Win10更新の「KB2952664」を何度アンインストールしても消えない場合ひたすら繰り返す!

2016/02/04


 
Windows7やWindows8.1で、Windows10へのアップグレード
自動で始まってしまう、という噂を聞きつけて、慌ててこれを
食い止める作業を必死に行う羽目になりました。

 
■Windows 7/8.1→Windows 10が"推奨される更新"に - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/02/news081.html
ただし、"アップグレードで端末のOSが変わる前に、アップグレードを続けるかどうかの意思確認を行うためのプロンプトを表示する"という。また、アップグレードしてしまった後でも、31日間は前のバージョンに戻せるようになっている。
一応このように、「確認ダイアログは出すし」「戻せるようにもしておくし」
というエクスキューズが付いているようなのですが、そうはいっても、
 
「確認ダイアログは出すし」
 ⇒ ある時ちょっと 油断してポロッと 押しちゃったらオシマイかよ!
 
「戻せるようにもしておくし」
 ⇒ OSのアップグレードだって時々おかしな不具合出ている人がいるのに、
  システム丸々更新してからの切り戻しなんて ホントに確実なのか 疑わしい!
 
ということで、まぁその、要するに信用をしていないわけなのであります。
というか、いまでもWin7で幸せに暮らしている人に
 
 「サイコロ振って1のゾロ目が出たら大ピンチ?!」
 
みたいなイベントを強制しないでくださいお願いします、ということなのです。
 
で、調べてみると、頑張ればWin10更新関連の挙動を抑えておくことができる、
という記事もありました。ありがたや・・・。
 
■「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロード(回避方法あり) - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/12/news017.html
次に、関連する以下のプログラムをコントロールパネルの「プログラムと機能」→「インストールされた更新プログラムを表示」で探し、以下のプログラムをアンインストールする。
Windows 7:KB3035583、KB2952664、KB3021917
Windows 8:KB3035583、KB2976978
各プログラムをアンインストールしたら、一旦PCを再起動し、再度ダウンロードされないようにするための作業をする。
「Windows Update」→「更新プログラムの確認」を開くと、「重要な更新プログラム」のリストにアンインストールしたプログラムが表示されるはずなので、上記のプログラムを1つずつ右クリックして「更新プログラムの非表示」に設定する。

とのことです。要するにWin7の場合、「KB3035583」「KB2952664」「KB3021917」
この3つをアンインストールして、再度インストールされないようにして
しまえばいい、ということになります。そのやり方は上記の通りで、
 
・アンインストールする
 
 コントロールパネル>プログラムのアンインストール>
 「インストールされた更新プログラムを表示」を選んで、上記番号の行を
 右クリック>「アンインストール」を選んでアンインストールします。
 

 
・再度インストールされないようにする
 
 アンインストールが全て済んで再起動が終わったら、Windows Updateで
 「更新プログラムの確認」をクリックし、出てきた「重要な更新プログラム」の
 ところに上記番号が出てきたらそのチェックを外して「更新プログラムの非表示」
 を選んで次回から表示させないようにする。
 
という感じです。
 

 
 
なるほどねー、これであの右下に出てくるうざいWin10更新のポップアップも
出なくなるのね!ということでウキウキしながら作業をしていると、
最初の1台、最近買った VAIO S11 で実行したら問題なく解除できたのですが、
2台目、昨年買った dynabook R73/W4M ではなかなか上手くいきません。
 
というのも、
 
 KB2952664 を何度アンインストールしてもゾンビのように蘇ってくる
 
のです。
 
イライラして何度もアンインストール、OS再起動を繰り返していたところ、
 

 
この画面からピクリとも動かなくなりました・・・((((゜Д゜;)))) ぎゃあああ!
 
 
・・・結局は電源ボタン長押しで強制OFFして、再度起動したところ運よく問題は
起こらなかったようですが、もうイライラと冷や冷やで頭が破裂しそうでした。
 
 
このように「いくらアンインストールしても蘇ってくる」という現象が
なぜ起こるのか、いくら調べても分からなかったのですが、いろいろと
試行錯誤をしているうちに、私なりの結論に達しました。
 
 
 
A. 『 ひたすらアンインストールを繰り返せばそのうち消える。 』
 
 
 
えー・・・という感じですが、5台のPCで繰り返し実験してみておおよそ同じ方法で
完全に消し去ることに成功しましたのでまず間違いなさそうです。
 
表現を変えると、どうやらこの KB2952664 等の更新プログラムは何度も
重ね書きで更新 されているようで、1つをアンインストールすると
「あ、じゃあその前に入れたやつを代わりにアクティブにしておきますねー」
みたいな感じで重ね書きされる前のやつがまた立ちはだかってくるっぽいのです。
 
