ち溢れていて、本当にゾクゾクしますね。
 
この飛び入り大好き八雲先生のシーン、青嵐の3人には笑顔は一切見せずに
完膚なきまでボッコボコにするのですが、雪代晶とは対峙してニヤッと笑い、
羽成八津樹と対峙してもまたニヤッと笑うだけ。
 
キミたちとは戦う気は無いよ、この可愛い教え子たちに
喝を入れ終わるまで、邪魔立てはしないでくれるかな?
 
という不敵な笑み。最後は氷雨の槌まで奪ってボコ殴り。
側転バク転何でもありの八雲先生劇場は今回も最高の見せ場になりました。
 
表情は厳しいけど内心はウッキウキでしょう。小春のことを
昔の自分のようだなんていうし、本当に教え子たちが可愛いんだなぁと。
あの舞台#2を経て八雲先生もまだ自分のステージを上っているわけです。

 
 
 

 
九九組ゲストの仕組みも毎回違う芝居になっていて本当に良かったですね。
私が見られたのは 双葉、真矢、香子 でした。唄島で遊びに来て絡むだけ
かなと思ったら、最後にレヴューにも飛び入りするサービスっぷり。

個人的にやっぱり衝撃だったのは 天堂真矢回(12/24ソワレ) でした。
 
この回、わたし最前列で観ていたのでより衝撃が強かったのですが、
涼の「天丼真矢」ネタを全力でつぶしに行く首席の姿に場内からは
こらえきれない笑い声が漏れて凄かったです(発声は禁止)
 
そして何よりもレヴュー飛び入り天堂真矢の台詞。
 
 
 
「それに、、貴女が聖翔を背負うなど、まだ早い!」
 
 
 
うああああ!!!と全身総毛立ちしました。右前最前列、本当に目の前で
このセリフを言われたら、誰だって首席の圧で尊死しますよ。
クリスマス・イブの夜にこの首席のセリフの初披露 とは、
とんでもない置き土産(プレゼント)でしたわ。
 
双葉はんの「みなみかぜって呼ぶぞ!」も面白かったですし、
香子の「This is not 天丼」もキマっていましたね。
あと香子と八津樹の邂逅も観られてよかったです。
八津樹はんに香子の九九組での扱いを見せてあげたい(
 
ああ、でも双葉と八雲先生の絡みは見たかったですよね・・。

 
 
 


 
舞台#2 Transition、舞台#2 revival から繋いだバトン。
銀河劇場で繰り広げられた舞台青嵐公演は本当に奇跡のような時間でした。
 
スタァライトの世界はこんなにもキラめいて、そして、広がっていく。
 
 
 
「世界を広げることは、視野を広げること」
 
 
 
走駝先生の言う通りです。(わかります)
スタァライトは九九組を中心とした「舞台#3 Growth」が来年夏に行われます。
舞台青嵐 BLUE GLITTER のコミカライズも決定しました。
 
スタァライトも勿論ですし、青嵐もスタリラに場を移して続いていきますから、
また「バトンが繋がっていけば」、彼女たちを再び、舞台で観ることが
できるかもしれません。シークフェルトの皆が参加する舞台も、
今回登場した新舞台少女たちの「次」も、そう考えるとワクワクが止まりませんね。
 
 
個人的には、
 
「舞台青嵐 BLUE GLITTER 再演(revival)」in 舞浜アンフィシアター
 
なんて展開になったりしないかと期待したりもしています。
 
BLUE GLITTER~「青のキラめき」は、私たちの中にずっと残り続けます。
 
 


2020/12/28 [updated : 2020/12/28 18:55]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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ckom 2020/12/28
セルクマ。舞台青嵐4公演参加の感想を勢いで書きなぐった1.1万文字です。集中あるのみ!
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「少女☆歌劇レヴュースタァライト The LIVE 青嵐 BLUE GLITTER」12/27 千秋楽 マチネ/ソワレ in 銀河劇場に行ってきました。


「少女☆歌劇レヴュースタァライト The LIVE 青嵐 BLUE GLITTER」12/24 マチネ/ソワレ in 銀河劇場に行ってきました。


これはもう「再演」ではなく「スペクタクル」だ! 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival 3日連続観劇レポート


銀河劇場に輝くプラチナ!「少女☆歌劇レヴュースタァライト The LIVE エーデル Delight」千穐楽に行ってきました。


舞台「少女☆歌劇レヴュースタァライト -The LIVE-#3 Growth」in 品川ステラボール 大千穐楽に行ってきました。


世界は貴方を待ってた―「舞台 We are RAISE A SUILEN ~ BanG Dream! The Stage」が切り開いた新境地


「少女☆歌劇 レヴュースタァライト Re:LIVE シークフェルト流伝説のしごき TALK&LIVE」in 飛行船シアターに行ってきました。


「少女☆歌劇レヴュースタァライト Re:LIVE Reading Theatre 『田中ゆゆ子の古典落語劇場』」in 飛行船シアターに行ってきました。


「少女☆歌劇レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival 舞台挨拶付き上映会」in 池袋Hall Mixaに行ってきました。


「少女☆歌劇レヴュースタァライト The LIVE エーデル Delight」初演 in 天王洲銀河劇場に行ってきました。


生演奏・生歌唱のレヴュー曲が聴ける贅沢!「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト オーケストラコンサート」in 幕張メッセイベントホールに行ってきました


自分の生活「圏外」の場所でチケット発券を行うことのリスク(?)

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