連投メモ:作品を「主観」で評価するときに意識する "向こう岸" のこと [tw:2022/06/03]
2022/06/03
とても良い整理だと思います。大勢が褒めているものを否定することは難易度が高く、逆に大勢が否定しているものを褒めるのも難易度が高い、そのピーキーさはより加速した感がありますね。 / "批判的な批評がやりに くい時代関連 - 漫画皇国" https://htn.to/2CcQwed1Q3
(tweet:ckom:2022-06-03 02:28:26)
私は古くからネットバトルを見続けてきて色んなカドが取れたところもあり、自分自身では特定の対象(作品など)に対してネガティブな感情を持ったときも「それってあえて表に出して、誰かに嫌な思いをさせることはあれ、誰かを幸せにすることなんてあるんだろうか?」と思って留め置くほうなのですが
(tweet:ckom:2022-06-03 02:45:50)
それでも何かの意味があってそういうことを表に出す場合は、その難易度を意識した上で慎重さと共に臨むことが多いです。意識をしているのは、自分と同じ意見と、自分と真逆の意見を「同時に尊重」できるかどうかを自分自身に問いながら表現をする、といったところですね。
(tweet:ckom:2022-06-03 02:49:37)
それが例えばある娯楽作品が面白かった/つまらなかったみたいな感情的な話であれば尚更で、「つまらなかった」と表で言うときに常に「それを面白かったと思った人もいること」「その人が自分の表現を見てどう感じるか」を一度想像してみる、というフェーズが挟まります。
(tweet:ckom:2022-06-03 02:57:55)
自分と逆の感情を持つ人が居ることは当たり前のことであれ、それをしっかり「想像」して「尊重」するのはとても難しく、それなりに訓練が要ることだったりします。私には面白さがちょっと分からなかったのだけど、貴方が面白いと思ったことを否定したいと思ってるわけではなくてね、、みたいな。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:09:12)
「駄作だった」と「自分には合わなかった」、"向こう岸" への伝わり方はどう違うかな?とか、とか。弱い言葉に変えればいいという話でもなくて、色んなことを慎重に考えて練らなければいけないところなのですが、大元にあるのは常に "向こう岸" に対する「尊重」を意識しているかどうかの部分ですね。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:17:56)
微妙に似たようで違うお話ですが、個人的には娯楽作品の面白さの評価は「主観」評価だと思っていて、客観的な評価としての「これは良作である」「これは駄作である」みたいなものは存在しないと思っています。ある人にとってはつまらないものも、別の人にとっては面白い、それは常に同居します。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:29:42)
その作品がどのような感情を生み出すのかは、作品の「作り手」だけで決まるものではなく、「受け手」によってガラリと変化するものです。ある人が全くピンとこなくて「ストーリーが陳腐」といったものも、別の人は自分が同じような人生を歩んできたから「刺さりまくった」というかもしれません。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:31:50)
もちろん、そんな人生の経験なんて大げさなものを引き合いに出さなくても、その人が育ててきた自分自身の「好み」というデッキを使って作品の受け手になるわけですから、「カワイイ」というだけで評価が爆上がりになる人もいれば、「ド迫力」というだけで満足度急上昇の人もいるでしょう。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:34:47)
私も色々熱を上げている映画「プロメア」、興行収益は14億?を超えているそうですが、実は一番勝負の初週は200館規模で1億に届かず、界隈で「大コケ」みたいな揶揄を受けていたことをご存じの方は今となっては多くはないかもしれません。今では信じられませんよね。
https://anime.eiga.com/news/column/eiga_ranking/108670/
(tweet:ckom:2022-06-03 03:42:09)
>24日より全国200スクリーンで公開され、男性客を中心に動員し、公開3日間で興収9800万円近くをあげた。
という記載にも今となっては驚くばかりですが、初週の結果を受けて急激に上映回数が絞られてから、プロメアの逆襲が始まります。プロメアの逆襲劇を支えたのはコアな女性ファンの方々でした。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:45:14)
チネチッタLIVE ZOUND「滅殺開墾ハードコア」上映、応"炎"上映、4DX上映など様々な要素がプロメアのコアなファンを虜にし続けてきました。女性は爆音上映に興味が無いなんて単なる思い込みでしたね。「この音量でなくちゃ」と嬉々として語りながら帰る方々を沢山見ました。
https://ckworks.jp/blog/archives/2020/01/haifuri_aisatsu_promare_liveinferno_liveviewing.html
[tw:2020/01/18] 「ハイスクール・フリート 舞台挨拶」in 新宿バルト9、「プロメア LIVE INFERNO ライブビューイング」in チネチッタに行ってきました。
(tweet:ckom:2022-06-03 03:50:48)
これを作品の評価が途中で変わった、と捉えるのは難しいところです。刺さらない人には刺さらなかった、それは最初から変わらないことで、一方で刺さる人もちゃんといて、刺さる人に「ちゃんと見つけてもらうことができた」ということなのだと思っています(ようやく最初のお話にちょっと繋がりました)
(tweet:ckom:2022-06-03 03:57:03)
最初あれっということになってから「見つけてもらって」復活した作品もあれば、そこまでいかない作品もあります。最初の段階で成否どちらかの評判がぶわっと広まって、それを見て自分はどうしようか判断する方も多いでしょう。しかしもしかしたらそれは「貴方には」刺さるのかもしれませんよ?
(tweet:ckom:2022-06-03 04:00:30)
繰り返しになりますが、作品への評価というものは感情的な「主観」であり、自分の中の評価は自分でしか決められません。そして自分と違う感情を抱いた "向こう岸" の存在を「想像」すること、その "向こう岸" を「尊重」することがとても大切になってくると、そんなことを常々考えています。
(tweet:ckom:2022-06-03 04:12:54)
2022/06/03 [updated : 2022/06/03 04:25]
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