GSR初音ミクAMGは「やり尽くした」結果の8位！SUPER GT 2019第5戦富士決勝

　
好天に恵まれた真夏の富士スピードウェイ、グリッドウォークの際に
4号車のグリッドに設置されていたのが、、、時計？！
時刻よりは温度にご注目ください。
　
なんと「43.0」度を指しています。
　
もちろん純粋な気温というわけではなく、直射日光と路面からの照り返しも
含めた気温になっているのではありますが、実際のコース上の状況は
そのくらい厳しいというのがこれで誰の目にも分かります。
　


　
しかしレース前のGSRの雰囲気は非常にやる気に満ちたものでした。
「今日は表彰台を期待してください」 というレース前の
安藝さんのコメントもあったとおり、予選9番手からでも全く勝負
できないことはない、やれるはずだ、という意欲に満ち溢れていました。

灼熱の富士500マイルレースがそろそろ始まります。
キロ表示で800キロの長距離戦です。応援よろしくお願いします！
#fightgsr pic.twitter.com/zL5gIw4Fn4

— 安藝 貴範 (@akitakanori) August 4, 2019

そしてレースがスタート！今回のこのレースは500マイル800km、5時間という
長丁場で、途中で4回のピットイン＆ドライバー交代が義務付けられています。
GSRは片岡さん、谷口さん、片岡さん、谷口さん、片岡さんという順で
ドライバー交代をしていきます。
　

　
スタートからしばらくは防戦の時間が続き、じわじわと11位くらいまで
順位を落としながらも耐えるレースを続けていきます。
しかし、同じところを走っていた7号車Vantageと同じく今日の4号車は
早め早めのピットインを仕掛けて勝負をしていきました。

4号車ピットイン、片岡さんから谷口さんに変わります。やはり今日は早め早めに動きますね。 #fightgsr #supergt pic.twitter.com/Nz7gmBE0Ik

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

GT300の周回数は160周くらい、これを5等分すると32周ということになりますが、
4号車初音ミクAMGは最初のピットインを早くも23周付近で実施してしまいます。

谷口さんは仰ったそうです。「スパ帰りの俺に富士はぬるい、俺は富士の中にスパを探す」と（安藝さん脚色）谷口さんはいま正に、己との勝負をしている、というのか？！ #fightgsr #supergt pic.twitter.com/jzDZ2MKC6j

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

ドライバーが谷口さんに代わると猛然とアタックを開始。この日のGSRは
アンダーカットをかなり意識していたようで、他の車より ワンテンポ早く
ピットインをして、その直後に猛烈にアタックをして前にでて塞ぐ、
ということを狙っていたようです。谷口さんは特にそのアタッカーとして
機能しており、ピットアウトした直後はかなり無理してタイヤを使ってでも
他の車がピットアウトしてくる前に差を逆転しておく、という動きをしていました。

2周してきたら完全に位置が入れ替わってるのおかしいでしょ！これで3位浮上！もう誰にも止められない谷口劇場！ This is サーキット・キング！ #fightgsr #supergt pic.twitter.com/fv8eQizglF

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

コース上でも久々に見られる4号車の オーバーテイク・ショー！
GSRファンは大興奮でこの状況を見守りました。今日は戦える！
　
60周付近で一度SC（セーフティカー）が導入され、その時点でピットを
済ませていた4号車は前回のタイ戦のような不利を受けることなく順調に
レースを進めていきます。また、100周前後で再びSCが入ったときも
ピットインを直前に済ませていました。
　
ただ、このピットインではターゲットとなる52号車埼玉トヨペット
マークXにはラップダウンを喫しており、その52号車を先頭にSCが
抑えたためにそれほどの恩恵を受けられなかったようです。
このあたりもタイミングの妙でレースの思惑は大きく動いていきます。
　
しかしここで再び谷口さんは、この状況を打開しようとピットアウト後の
猛プッシュを敢行。最速タイム を叩き出して再びGSRファンを沸かせてくれました。

