記事と広告をワザと曖昧にしてるでしょ!?
2003/12/05私はImpress、ZDNet、日経などのPC系ニュースサイトを好んで読んでいます。
そんな中で自然とお気に入りの記者が出来てしまうもので、
私が最近お気に入りなのは、小寺信良さん(フリー?)、
小林雅一さん(日経)、David Courseyさん(ZDNet/USA)の3人。
いずれも内容の信頼度を保ちつつ切り口が斬新なテーマを取り上げる方で、
読んでいて非常に楽しい文章を書かれます。
さて、話はちょっと変わり、ImpressのPC Watchの記事の中に、最近、タイアップという
名の製品広告記事が紛れ込むようになりました。以前から「記事風広告」は雑誌などでも
伝統的な手法で使われてきましたが、法律なのか業界の自主規制なのか、
そういう記事風広告には必ず「広告記事」「PR」などの文字を入れなければならない、
という暗黙のルールが敷かれているのは、ご存知の通りです。
PC Watchでも記事の中に「PR」と書かれた枠があり、ここには広告が載っています。
しかしここ1年くらい、その「PR」枠とは違う、一般記事indexの中に紛れ込ませる形で
タイアップ記事を載せているのが目に付きます。これはやっぱりいただけません。
「PR」などの文字がないので、記事かと思ってクリックしてみると、有名記者の製品
レビューなどが出てきます。しかし、それが何故か「褒めちぎり」!
おかしいなと思ってURLを確認してみると、http://ad.impress.co.jp/tie-up/.....
「ad」とは勿論advertisementのことでしょう。ページを一番下まで辿ってみると、
ようやく、[PR]企画・製作 インプレスウォッチカンパニー 営業部編成課
という文字を見つけることができます。
最初にお気に入りの記者の名前を挙げたのも、実はそのお気に入りの小寺信良さんが
やはりこの「だまし討ち広告」とも言える記事の仕事に参加していることが残念だと
感じたことに端を発します。PR記事は「PR」とハッキリ明記しておけば、PR記事を
書くこと自体は立派なオシゴトだと思っていますが、そこはやはりケジメが必要で、
PR記事であることを隠そうとしながらPR記事を書くのは、記事に対する信頼を失わせる
結果を招くでしょう。勿論私の不満は記者本人ではなく、紙面構成に対する不満です。
「PR記事にはPRと、小さくでもハッキリ判るように書く」
たったそれだけで、私たちはニュースに対する不信感を和らげることができるのです。
2003/12/05 [updated : 2003/12/05 16:02]
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