torne(トルネ) PS Vita のレスポンスは期待以上! nasne との強力タッグを試す
2012/12/14
お待ちかね! PSVita で nasne(ナスネ) の中の番組を直接再生できる
「torne(トルネ) PlayStation Vita」 が12/20から配信開始になりました。
PS3を起動せずとも単体の3波レコーダとして機能する nasne と、
驚くべきレスポンスのユーザインタフェースで新たな体験をもたらした
torneの組み合わせ。PS Vita 版でもその快適さは健在なのか?
いよいよ明らかになります。
ダウンロードする前に、この torne PS Vita が nasne専用 であり、
PS3用地デジチューナとは連携できない旨の注意書きが示されます。
この点は「できる」と思ってソフトをダウンロードしてしまいそうな
方も多そうですので、こうして目立つ注意書きをちゃんと見せているのは
良いことと思います。torne PS Vita は現時点では無料DLできますが、
2月からは有料ソフトになりますので尚更ですね。
起動すると初期設定に入り、まずホームネットワーク内にある
nasneを自動検出してきます。2chスレなどでは、この段階で
nasneが見つけられない ケースが結構な数報告されていたのですが、
どうやら最近の無線LANブロードバンドルータには、ゲーム機の接続を
ホームネットワークと 隔離したセグメント に置く設定がデフォルトに
なっているものがあるらしいのでご注意ください。PSVitaとnasneは
当然ながら同じサブネットワークにないとつながることができません。
あとは普通にチャンネルスキャンの設定などが出てきますが、
nasneで設定済みのものを変更する必要がなければ、ほとんど
何もする必要はありません。設定が終わると、いつもの見慣れた
PS3用torneとまったく同じ画面が出てきます。
操作方法もほとんど同じで、しかも キー&スティック と、
タッチ操作 でどちらも快適に使えるというスグレモノです。
さて、torneの真骨頂といえば、「何ができるか」 という機能面
ではなく、何といってもその 「操作レスポンス」 です。
ということで、やはり動画で見ていただくのが一番と思いますので、
実際に操作しているときの映像をご覧いただきましょう。
番組表をちょっと開いてみたあとは、nasneに録画されていた番組を
普通にプレイ。シーンサーチ を使って好きな場面にジャンプして、
副音声切り替えたり、字幕表示をON/OFFしてみたりしています。
nasneに対するネットワーク越し、しかも無線LAN越しの操作をしている
レスポンスとはとても思えないほど、快適のひと言 に尽きます。
PS3のtorneからnasneにアクセスしていたときもその快適さに驚いたものですが、
PSVitaからでもここまで同じような体験ができるのは感動モノです。
続いてちょっと設定を覗きつつ、そのあとは放送中のテレビ番組を
リアルタイム視聴 してみています。基本的にnasneで視聴できている
放送波はすべてPSVita上でそのまま見ることができ、単なる宅内用の
ロケーションフリー端末 としても十分すぎるパフォーマンスを見せてくれます。
twitterと連携してリアルタイムの反応が表示できる「ライブ」の機能は
ありませんが、そのくらいは無くてもどうということはないでしょう。
画質というか解像度としては、uke-torneの720×480より若干少なくなって
640×480 のストリームを画面アスペクト比を合わせて引き延ばして観る
ことになりますが、よほど画質にこだわる方でない限り、この5インチ
モニタの上で観るには十分な画質をもっているといえると思います。
こちらは torne PS Vita で映像を観ている場面から、上部電源ボタンを
押して スリープ に入ったときの動きです。再度電源ボタンを押して復活
させると、torneの操作中だった場面から復帰するのが分かります。
従って、とりあえずVitaをtorneを起動したままスリープさせておけば、
あとでふと思い立ってスリープから復帰してすぐに録画番組を見たり、
操作したりできるワケです。番組をVitaで観るだけが活用方法ではなくて、
ちゃんと録画されて いるかどうかを確認するとか、これから始まる番組の
録画予約 をすぐ入れておきたいとか、そういう場面ではPS3をわざわざ
起動することなく、Vitaから操作 することでだいぶ快適になりそうです。
nasneからVitaに直接ネットワーク経由で書き出しを行うこともできます。
これがなぜかPS3とUSB直結したときのuke-torneの転送より速くて、
30分番組が約6~7分 で転送完了しました(無線LANの速度にも左右されます)。
f
このときの転送はソフトのダウンロードなどと同じく バックグラウンド の
ジョブに回され、ダウンロードしている間にもほかのゲームなどを
プレイすることができます。
地デジのダビング10の番組をVitaに書き出したときの表記です。
torne PS Vita から見ると、同じ番組のデータが nasne内とVita内に
それぞれ1つずつあるように見えます。前者は残り9回のダビング可能
カウントが1つ減って 残り8回 になり、Vitaにコピーされてきたものは
ダビング可能回数なしのデータとして見えます。外出先などnasneのない環境に
移動したときは、Vita本体に転送済みの番組データだけが表示されます。
なお、Vita標準の「ビデオ」機能 からは、uke-torneで書き出した番組は
観ることができますが、nasneから転送してきた番組は見ることができません。
torne PS Vita からはその両方が見えるという仕組みになっています。
ということで、まずは取り急ぎ「torne PS Vita」のファーストインプレッション
でした。PSVita版のtorneが、
PS3版とほとんど遜色ない機能・レスポンスを
実現しているというのは非常にポイント高いです。これによってnasneの
活用の幅はまた大きく広がることになるでしょう。
私自身もこれを機に わざわざ PS Vita を購入 してしまうほど、
この torne PS Vita に期待していたのですが、ここまで快適な挙動が
実現されているとは思いませんでした。正直、想像以上のデキです。
PSVita は残念ながら一般的な DLNA(DTCP-IP)クライアント としては
機能しませんので、他のAndroidタブレット端末などと比べるとどうか? 等の
比較はしにくいのですが、しかしこと nasne との連携を考える限りに於いては、
torne(トルネ) PS Vita は群を抜いています。
nasne と PSVita、どちらかしか持っていない方が、もう一方を普通に欲しく
なってしまう程度の破壊力があることは間違いありません。ちなみに
ちょっと錯覚しがちですが、PS Vita より nasneのほうがお安い のですよね。
それと、この torne PS Vita が出たことで、PS3本体がなくても
PSVita があればnasneを買う動機が生まれる、という側面も出てきました。
nasneにとってはこの torne PS Vita が更なる追い風になることでしょう。
2012/12/14 [updated : 2012/12/22 09:58]
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✔ torne(トルネ) PS Vita のレスポンスは期待以上! nasne との強力タッグを試す
やはり、こういう記事を読むと欲しくなってしまう。
>私自身もこれを機に わざわざ PS Vita を購入 してしまうほど、 この torne PS Vita に期待していたのですが、ここまで快適な挙動が 実現されているとは思いませんでした。正直、想像以上のデキです。
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