どうしてそう思ったのかというと、以前NVIDIAのドライバで同じようなことがあって
完全なアンインストールをするために何度も同じドライバを削除するという作業を
強いられたことがあり、それにとても良く似ていたからでした。
 

 
「アンインストール」をすると、こんな風に「再起動をする必要があります」
というダイアログが出てきますが、ここではひたすら「後で再起動する」を
選んで、すぐ再起動しない ようにしましょう。
で、左側にある「プログラムのアンインストール」を選んだらまたすぐに
「インストールされた更新プログラムを表示」を再クリックして、
また更新の一覧を見ます。いまアンインストールした KB2952664 がまた表示
されたらそれは第2第3の KB2952664 が蘇ってきた ということです。
とにかく蘇ってきたら
 
ひたすら「アンインストール~♪」「アンインストール~♪」を
 
繰り返してください(再起動せずに)。根気よくやり続ければいつか蘇ってこなく
なります。2014年の dynabook R73/W4M は 8回 くらいで止まりましたが、
2012年の LavieZ では 20回 くらい繰り返してようやく根絶することができました。
古いPCであればあるほどしぶとい可能性が高いです。
 
KB2952664 だけでなく、KB3035583、KB3021917 についても同様に繰り返しましょう。
とはいうものの、それぞれの初出の時期が異なるため、KB2952664 だけが異様に
しぶとくて、それ以外のものは案外あっさり消えてくれるはずです。
ただ、1度では消えない場合はひたすら繰り返すという原則は変わりません。
 
この3つがちゃんと全部消えたことが確認できたら、ようやくOSを再起動します。
そして上述のとおり再度Windows Updateの更新プログラム確認をしてから、
この3つだけしっかりチェックを外しつつ「非表示」にしておきます。
 
私はこれを手持ちのアクティブな5台のPC全てで行い、見事に Win10更新を促す
ポップアップとは縁を切る ことができました(`・ω・´) 良かった、本当に良かった。
何度やっても消えない方はぜひひたすら繰り返す方法をぜひお試しください。
しかしきっとまた第4第5のWin10更新プログラムが我々の前に現れることであろう・・。
 
 
そこまでしてWin10を毛嫌いしなくても良いじゃないか、とお思いの節もあるとは
思いますが、でも冷静に考えて、Win10で動作を保証していない古いソフトを
愛用しているケースなんていうものはそんなに珍しいものではないと思います。
売り切りのゲーム とか、後からWin10対応なんてしてくれませんよね。
古いフリーソフトとかも同様ですし、パッケージソフトも全部が全部Win10で
動作が保証されているわけではありません。
 
そんな状況の中、
あなたがどんなソフトを使い続けているかは知りませんが
とにかく最新のほうが良いはずだから強制的にWin10に変えちゃいますね」
というのは、ちょっと乱暴すぎやしませんか、とそう思うワケなのでありまして。
 
もちろん、殺傷権は基本的に向こうにありますので、WinXPのように
「セキュリティ更新含めてサポートを完全停止する」と言われたら
さすがにそれを大事に使い続けるわけにはいかないのですが、でもせめて
あらかじめアナウンスされたサポート期限までは、引っ張るかどうかは
こちらで決めさせて貰えないかなぁと、そう願うのであります。
 
 
 
 
 
※追記: 2016.03.27
 
KB3123862 という新顔が現れています。私のところでいま止めているのは5種類。
KB2952664、KB3035583、KB3021917、そして KB3123862 と KB3138612 です。
 
KB3123862 は「この更新プログラムでは、ユーザーが簡単に Windows10 について
説明したり、Windows10 へのアップグレードを開始するいくつかのコンピューター
に機能を追加します。」となっているので大変わかりやすく、非表示対象です。
 
一方の KB3138612 は、「WindowsのWindows7クライアントとWindows Server
2008 R2の更新: 2016年3月」となっていて、それそのものは実はWin10関連では
なさそうです。しかし調べてみると、上記のように非表示にしたプログラムをまた
表示に戻してしまう動作をする?という噂があったため、念のため外しています。
 
そういう噂を調べなければならない時点でWindowsUpdateへの信頼が相当に
崩壊しているのでありますが・・・。ここは背に腹は代えられません。
 
 
ではWindowsUpdateを完全自動更新ではなく手動更新にしたとして、
あやしいプログラムをどこで見分ければいいのかという話になるのですが、
 

 
・Windows7 for x64-Based Systems用セキュリティ更新プログラム
・Windows7 for x64-Based Systems用更新プログラム
 