谷口さんおかしいおかしい！（誉め言葉）明らかにここだけヨーロッパの風を感じる！ #fightgsr #supergt pic.twitter.com/hNEsfyFo3F

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

ところが、、、アンダーカット、すなわち他車より先に入ってピットアウトした
あとに無理してアタックして前に出てから塞ごうという目論見で動いていたものが
長丁場の後半ではほとんど効かなくなっていきます。
　
他の車はJAF勢は給油時間が短かったり、BS/ダンロップ勢は無交換を何度も
散りばめてきたりと、常に4輪交換フルサービスを強いられる4号車と比較すると
ピット時間が大幅に少ないケースが多く、アンダーカットを狙っても狙っても
前を押さえられない、という展開が続きました。
　

　
気づけば前にどんどん車が入ってくるという状況で苦しみながらも、
最後の最後で片岡さんが61号車SUBARU BRZを 意地でオーバーテイク して
見せましたが、最終的には8位でチェッカーを受けることとなりました。

5時間の長丁場もついにゴール！4号車グッドスマイル初音ミクAMGは最後の最後で片岡さんが61号車を交わして8位でチェッカーを受けました。谷口さん、片岡さん、スタッフの皆さま本当にお疲れさまでした。表彰台はかいま見るところまででしたが、、素晴らしいタフなレースを展開してくれました #fightgsr pic.twitter.com/Md3PYIWRno

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

今回の富士500マイルは、順位は8位でしたが色々見せ場があって非常に興奮しました。どんな状況でも食い下がって戦う姿はカッコいいですよね。正直ここまで風が吹いても厳しいのか・・という思いもあるものの、また次戦以降もGSRスピリット溢れるレースが見られることを期待したいと思います #fightgsr pic.twitter.com/e1fgCvwrZG

— CK＠デジモノに埋もれる日々 (@ckom) August 4, 2019

シリーズの状況から見ても、GSRのスタッフとしてはこの日は
「表彰台がマスト」 だという認識で一丸となって臨んだレースだったと
思います。そして何も不利はなく狙い通りのレースができての、「8位」。
　
非常に厳しいレースでしたが、それでも 素晴らしいチャレンジ を
見せてくれたことに、コース上で何度もオーバーテイクの瞬間を披露して
くれたレースに、ファンとしては深く感謝をしたいと思います。
　
シリーズ争いとしてはこれでかなり窮地に立たされましたが、残りはまだ3戦あります。
グッドスマイルレーシングが逆襲してくれることを期待しましょう。

マシンが帰ってきました。
500mileお疲れ様です。

（侍）#fightgsr #SuperGT pic.twitter.com/3hfwRfr6rZ

— GSR公式アカウント (@goodsmileracing) August 4, 2019

本日のＧＴは9位→8位でした。なかなか展開の激しいレースで正直もっと上でゴール出来ると思ったのに8位でした。終盤61号車とのバトルはなかなか抜けなかったけど最後は前に出られました。途中後ろから来た11号車も含め山内、平中選手とのバトルはとてもフェアでした。 pic.twitter.com/Ulq4mNub4l

— 片岡 龍也 (@TK_KATAOKA) August 4, 2019

ペース良かった。ピット作業にミスも無かった。車が速く走る為には悪くない戦略だったと思います。ただタイミングが悪かった。。
難しい。悔しい。
昨日みたいなレースの後はどっと疲れますね。
切り替えて次のレースに向けて今週もテスト！
暑い中の応援もありがとうございました！#fightgsr pic.twitter.com/k6JaJNBKPf

— 河野 駿佑・Shunsuke Kohno (@shun_1100) August 5, 2019

おつかー。ミク号最後沢山放送に映りましたｗ 他のチームもすごく強いドライバーが集まっているので勝つのは難しいですね pic.twitter.com/1EfA6bLNYM

— NYAXA (@nyaxa) August 4, 2019

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