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2013/02/25 01:57 - 2013/02/20

au KDDI の「Remote TV」を試す! Slingbox PRO-HD という仮想敵に太刀打ちできず?!



 
そんなワケで、全国のauショップで2/23から発売開始というものの、
なかなか実機にはお目にかかれないらしい・・という 「Remote TV」 です。
どんなものか早速試していくことにしましょう。

 
■2013/02/16 [KDDIの「Remote TV」は Slingbox PRO-HD のライバルか? アナログソースで宅外視聴]
■2013/02/18 [iOS対応も発表のKDDI「Remote TV」、本当に2/23から売られます・・・よね?]
■2013/02/19 [店内スタッフは大わらわ?! au KDDI「Remote TV」を運よく発売当日ゲット!]
 
Remote TV はレコーダなどの映像機器に接続して、それを宅内や外出先で
スマホやPCから観る という機器です。そのためには何はなくとも
ネットワーク、すなわち宅内LANに繋げなければなりません。
 

 
ところが今回はちょっと設定に苦労をしました。というのも Remote TV は
有線LAN端子を持っておらず、LANに接続する手段はWi-Fiしか
ありません。有線LANコネクタがある機器はとりあえずデフォルトの
ネットワークセグメントを確認して、それに合わせてLAN接続してから
直接admin画面に入ってログインしてしまうというのが鉄板なのですが、
こうしたWi-Fiのみの機器はそうもいきません。(ちなみに後から
分かったのですが、Remote TV は内部にWeb管理画面も持っていません)
 
こういう場合のために無線LANには大抵 「WPS」 という、ボタンを親機と子機で
同時に押すとペアリングが行われてSSID等の設定が伝達されるという機能が
備わっており、Remote TV も然りなのですが、これがなかなか上手くいきませんでした。
私の使用している BUFFALO の WZR-AGL300NH というちょっと古い無線LAN-AP
との相性がよくなかったのかもしれません。
 
結局、先日たまたま新しく購入したNEC PA-WR9500N-HP というルータの
無線LAN機能を復活させて、そこでWPSで設定を行うことで解決しました。
 

 
そのあとはクライアント側の準備です。とりあえず映像が映ることを
確認するために Windows版クライアント を公式サイトから
ダウンロードしてきてインストールします。
 

 
本体底面に記載されている 「機器ID」 はクライアントごとに必ず入力します。
これによってソフトは機器と1対1でペアリングされることになります。
ということは、複数の Remote TV を買って使い分ける、ということは
少なくとも標準の手順ではできないことになりますね。
このあたりはこれで良いのかどうか、ちょっと考えてしまうところです。
 

 
ひと通り設定が終わると、映像が映りました。まずはひと安心です。
 

 
ここでまた気づいたのですが、Windows版クライアントには「設定」メニューで
ネットワーク設定 を変えられるようです。これで無線LAN-APを変更できるな、
と思って実際に実行してみたのですが、
 

 
・・・・おい。USBケーブルて。
 
なるほど、何のために付いているのか分からないmicroUSBコネクタは
このためにあったのですね。・・・・ん? ということは、なにも「WPS」
なんて頑張らなくても、最初からmicroUSBケーブルを繋いでWindows版
クライアントソフトから ネットワーク設定を直接できた のでは(;´Д`)
あの、こういうことは是非、説明書にわかりやすく書いていただけると・・・。
 
 
さておき、これでひととおりの設定は完了です。
 

 
ただ、実際に出てきた映像は、お世辞にも 綺麗とは言いがたい ものがあります。
最初にWindows版クライアントを起ち上げたときにはウィンドウサイズは
1100×700くらいのなかなか大胆な大きさになっていて、モヤモヤっとした
「無理やり引き伸ばした」感じのするノイズが多くて辛い状態でした。
 
ウィンドウを一番小さいレベルまで狭めていくと、だいたい700×480くらい
のサイズになります。これだと多少は荒さが目立たなくはなりますが、
それでも モヤモヤのノイズ はやはり凄く気になります。
 
アナログ入力だから、ということもあるにはあるのですが、そういうレベル
だけの問題でもなさそうなのです。というのも、Slingbox PRO-HD
使っているときには同じアナログ(コンポジット)入力を使っても
ここまでの荒さは感じなかったからです。
 
せっかくですので、並べて比較をしてみましょう。これは全く同じ
コンポジット入力をソース にして、「Remote TV」と
「Slingbox PRO-HD」の再生画面を並べてみたものです。
上が「Remote TV」、下が「Slingbox PRO-HD」になります。
 
Slingbox PRO-HD はコンポネント(≒D端子)入力で高解像度のソースを扱えること
がウリではあるのですが、ここでは比較のためにあえてコンポジットを使いました。
なお、Slingbox PRO-HD のほうは 数秒送れた映像 になりますのでご注意ください。

Get the Flash Player to see this player.


どんな印象でしょうか? もう1ついってみましょうか。

Get the Flash Player to see this player.