のようなものが並んでいますが、いまのところ「セキュリティ更新プログラム」
となっているものはまぁ怪しいことは無いかと思います。怪しいのは
「更新プログラム」とだけ書いてあるほうですね。
 

 
各々のプログラムには必ず 「詳細情報」 というリンクがありますので、
これをクリックして何が書いてあるかを確認してみます。
(こんなことをしなければならない時代になってしまいました・・)
 

 
これは KB3035583 の説明。この説明文はMicrosoftによる自動翻訳なので
読むだけでなんだか怪しい文章のこともあるのですが、一応大雑把な雰囲気
だけはつかめるでしょう。この KB3035583 のように 明らかにWin10関連
更新用プログラムだと思えるものもありますが、そうではないものもあります。
 
「言語サポートの修正です」みたいな明らかに無害なものもありますし、
「クライアントを更新します」みたいな文章だけ書いてあって怪しいものもあります。
 
迷ったら「KB*******」でTwitter検索をしてみて、他の人が何を言っているのか
調べてみると良いでしょう。ただしネットで交わされる情報は多分に憶測や間違いを
含んでいます。沢山の筋から情報が出てくるまではあくまで判断は慎重にしたほうが
良いかと思います。いずれにせよ気づいたらWin10のダイアログが飛び出してきて、
思わず誤クリックしたら更新が始まった、みたいな悲劇にならないことを願って・・・。


2016/02/04 [updated : 2016/02/04 02:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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▼ はてなブックマークのコメント ▼

IGA-OS 2016/02/04
こんなパターンがあるのね。それにしても20回もアンインストールって(;・∀・)
ckom 2016/02/04
「頑固な汚れをこすって落とす」みたいな域に入っております。
quick_past 2016/02/04
システムの復元機能が動いてるんじゃないの?こっちだと一発で出なくなったけど。
masayoshinym 2016/02/05
この方法で今回は乗り越えられるかもしれないが、またすぐに次の刺客が送られてくるのが目に見えてる。Cドライブの残量1GBとかにしとくしかない。
tigertissue 2016/02/18
『 ひたすらアンインストールを繰り返せばそのうち消える。 』らしい
cider_kondo 2016/04/25
15回ぐらいやったらめでたく出なくなったんでブクマ。アップグレードできないパソコンにまで出すんやめれ。
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▼ コメント ▼

No.78247   投稿者 : 優駿   2016年2月 4日 19:42

いや、ポリシーエディタ使いましょうよ。一発で消えますよ。
http://gigazine.net/news/20150724-windows10-upgrade-turn-off/


No.78248   投稿者 : うにゃ   2016年2月 4日 22:37

Updateの設定で
「推奨される更新プログラム」のチェックを外しておけばインストールされないのでは?


No.78249   投稿者 : Beep   2016年2月 5日 00:34

他は分からないけど、KB3035583は普通にアンインストールしただけでは、何度でも蘇ることがありましたね。
タスクマネージャでGWXとか頃してからアンインストールしないとダメだったような...


No.78252   投稿者 : r   2016年2月 6日 23:33

私もKB2952664がアンインストール出来ないで困っていたのですが、記事内の方法で無事に消す事が出来ました。有難うございました。
ただ、何故かアンインストールから再起動後Windous Updateの設定が
「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」
から
「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」
に変更されていました。謎現象です。
更新の設定もマメにチェックしようと思います。


No.78253   投稿者 : r   2016年2月 7日 18:30


週一のバックアップ(USBフラッシュメモリにバックアップ)した際にもアップデートの設定が「自動(推奨)」になっていた・・・たぶんそういうものなのでしょうね(ちょっと怖い)
(あとWindowsの綴り間違いました。失礼しました)。


No.78556   投稿者 : a   2016年4月11日 23:03

ナイスな情報有難うございます。当方のPCもKB2952664は6~7回アンインストールしました。
コマンドプロンプトで以下コマンドを実行すると、GUIよりは楽かもです。
(出てこなくなるまで何度も必要なのは同じですが・・・)

wusa.exe /uninstall /kb:2592664


No.78595   投稿者 : ありがとう   2016年5月19日 14:59

KB2952664をアンインストールしても消えず、不思議に思ってたどり着きました。
丁寧に記載していただいてありがとうございました。

さすがに10回以上アンインストールすると「本当にあってんの?」と思ってしまいます。
ようやく、KB2952664をアンインストールできて、WindowsUpdateでのWindows10の表示が消えました。



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