1台のXacti HD700でゴルフのラウンドをこうやって撮影する【実例】

2008/08/09

■2008/07/26 [Xacti HD700 で長時間撮影を考える - 外部バッテリ「My Battery Expert n」
Xacti HD700 で長時間撮影を考える - 外部バッテリ「My Battery Expert n」]
■2008/07/29 [デジカメ用外部バッテリはどうだ? 「My Battery Expert n」 写真館
デジカメ用外部バッテリはどうだ? 「My Battery Expert n」 写真館]
■2008/07/30 [続・デジカメ用外部バッテリはどうだ? 「My Battery Expert n」 HD700で連続撮影テスト
続・デジカメ用外部バッテリはどうだ? 「My Battery Expert n」 HD700で連続撮影テスト]
■2008/08/08 [Xacti HD700+外部バッテリでゴルフのラウンドをまるまる撮影してきました。
Xacti HD700+外部バッテリでゴルフのラウンドをまるまる撮影してきました。]
 
Xacti HD700 でゴルフのラウンドをまるまる撮影するプロジェクトに
ついての記事は今回でひとまず最終回です。最後はXactiとはあまり関係なく、
「ゴルフを撮影する」 ということについて、気が付いたことのメモ書きです。
 
まず、快晴の中でのラウンドでは、Xacti HD700 で困るようなシーンは
ほとんどありませんでした。室内撮影では結構明るい部屋でもノイズが
視認できてしまうXacti HD700ですが、野外ではこれといった問題はありません。
 
Xacti CG65などの9画素混合技術を持つXactiも魅力なのですが、
やはり野外ではあえてHDシリーズを持ち歩きたいところです。
 
 
さて、今回一番身に沁みて判ったのは、
 
 1台のカメラでゴルフラウンドを撮影することの困難さ
 
です。ちょっと考えてみるとわかりますが、ゴルフというのは基本的に、
「人間がショットするシーン」と「ボールが落下するシーン」
見どころです。そしてこの両者はほとんどの場合、全く別の場所になります。
 
ベストの撮影をしたいなら、2人のカメラマン を用意して、それぞれ、
「プレイヤーを撮影する人」と「落下予測地点で待っている人」に
分かれて行動するのが一番わかりやすいと思われます。
が、当然ながらこれを1人でこなすのは不可能ですし、
かといって2人も撮影要員を準備するのも現実的ではありません。
 
そうした中、ラウンド中にも一所懸命に試行錯誤を続けた結果、
1人で「無難な撮影」をするためのパターンというのがだいたいわかってきました。
 
 
■パターン1: ティー・ショット

ティーショットでは 落下地点の撮影を諦めます
ショットする人の真後ろにしゃがんで、見上げるようなアングルを作って
球筋をできるだけ追うようにします。ただし、実際には光と背景の色が
よほど良くない限り、カメラ内で球筋を追えることはほとんどありません。
 

 
落下地点で待つのはやめましょう。素人のゴルフでは特に、落下地点が
予測できるほどプレイヤーが巧くありません。また、プレイヤーより先に
いって至近距離でカメラを構えていると、大けがをする場合 があります。
 
 
■パターン2: パッティング

パッティングは一番 それらしい撮影ができる シチュエーションです。
基本的にはプレイヤーと向かい合ってホールを挟んだ位置から
パッティング・ラインを正面に取る形でカメラを構えます。
 

 
ティー・ショットでは下から見上げるように構えましたが、
パッティングでは逆に 若干上から カメラを構えます。
そうしないと ラインや距離 が判りづらいからです。
 
 
■パターン3: フェアウェイ・ショット

一番困るのがコレです。グリーンを狙うようなショットは
やはり 「グリーンに乗ったかどうか」 が一番気になります。
かといって、プレイヤーが打つところを映さないワケにもいきません。
 
結局一番良さそうな撮り方だったのは、中間地点よりややグリーン寄りで
小高い丘 になっているようなところを探して、そこからショット地点と
落下地点を両方追うようにする、という撮り方でした。
 

 
この際、カメラは飛行中のボールを追おうとしてはいけません。
というか、追えるはずがないので諦めます。ショットをする瞬間は
カメラの液晶モニタ内の映像ではなく、肉眼でプレイヤーを見ます
 
液晶モニタでは見失う球筋も、肉眼では追えますので、頑張れば
ショットの瞬間に落下地点を予測する ことができます。
その瞬間にカメラを「ビュンッ!」と振って落下地点で待ち構えるのです。
 
落下の瞬間をできるだけ綺麗に捉えるために、グリーンの脇で カメラを構える
ことも試してみたのですが、これは むしろ危険でした。現場に近ければ近いほど
落下予測を正確にしないと 直撃弾を喰らう 可能性が出てきます。実際、本当に
球を見失ってぶつかりそうになったので、グリーン脇に行くのは止めました。。。
 
 
実際に撮り終わった映像はOUT/INコースそれぞれ1時間強で、全部で
2時間ちょっとの映像になりましたが、プレイ後に本人達に見せると
自分のプレイを客観的に見るのが凄く面白かったらしく、非常に
興味深そうに観入って いました。あとで編集を加えて、スコア表示とか
「FOR BIRDIE」とかそういう文字も入れてまとめてみたいと思います。
 
スポーツのプレイ動画というのは、単なる「思い出ビデオ」という枠を
脱して 「観賞する面白さ」 を作ることのできるジャンルだと思います。
撮影するほうもなかなか面白かったです。


2008/08/09 [updated : 2008/08/09 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.22996   投稿者 : きーはち   2008年8月10日 11:49

いつもブログ見させて貰ってます。
普段何気に観ているゴルフ中継ですが、こうして実際録画した人のコメント見ると大変さが分かって面白いですね。
しかし暑い中の撮影、更に今後のビデオ編集と大変な労力ですね。管理人さんのマメさが分かるというか、本当お疲れ様です。

頑張れ~^^!



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