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2004/05/27 18:18 - 2004/05/27

デジモノ好きが、さくらやに足を運ばなくなった、あの日


きょうはちょっとブルーなお話を。
 
2強に埋没「さくらや」の憂き目、投資ファンドが買収も見えぬ再生戦略
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/308736
 
さくらや買収のニュースは日経新聞の一面でも取り上げられましたが、私は
それを見たときも「あぁ、ついに来るべき時が来たか・・」という印象でした。
それほどまでに、いち利用者の目からも「さくらや」は風前の灯に見えたのです。
 
10年前、さくらやはヨドバシのライバルでした。ヨドバシ、さくらや、ビック、
いわゆる「3カメ」の中でも、さくらやは、当時落ち目だったビック(!)
を横目に、No.1のヨドバシと活気在るトップ争いを繰り広げていたものでした。
 
流れが変わったのは・・・おそらくパソコン関連商品が家電量販店の重要な商品に
成り始めた頃。Windows95フィーバー、そしてインターネットの急成長・・・。
今までずっと白モノとAV機器で埋め尽くされていた3カメは「パソコン」の
市場を味方につけることができるのか?その答えが、10年経った今、はっきりと判ります。
ヨドバシとビックが「パソコンマニアも納得の店」に大変身を遂げたのに対し、
さくらやはとうとう最後まで、パソコン業界を取り込み切れないままでした。
 
インターネットの「情報洪水社会」も、量販店の在り方に変化を強いて来ました。
消費者の間には「買う前には調べる」というカルチャーが徐々に根付き始めています。
今の消費者は昔に比べて格段に「指名買い」が多いハズです。お目当ても決めないまま
店舗に赴いて店員のオススメ商品を買う、というカモねぎスタイルの顧客を待ち構える
だけで良い時代は終わり、「品揃えより安さ」から「安さより品揃え」を求められるように
なりました。ヨドバシやビックが各地に百貨店と見紛うほどの巨大ショップを建てて
対応したのに対し、さくらやには「指名買い」できる環境はありませんでした。
 
もう1つ、思い出す印象的な出来事があります。
 
ある日私は、とあるマイナーなガジェットを求めて新宿のヨドバシやソフマップを
うろうろしていたのですが見つからず、ダメ元でさくらやに入ったことがあります。
店内には大手量販店とは思えないどんより重い空気が流れ、客の数もまばら。
結局お目当てのモノは見つからず、目についた電池パックを持ってレジに向かいました。
 
するとレジに居た男性の店員さんは、何を思ったのか、手元にある電卓を叩きました。
「えーと、840円になります、はい。少々お待ちくださいね。」
そのあと、お金を払って、商品とお釣りを貰って帰るまでの間、店員さんが
レジのあたりを右に左に動き回り、妙に時間が掛かったのを覚えています。
その間私の頭の中は真っ白でした。POSはどうなったの?バーコードは?
 
それ以来私は何となく、さくらやに足を運ばなくなりました。その店舗は今、
「さくらやメガネ館」に変わっています。そう、新宿西口電気街の一等地です。
さくらやがゆっくりと周回遅れになるのを、電気街は静かに見守っていました・・・。
私の財布の中には、ヨドバシ、ビック、ソフマップのポイントカードだけが残っています。
 
後から振り返ってみて「あの時のあの戦略が・・・」と責めるのは簡単ですが、生き馬の
眼を抜くような環境の中に身を置いて、実際に「勝ち組」というポジションを保ち続ける
ことがどれほど難しいことか。様々な業界でこの手の話が流れる度に考えさせられます。


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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