Nikon 1用30-110mmレンズに1.7倍テレコンTCON-17Xを装着してみる

　
　1. マウント変換をして 本家Fマウント用 レンズを付ける
　2. テレコンバーター を付けて倍率を増やす
　
素直に公式推奨の方式でいうなら1.なのですが、Fマウントの望遠レンズは
それはそれでまたとても 高価なものばかり ですので、元々Nikonの
デジ一眼を使っていてFマウント用のレンズが余っているならともかく、
Nikon 1 V3 用に買い足すというのはちょっと本末転倒っぽい気がします。
　
ということで、お手軽に2.の テレコンの方法 を試すことにしたワケです。
　

　
選んだのは OLYMPUS の1.7倍テレコン TCON-17X です。
ケーズデンキで12,960円でした。なお、経験もノウハウもないのに
ただ闇雲に選んでいるわけではなくて、いちおうネットで調べてみて
Nikon 1との組み合わせで動作実績がありそうなものを選んで
いますので、そこまで「冒険」というワケではありません。
　

　
なお、この TCON-17X の取り付け側のねじ穴は 55mm径 です。
Nikon 1 V3 用30-110mmレンズのねじ穴は 40.5mm径 ですので、
40.5mm→55mm という ステップアップリング が必要になるのですが、
巷で売っているステップアップリングに、この40.5mm→55mmという変換を
直接してくれるものがなかなか見つかりません（無いわけではないのですが）。
　
そこで今回は、40.5mm→46mm と 46mm→55mm という 2つの
ステップアップリングを繋いで変換をする形を取ります。
　

　
それにしても、TCON-17X はなかなかにゴツい代物です。
Nikon 1 V3 のようなコンパクト一眼にちゃんとつながるでしょうか？
　
　

　
まず 30-110mm レンズがあるじゃろ？
　

　
ここにステップアップリングを2つ重ねて、、、
　

　
こうじゃ！
　
　
・・・はっはっは、これは・・・何とも壮観というか、
あぶなかっかしい感じ がとてもよく出ていてよい感じです。
　

　
Nikon 1 V3 につなげて、さらに30-110mmレンズ部分を一番望遠側に
伸ばしてみたところ。何というか、悪魔合体的な何か を感じさせます。
　
ステップアップリングの部分も含めて一応しっかりとした取り付けに
なっていますので、自重でひん曲がったりということはなさそうなのですが、
使っている途中で変な方向から力が加わったりするとちょっと怖い感じはします。
　
　
では、とりあえずサンプルを1つだけ。
　
オリジナル 6.6MB

　
これが 30-110mm だけつけた状態のテレ端での撮影で、
同じ場所から TCON-17X を付けた状態で同じくテレ端で撮影すると・・・
　
オリジナル 6.8MB

　
こうなります。効果はてきめんです。
　
おそらくは厳密にはレンズを重ねている以上は 解像度 は落ちているの
でしょうし、もしかすると明るさや AFの精度 にも影響が出ているかも
しれません。ただ、パッと見ではおかしな歪みもなさそうですし、
まずまず使えそうな印象を持ちました。
　
そうはいってもいざお目当てのレースカーを撮ろうとしたら
ちゃんとAFが捉えられないなんてことになっては本末転倒ですから、
そのあたりは今週末の実戦でつけたりはずしたりしながら
いろいろ試してみたいと思っています。