Slingbox 350 国内発表！ 小型化というか2→1系統になってコンパクト化

　
■イーフロンティア、TVや録画をリモート視聴する「Slingbox」の新モデル ～本体サイズを小型化し1080pをサポート - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130301_589956.html
　
この Slingbox 350 ですが、実は北米では昨年の10月に発売されたもので、
兄弟機として Slingbox 500 という上位機種があります。
今回はこの Slingbox 500 は国内発売のアナウンスはなく、
下位機種 の Slingbox 350 だけが発表されたということになります。
　
■Slingbox.com - Products
http://www.slingbox.com/go/products

　
Slingbox 500 と 350 の大きな違いは、HDMI入力 を備えていることと、
そのHDMI入力と合わせて2系統入力になること、そしてWi-Fi を備えている
ことです。しかし、Wi-Fiはそれほど大きな意味を持ちませんし、
HDMIは HDCP保護を受けた信号には反応しません。
　
そういう意味では、少なくとも日本国内の放送波を対象にした場合、
Slingbox 500 の真価は活かせるとは思えませんし、無用なサポート
トラブルを避ける意味でも、350だけに絞った ということなのでしょう。
　
さて、Slingbox 350 のお話に戻りますが、Slingbox PRO-HD との比較で
いえば、大きな違いはコンポネント入力が D5(1080p) に対応したことと、
サイズが 大幅に小さくなった ことです。
　
　364×242×98mm　Slingbox PRO-HD
　180×110×45mm　Slingbox 350
　
このように前面の表面積だけ比べても半分以下になっているのが魅力
なのですが、そのかわりに、入力系統が2→1系統 に減っている点には
注意が必要です。
　
HDDレコーダなどもそうなのですが、チップや基坂の小型化というのは
どんどん進んでおり、この手のビデオ機器を構成するハードというのは
かなり小型化できるものが多いのですが、
　
　大抵は 入出力端子のためのスペースを確保する だけの為に
　
筐体サイズが大きくなっていることが多いです。Slingbox PRO-HD との
比較でいえば、小型化を実現した、というよりは、入出力系統を
減らして小型化した、という言い方のほうが正しいでしょう。
　
実際、多くの方にとっては2系統の入力があるよりも小型化のほうが
嬉しいと思いますし、これだけ小型化したのであれば、どうしても2系統が
欲しい方は 2台並べれば 目的は達成できる、という言い方もできますね。
　
先日はSlingboxのライバルになるかもしれないと目されていた
au KDDI Remote TV のレビューをしましたが、その結果はむしろ
Slingboxの優秀さを際立たせるものでした。
　
■2013/02/20 [au KDDI の「Remote TV」を試す！ Slingbox PRO-HD という仮想敵に太刀打ちできず？！
au KDDI の「Remote TV」を試す！ Slingbox PRO-HD という仮想敵に太刀打ちできず？！]
　
Slingbox 350 は少なくとも ソフト面 ではSlingbox PRO-HDから劣化する
ことはないでしょうし、安心して購入することができそうな気がします。
私も気になりますので1台注文してみようと思います。
　
なお、従来機種 Slingbox PRO-HD は29,800円→17,800円への値下げが
発表されていますので、こちらも注目です。