iVDRアダプタに付いてくるカートリッジに注意。「iVDR」と「iVDR-S」と「REC-iN」
2012/09/26■2012/09/23 [nasneのデータを引っ張りだせ! ムーブインできる「iVDR-S」を使ってみた
nasneのデータを引っ張りだせ! ムーブインできる「iVDR-S」を使ってみた]
nasneのデータをiVDR-Sで吸い上げて 別のDTCP-IP move対応
レコーダにムーブするというお話をしたのですが、その時に購入した
セットはIO-DATAの 「RHDM-US/EX」 と日立の 「iS500」 でした。
これ、実はしっかりと下調べをせずに、ヨドバシの店頭で、
「iVDR-S・・」「iVDR-S・・」とうわごとを言いながら
見つけてきたものなのですが、そのときに隣に置いてあったのが
「RHDM-U500B」 という商品です。
■RHDMシリーズ | ポータブルハードディスク | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/hdd/portable/rhdm/
これ、一見同じiVDR-Sアダプタに見えますし、500GBのHDDカセットが
セットになっています。お値段もセットなりに安くなっているように
見えましたので、「ああ、こっちを買えばいいのかな」と思ってしまいがちです。
しかし、よくよく見てみると、東芝REGZAで使える、ということだけが
強調してあって、iVDR-Sといえば本家本元?の日立Woooで使えるという
記載がありません。ブランド名称も 「REC-iN」 となっていて、
目を凝らしても「iVDR-S」の文字は 見当たりません。
店頭でウンウン唸って悩んだ結果、結局わたしはアダプタのみの
「RHDM-US/EX」と、iVDR-Sカセットとしての「iS500」の2つの箱を取り、
レジに持って行ったのでした。
結論からいうとこれは正しかったようで、
「RHDM-U500B」は「REC-iN」ではあるが「iVDR-S」ではない
ということのようです。いや、もう少し整理していうと「REC-iN」は
「iVDR」ではあるが「iVDR-S」とは限らない、といったほうが良いでしょうか。
「iVDR」は形状としてのリムーバブルHDDの規格であり、それに SAFIA という
著作権保護規格を追加したメディアを「iVDR-S(iVDR-Secure)」と呼びます。
著作権保護されたデータをムーブするにはメディアがこの「iVDR-S」対応で
なければなりません。
一方、東芝REGZAに直つなぎして録画保存するだけを考えたとき、
一般のUSB-HDDを挿しても使えることからわかるとおり、メディア自体に
著作権保護規格は必要ありません。著作権保護のための暗号化は
REGZA本体側で行い、HDDはただのデータ記録媒体として扱われます。
「iVDR」というリムーバブルHDDカセットを使って東芝REGZA用の
「入れ替え可能な録画HDD」 を提供するのがこの「REC-iN」という
商品のコンセプトということになります。が、それはつまり「iVDR-S」として
他からムーブすることは全くできなくて当たり前ということでもあります。
「iVDR-S」を探している側から見ると、「REC-iN」は思わぬ罠!みたいに
みえてしまいますが、どちらかというと「REC-iN」は「iVDR」の規格に
忠実な純粋なリムーバブルHDDカートリッジだというだけの話であり、
「iVDR-S」のほうが特殊用途だという見方もできると思います。
とはいいつつ、実際にはiVDRの生きる道はテレビ番組録画メディア
としての性質が強かったこともあり、「iVDR-S」に対する需要は
「-S」なしよりも断然高まっているということもあり、IO-DATAの
ラインナップもその後に変遷していっています。
2010/03 RHDM-U500B iVDR-S非対応メディア付属
2011/10 RHDM-U500HVB iVDR-S対応メディア付属
2012/03 RHDM-U500HR iVDR-S対応メディア付属
iVDR-S自体はメディア(カートリッジ側)が対応しているかどうかですので、
アダプタ自体はどれでもiVDR-Sで使えるのですが、セット品として
付いてくる500GBのカートリッジは、2011/10発売のRHDM-U500HVBから
そもそもiVDR-S対応のものに置き換わっています。
RHDM-U500HVB と RHDM-U500HR は何が違うのか? といいますと、
付属の500GBカートリッジが「IVS-500」から「RMS-500」に変わっています。
前者は白い筐体で「iVDR-S」マークしかついていないのですが、
後者は黒い筐体で「iVDR-S」「REC-iN」 両方のマーク がついています。
推測ですが、筐体サイズとしてREC-iNとも互換を取って、REC-iNとしても
使えないこともないカートリッジになった、ということになるのでしょうか。
ただ、REC-iNとしてREGZAに直挿しした場合はiVDR-Sとしてではなく
単なるiVDR(リムーバブルHDD)として扱われるはずです。
いずれにせよ、本来の目的である nasne との連携を考えるなら、
アダプタはPCに挿して、iVDR-Sカートリッジを使わなければなりません。
したがって「RHDM-U500B」はダメですが、「RHDM-U500HVB」「RHDM-U500HR」
なら良い、ということになります。
■RMSシリーズ | ポータブルハードディスク | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/hdd/portable/rms/
ちなみにその両マークがついているカートリッジ「RMSシリーズ」には、
500GBの「RMS-500」と、1TBの「RMS-1.0」があります。ほかにも500GBが2個と
さらにアダプタもついてくる 「RMS-500X2.A」 というパックもあります。
いろいろこんがらがってしまうのですが、このあたりの規格をしっかりと
見定めて「iVDR-S」対応のカートリッジを間違えずに入手したいところです。
2012/09/26 [updated : 2012/10/02 12:20]
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▼ コメント ▼
No.32495 投稿者 : とおりすがり 2012年10月 2日 14:46
iVDR-sにREGZAで録画した物をPCで再生できるって訳じゃないんですね?
✔ iVDRアダプタに付いてくるカートリッジに注意。「iVDR」と「iVDR-S」と「REC-iN」
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