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2008/05/14 23:59 - 2008/05/14

ウォークマンは「シェア3割」? BCNランキングで見る「iPodとの2強時代」の中身

カテゴリ : 携プレMP3 タグ :

つい最近、こんな記事を見かけました。
 
■鈴木貴博のビジネスを考える目「ウォークマンがiPodを追い抜く日」
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/col/suzuki/124/
 
詳しくは元記事のほうをお読みいただくとして、おおまかにいうと、
 
ウォークマンAシリーズ を使ってみたが、
 ワンセグタイムシフト録画がすごく便利だ。
 ソニーのシェアが復活 してきているのもうなずける。」
 
というお話です。それ自体は別に何も疑問はなかったのですが、
2ページ目に出てくるこの部分だけ、ちょっとひっかかりました。
 
3年前にはポータブルメディアプレーヤーの市場シェアで10%台前半にまでに落ち込んだウォークマンだが、ソニーマーケテイングの発表によれば、昨年あたりから20%台後半のトレンドが定着し、現在では 30%にまでシェアが拡大 したという。

 圧倒的に強いといわれてきたiPod。シェアは相変わらず市場の5割を占め、圧倒的に強い状況に変化はないとはいえ、ソニーの巻き返しで 「2強時代再到来か?」 といわれるところまで風向きが変わってきた。

 その成長の一翼を担っているのが、僕が最近ワールドビジネスサテライトを見るために愛用しているワンセグビデオ搭載型のウォークマン(NW-A9シリーズ)なのである。
 
とのことです。
 
 『 携プレでソニーのシェアが30%になった! 2強時代だ! 』
 
以前ならともかく、昨今の携プレ市場の状況から言うと、「うそー!?」
突っぱねるほどのサプライズではありません。一応あってもおかしくない状況です。
ただ、この情報は一体どのあたりから飛び出してきたものなのか、
気になったので調べてみました。すると、、、
 
■MSN産経ニュース「携帯音楽プレーヤー寡占進む ソニー急伸、アップル加え8割超す」
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080212/biz0802121922004-n1.htm
■2/13 産経新聞「携帯音楽プレーヤー 2強寡占化、苦しむ他社」
http://www.sankei.co.jp/enak/2008/feb/kiji/13life_itune.html
調査会社のBCNによると、ソニーの携帯音楽プレーヤーの国内シェアは17年に13・9%にまで落ちたが、昨年12月は 28・8%と急速な回復をみせている。原動力は昨年春に投入した動画対応型の「A800」シリーズ。小型ながら精細な動画を再生でき、量販店でも売れ筋に躍り出た。加えてワンセグが視聴できる新シリーズも発売し、勢いを加速させている。
 
 
 ソースは BCN だっっっ!!! (腕まくり中)
 
 
ということで、BCNとあれば調べなければなりますまい(*゜ー゜)
早速ネットでいろいろ検索して調査をしてみました。
 
 
・・・ところが、
 
このニュース、BCN自体の プレスリリース にはどこにも残っていません。
かなり頑張って探したのですがダメでした。(もし発見されました方はご指摘ください)
こうなると真相は完全に闇の中ということになり、検証しようがありません。
 
 
そこで、ちょっと考え方を変えて、
 
 本日5/14時点のBCNランキング がソニー復活を暗示しているかどうか
 
という方向で調べてみることにしました。それがもし30%に遠く及ばなければ
前述の記載も怪しいというワケです。まぁそもそも「シェア」というのは
直近の新規販売台数だけ比べても仕方がなくて、数年前に買って使っている人も
含めた 「現在の利用率」 をアンケートか何かで調べなければ意味がないのですが、
そこは百歩譲って BCN風の新規販売台数での比較 をしてみます。
 
 
ソースは本日5/14のBCNランキングです。
 
■BCNランキング「携帯オーディオプレーヤー」
http://bcnranking.jp/category/subcategory_0004.html
 
このランキングはdailyで変わります。全部で80位まで 記載されています。
1位~10位までは「シェア」という数字(%)が載っているのですが、
11位~80位にはその記載がありません。しかし、それぞれの製品URLをクリック
してみると、1日のシェアではなく 週版のシェア はグラフで読み取ることができます。
 
ちょっと大雑把になってしまうのですが、5/14の1位~80位の製品について、
先週の週版の台数シェア(%)を元にして計算をしてみることにしましょう。
まとめるのがすごい大変だったので心してご覧ください(?)
 

 
ギョッとするランキングでしょう? 気になった点は以下の2つです。
 
 ・1位~14位までがすべてiPod で占められている
 ・上位53位まで アップルとソニーしか出てこない(!)
 
