Transcendから無線LAN搭載SDHDカード - スマホアプリ「Wi-Fi SD」でネットにアップ

　
■トランセンド、動画転送可能な無線LAN搭載SDHCカード -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130118_582223.html
　
無線LANを搭載したSDカードというと 「Eye-Fi」 がまず思い起こされる
のですが、今回のTranscendのカードでは、そのEye-Fiと同じように
撮影したデータをすぐにデバイス側に転送していく 「即時共有モード」 に加え、
データそのものはいきなり送らずに、デバイス側のアプリから操作をする
「インターネットモード」 が用意されているとのことです。
　
インターネットモードでは、PCからはブラウザで直接アクセスできますが、
大抵の場合はスマホ、タブレット用の 専用アプリ「Wi-Fi SD」 を
使って操作することになるでしょう。アプリはiOS版/Android版に加えて
Kindle Fire版も用意されます。(といっても中身はAndroid版だと思いますが)
　
　
私もEye-Fi Pro X2 を購入してダイレクトモードを何度か試してみた
のですが、実は個人的にはどうにもしっくり来る感じがしなくて、
いまのところ常用には至っていません。
　
SDカードが無線機能を持ってスマホと直に繋がる利点というのは、
何といってもその場でtwitterやfacebookなどのネットサービスに
アップロード できる、という点だと思うのですが、その際に必要な
データというのは、デジカメで撮った
　
　何百枚という写真のうちの、ほんの2～3枚
　
だったりするのですよね。
　
Eye-Fiは基本的には接続先に対して、撮影したすべてのデータを
転送をしようとしてしまうのですが、私はスマホを 「母艦」 にしたい
ワケではなくて、一時的な通信路として使いたいだけだったのでした。
　
(Eye-Fiでも選択転送ができないわけではありませんが、デジカメで
普段は使わない「ロック」機能を使う等ちょっと面倒があります)
　
デジカメとスマホはどちらも只でさえ バッテリ残量 を気にする性質の
モバイルデバイスであり、バッテリにとっては本来、無線は大敵 です。
本当に必要な写真数枚だけをサッとコピーしてネットにアップしたい、
という考え方からすると、今回のTranscendのカードにあるような
「インターネットモード」のほうが適していそうな気もします。
　
ただ、Eye-Fiはあくまで 「転送はカード側基点」 であることから、
転送時以外は無線をOFFにできる利点があるのですが、Transcendの
カードのようにスマホ側から取りに行く場合には、カード側は
スマホからいつくるかもわからない 通信を延々待ち続ける ために
無線をONにしておく必要があるような気がします。
　
こまめにデジカメそのものの電源をOFFにしておかないとバッテリが
どんどん喰われるという可能性もありそうですので、そのあたり
どちらが良いのか、実際のところを実機で試してみたいところです。
　
　
CESではPanasonicのデジカメも軒並みWi-Fiを搭載してきていましたが、
画質などの基本機能を上げても消費者に響かなくなってきた昨今、
スマホ連携 というのが生活の中では大きなポイントとして評価される
時代になってきているのかもしれませんね。
　
だったらスマホで撮ればいいじゃないか、とおっしゃる向きもあるかと
思いますが、そうはいっても 光学ズーム 1つできないスマホのカメラでは
足りない場面はまだまだ多いのですよね・・。