いかがでしょうか。同じコンポジット入力をソースにしているはずなのですが、
上の「Remote TV」のほうがハッキリと 画質が荒れて いるのがお分かり
いただけると思います。落ち着いたシーンのときはすっと収まるのですが、
ちょっと動きが激しいシーンになると、突然「ざわっ」という感じでノイズが
出てきます。それと、色変化の少ない淡いグラデーションのある部分で
すごく 「のぺっ」と色が壊れた ようになります。
 
この原因はいろいろな問題が絡んでいるような気がするのですが、
一番あやしいのは エンコーダ でしょう。リアルタイムにエンコード
する部分の性能がRemote TVのほうが弱いのではないかと思います。
 
エンコーダ以外にも、コンセプトの差のようなものが感じられます。
Slingbox PRO-HD のほうの映像は数秒遅れていましたが、これは逆に言うと
数秒遅れるくらいは許容するから、そのぶん バッファリング をしっかり取ろう
という作りになっています。そのため、安定して再生できるビットレートは
高めに取ることができるワケです。
 
実際にSlingbox PRO-HDで再生をすると宅内の無線LAN経由での再生では、
自動調整後のビットレートは 8Mbps あたりに落ち着きます。
Remote TV ではビットレートは表示されませんが、そこまでビットレート
が高くなるようには見えません。リアルタイムの性の高い(遅れの少ない)
エンコードをしていることもアダになって、ビットレート自体も、
エンコードのクオリティも上げることができないのでしょう。
 
もちろん、外出先の3G回線スマホで 「観られれば良い」 という話なのであれば
ここはそれほど気にする必要はありません。しかし、宅内でロケフリしたい
ということであれば、無線環境でも数Mbpsくらいは「出せる」わけですので、
そういう環境をしっかり活かせるSlingbox PRO-HD と、いつでも最低限の画質
でしか再生できない Remote TV では、やはり差を感じてしまいます。
 

 
こちらはリモコン操作です。DBR-Z260 など最近の機種のレコーダでは
CEC(家電コントロール) に対応していますので、Remote TV のクライアント
からそれに準じた操作をすることができます。DBR-Z260 であれば、
「レグザリンク・コントローラ」という設定を「利用する」にしておくことで
この信号をキャッチすることができます。
 
しかし、このあたりも実際に操作をすると 何ともやりにくい感 はありました。
たしかに「番組表」「録画一覧」といった標準的なボタンと、上下左右ボタンや
決定・戻るボタンを駆使すればある程度の操作ができることはできるのですが、
普段使っているリモコンと全く違う操作を強いられ、また反応にもラグがあるため、
思ったように操作をするには相当な慣れが要りそうな感じでした。
 

 
スマホから観たときも、同じようにCECコントロールをすることは可能です。
ただ、3G回線にもなると ラグが大きくて、自分でも今何をやっているのか
分からないような混乱状態になります。このあたりはSlingbox PRO-HDのスマホ
アプリでも同様でしたので、結局は外出先の3Gスマホから細かい操作をガリガリ
こなせるようなことは期待せず、「映像が観られたらまずは御の字」くらいの
感じで使うものだと思ったほうが良いでしょう。
 
なお、Remote TV のスマホの再生アプリ上では、画質設定でいうと、Wi-Fiのときは
「中画質」、3G回線のときは 「低画質」 を選ばないとまともに再生されませんでした。
 
 
ということで、まずは Remote TV とひと通り使ってみた上での
ファーストインプレッションになります。Remote TV そのものは、
正直、画質はあまりよろしくないものの、こういう機器だと思えば
それはそれで使い前がないワケではありません。ただ、いかんせん、
 
 価格帯のそんなに変わらない Slingbox PRO-HD の存在
 
が既にあり、その Slingbox PRO-HD の完成度を見てまうと、
どうしても比較としての物足りなさが目立ってしまいます。
 

 
Slingbox PRO-HD は上述のとおり、再生時にはバッファリングによる数秒の遅れが
ありますが、それは逆に、ネットワーク環境に合った最適なバッファリング量を
自動調節して 「綺麗でストレスのないレート」 を選ぶという、Slingboxの
ノウハウが詰まった技といえます。おそらく今回の比較実験のように、2つの映像を
並べてみれば、ほとんどの方は数秒遅れでもSlingboxのほうを選ぶことでしょう。
 
加えて、Slingbox PRO-HD は、赤外線リモコン発光 という飛び道具を持っていて、
それがゆえにレコーダの機種ごとのリモコンをエミュレートした分かりやすい
UIを実現することができています。また、D端子出力を持つレコーダであれば
より綺麗な映像ソースを使った配信もできます。
 
Remote TV は 19,800円 で、一方のSlingbox PRO-HD は実売価格で 2.5万円程度
さらにスマホアプリが1台あたり1,000~1,300円ほどするのですが、
そうはいっても差額は1万円もありません。そう考えるとやはりおすすめは
どうしても Slingbox PRO-HD のほうになってしまうでしょう。
 
 
今回 au から Remote TV のような機器が出てきたこと、業界全体として
ロケフリ的な使い方の需要が認められてきたことについては大歓迎です。
タブレットが普及 してくると、タブレット上で放送映像を見たい、という
要望はますます増えてくるでしょうし、こうした機器にもスポットライトが
当たってくるようになるものと思われます。
 
ただ、Remote TV はまだいかんせん、既にある競合製品 に対しての競争力が
足りていないように思います。できればバージョンを重ねて良い製品になって
いってくれることを期待したいと思います。

CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



投稿者 CK : 記事URL | デジモノ | | 2013/02/25 01:57


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No.33279   投稿者 : naic2008   2013年3月 1日 14:16

私も remote TVを購入したのですが、 Wi-Fi の設定ができず見る事さえできていません。


FON2405EルーターのWPS機能をつかって接続しようとしましたが、まったくうまくいきませんでした。(^_^;)

AppleのAirMac expressでつなごうとしたのですが、まったくもってうまくいかず、、、サポートに電話したので連絡待ちです。

有線のEtherNetケーブルをつなぐコネクタをつけておいて、Web設定できればまだよかったような気がします。

たとえ見れたとしても画像がよくないようなので、、、(^_^;)


No.33280   投稿者 : naic2008   2013年3月 1日 14:24

追伸

Slingbox 350の方がよさそうですね。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130301_589956.html


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