下のほうにわずかに gigabeat や D-snap が出てきますが、もはや無視して
よいレベルといえるでしょう。トップ10を全部iPodに占められている状態で
ソニーが「2強」を叫ぶことができるかどうかはわかりませんが、
もはや市場にアップルとソニーしかいない、というのは理解できます。
 
さて、以前のBCNの主張で、
 
「ソニーは カラーバリエーション で型番がバラバラになってるから
 型番別のランキング では上位に出てこない」
 
というお話がありました。ではまとめてみるとどうなるでしょうか?
まずはメーカごとの集計から。
 

 
こうなりました。台数別で アップルが54%、ソニーが26.7% です。
なお、金額換算にするともうちょっと差が広がります。
 
この数字はあくまで週版の新規販売台数のシェアであり、
毎週のように誤差というか上下すると考えれば 「市場の3割」
という話もあながちウソではないという見方ができるでしょう。
(冷静に考えると 1位と2位がダブルスコア なのですが、それはさておき)
 
では、ワンセグのAシリーズが牽引 しているのかという話について、
わたしは意地悪なので(笑) さらに深堀りしてみましょう。
シリーズ別のランキングです。
 

 
これはかなり面白い数字です。
 
まずソニーから。ソニーの売れ筋は EシリーズSシリーズ が半々で、
Aシリーズはあまり売れ行きが芳しくないように見えます。
 
ワンセグに魅力があって云々という話がありましたが、Aシリーズの中でも
ワンセグ視聴に対応しているのは A91xシリーズ だけで、A82xシリーズは対応していません。
A91xシリーズの シェアは2.6%、金額ベースでも3.9%にとどまっています。
台数でも値段が倍近くするiPod touchの半分です。
 
一方のアップルですが、圧倒的にnanoが売れている ことが見て取れます。
台数ベースでそれこそ市場の3割近くがnanoで占められている状態です。
 
shuffleは数は出ているものの、金額の足しにはあまりなっていません。
巷の話題ではtouchの華々しさが目に付きますが、実際にはオーソドックスな
classicがかなり健闘 していることがわかります。
 
そこで「ソニー3割」の中身ですが、こう紐解いてみましょう。
ソニーの中でもっとも台数を稼いでいるのは、
 
 ほぼ1万円ジャストの NW-E023 です。
 
Sシリーズについても1.3万円の NW-S615 が一番売れています。
これだけみると、ソニー復活の内訳は 低価格帯での踏ん張りにある ように見えます。
逆に、ソニーの製品で 2万円を超えるモノは軒並み苦戦 しているのがわかるでしょう。
 
2万円を超えるところには、そう、2.3万円の iPod nano がいます。
このnanoが非常に強力であり、ソニーがまったく手を出せないでいる一方、
shuffleはそれほどのカリスマはなく、むしろソニーの小型製品に
shuffleが蹂躙されている、というのが私の見解です。
 
さらに上の3万円近くクラスにはtouch、classicとAシリーズがいますが、
ここは強いて言えばclassicが善戦している程度で、総じて低調な動きを見せています。
 
これはあくまで推測ですが、shuffleがあまりにも隙を作ったがために、
 
 「1万円台で買いやすいソニー」「ちょっと奮発して2万円台のアップル」
 
という住み分けが出来つつあって、不況のあおりで2万円も3万円もする
携プレを買える人が減ってきたために、ソニーに追い風が吹いている
という考え方をしてみたらどうでしょうか?
あくまで推測の域を出ないのですが、一応つじつまは合いそうな気もします。
 
また、以前なら 「若年層はMD」 というような住み分けがありましたが、
その年代(中高生)ももはやMDということはありえないでしょうから、
結局は携プレを買い求めることになるでしょう。するとやはり
「1万円ぽっきりなら何とか買える」 という層が増えているという推測も成り立ちます。
(ただ、そういう層はもうケータイで音楽を聴くほうが主流でしょうが・・・)
 
A91xシリーズのワンセグ機能は、確かに便利は便利なのでしょう。
ただ多くの人々の購買能力は、まだその域には到達していないようです。
 
あるいは別の見方をすれば、大型プレイヤーへの興味が減って、
小型プレイヤーに需要が移ってきて いるのかもしれません。
このあたりは何とでも推測できますので、ちょっとこの数字だけでは何とも言えません。
 
 
ということで、かなり大掛かりな調査になりました。
ソニーの復活は為ったのか? シェア3割は本当なのか?
今回は皆さまの予想に反して(?) それなりに納得のいく数字 が出てきました。
(何度もいいますがあくまで直近の新規販売台数の比率ですのでお間違いなく)
 
こういう情報は定期的にウォッチして、その動きをしっかり見定めたいですね。

CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



投稿者 CK : 記事URL | 携プレMP3 | | 2008/05/14 23:59


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▼ コメント ▼

No.18948   投稿者 : zeroshiki   2008年5月15日 17:13

中学生ですが、周囲の友達もほぼipodを使ってます。


No.18951   投稿者 : MOCO   2008年5月16日 00:05

強力な販売チャンネルであるAppleStoreの販売台数が含まれていないように思われます。
実際にはもっとiPodとWMの差は大きいでしょう。
私のまわりにはWMを使っている人はいません。


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