ああ!タイヤが!タイヤが! SUPER GT第2戦富士、初音ミクAMGは無念の18位

2016/05/07


 
昨日は何とか予選10位までまとめ上げたグッドスマイル初音ミクAMG、
いよいよ決勝日500kmの長丁場に臨みます。
 

 

 
決勝日は少し前の週間予報では悪天候が予想されていたのですが、
だんだんとその雨予報が前にずれてきて、未明から土砂降りになったかと
思うと、朝8時頃にはすっかり止んで、見事な快晴で レースを迎える
こととなりました。富士山もこれ以上ない鮮やかさでしたね。
 

 
午前中の練習走行ではやはり思うようなタイムが出せず苦戦している様子
だった初音ミクAMG、しかし、代表の安藝さんからは 「表彰台までは
あるかもしれませんよ」 と意外にも強気なお言葉が。レースディスタンスが
長ければ長いほど強いGSRの真骨頂に期待が集まります。
 

 
後のニコ生でも「気温が上がれば上がるほど有利になる、はずだった」と
仰っていたとおり、快晴で路面温度も上がっているのが狙い通りだったのか、
レース前のスタッフの表情も予選、練習走行の結果と比較して
意外に悪くない雰囲気だったのですが・・・。
 

 
いざレースが始まってみると、片岡さんも後に 「早くピットに帰りたかった」
とまで言わしめるほどの絶不調ぶり。とにかくタイヤがマッチしないとのことで、
周回を重ねるごとにどんどん順位を落としていきます。とにかくタイヤが合わない
ことは明白でしたので、わずか30週にも満たない段階で最初のピットインが
行われましたが、その時点までで 10位→18位 まで順位を落とすという、
GSRでは過去に類を見ないような大幅なポジションダウンとなりました。
 
谷口さんに変わって、タイヤも替えたのですが、それでもペースはそれほど
変わらずとにかく攻め手がなくてじっと耐えるだけの展開が続きます。
ただ、それでも前のほうのクルマにトラブルがあったり等して順位はようやく
10位まで戻してきた、と思った矢先、レースはまだ前半の56周目に事件が起こります。

なんと1コーナーで4号車の 左前タイヤがパンク!
まだ谷口さんがレース3分の1のドライビングを消化していませんので、
ここではドライバー交代をするわけにもいきません。結局タイヤだけ交換して
これでまるまる1周を失い、この日の勝負権はほぼ失った格好になりました・・。

私は1コーナーでこの瞬間を見ていたのですが、確かに 「変な音がしたな」 とは
思ったのです。でも、富士の1コーナーで一番多いトラブルであるパンク、しかも
大抵がそうであるように一番負担がかかる左前タイヤがパンクするときには、
ブレーキングができなくなって、まっすぐ突き抜けてしまうことが多いのです。
 
ところがこのときは谷口さんは1コーナーのインクリップをしっかりなぞって
曲がっていきましたので、トラブルがあったのかどうか確信が持てませんでした。
その後大画面モニタにスローダウンした初音ミクAMGが大映しになって、
ようやくトラブルを確信できました。
 
このパンクによって再度 22位まで 落ちた4号車は、その後夕方になって
路面温度が下がってくると少しペースが上がったものの、18位フィニッシュ。
ノーポイントで富士を終えることになってしまいました。
 
全体的にタイヤとのマッチングに苦しんだレースでしたが、それでもパンクさえ
なければ 8~10位くらい はあったと思うと非常にもったいないレースでした。
タイヤの問題は次戦の菅生までにはぜひ解決して、次こそは「強いGSR」の姿を
見せつけてほしいところですね。
 

 
さて、FIA-F4のrace2(Rd.4)では、8位からスタートした駿くんが、見事に5位で
フィニッシュすることができました。おめでとうございます! といっても、
一時は前方のトラブルをかいくぐって4位までジャンプアップしたところを、
またしても後ろから当てられて一度7位まで順位を落として、
そのあと再奮起しての5位奪取でした。
 
あれがなければ表彰台も・・・というレースでしたので、やはり悔しいところは
多いのですが、何はなくとも2戦連続クラッシュ(させられて)で
リタイヤだった中では、この5位は大きな財産になったものと思います。
とにかく経験値を積んで、色々なことに瞬時に反応できる力を身につけていって、
次はぜひトップ争いでドッグファイトをしてほしいところですね。
 

 
次のGTは残念ながら5/21~5/22の 大分オートポリス の開催が震災の
影響で中止となってしまいました。代替開催についてはまだ未定とのことで、
このままいくと7/23~7/24の 菅生 まで2ヵ月半の間が開くこととなります。
 
GSRとしては何とかこの期間に調整を重ねて、流れの悪さを断ち切ってほしい
ところですね。まだシーズンは始まったばかり。チャンピオンを目指して
突き進んでいってほしいところです。ファイト、GSR!
 
デジモノに埋もれる日々」と「コミックダッシュ!」は
GSR初音ミクGTプロジェクトを応援しています!


2016/05/07 [updated : 2016/05/07 09:42]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




« 初音ミクAMG 予選は苦しいながらも何とか10番手をゲット - SUPER GT第2戦富士予選

トップに戻る

あなたの街にガルパンは来るか?! 5/21~から153館一斉上映、新規上映38館はどこだ? »


▼ はてなブックマークのコメント ▼



「グッドスマイルミーティング 2024 Vol.1」公式テストの振り返りとRd.1岡山の展望です。


グッドスマイル初音ミクAMG 2024年シーズンのマシンデザインお披露目! in ワンダーフェスティバル2024[冬]


今度のレーシングミクは「魔女ミク」?! 2024年グッドスマイルレーシング体制発表。イラスト担当はモグモさん


決死のタイヤ無交換作戦を敢行するも・・SUPER GT 2023 Rd.8 モビリティリゾートもてぎ 決勝日のツイートまとめ


初音ミクAMGは僅差ながら予選10番手、SUPER GT 2023 Rd.8 モビリティリゾートもてぎ 予選日のツイートまとめ


「グッドスマイルミーティング 2023 Vol.8」Rd.7大分の振り返りとRd.8もてぎ展望、そして「初音ミクKYOJOプロジェクト」について


「グッドスマイルミーティング 2023 Vol.7」Rd.6菅生の振り返りとRd.7大分の展望です。


「グッドスマイルミーティング 2023 Vol.6」Rd.5鈴鹿の振り返りとRd.6菅生の展望です。


「グッドスマイルミーティング 2023 Vol.5」Rd.4富士の振り返りとRd.5鈴鹿の展望です。


勝利目前で襲った悲劇... SUPER GT 2023 Rd.4 富士スピードウェイ 決勝日のツイートまとめ


初音ミクAMG歓喜のポールポジション! SUPER GT 2023 Rd.4 富士スピードウェイ 予選日のツイートまとめ


「グッドスマイルミーティング 2023 Vol.4」Rd.3鈴鹿の振り返りとRd.4富士の展望です。

ピックアップタグ




ブログ内検索



▼ コメント ▼


★コミックダッシュ! 10,000人突破ありがとうキャンペーン!(9/18~10/23)
 
デジモノに埋もれる日々 : (C) CKWorks