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個人ニュースサイトを巡回する「メガとんトラック」
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2006/09/18 23:59 - 2006/09/18

メーカと一般大衆との情報ホットライン - ニュースリリースと映像公開


日曜コラム(スライドして月曜コラム)です、こんばんは。
 
9/14、「Wii Preview」 という任天堂のイベントがありました。
待ちに待ったWiiの全容、発売日、そして価格が公になり、あちこちの
商用ニュースサイトから個人ブログまで一斉にこのニュースを伝えたことで、
この情報はとても多くの人に知れ渡りました。
 
■任天堂の新型ゲーム「Wii」、25,000円で12月2日発売
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15402.html
■Wiiのある新しい生活を提案――任天堂「Wii Preview」
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0609/14/news116.html
 
一方でこの「Wii Preview」、
 
 岩田社長の39分にも渡るキーノートスピーチ全映像が
 
任天堂のサイトで公開されています。ご覧になった方も多いでしょう。
 
■任天堂 - 2006.09.14 Wii Preview
http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/wii_preview/
 
39分は確かに長いですが、このプレゼンは必見です。
「伝言板」、「Myキャラクタ作成」、「写真ビュワー」などなど、
1つ1つは大したことが無いように見えるWiiの標準搭載ソフトが、
全体のコンセプトの中では確実にそれがある「べき」であるかのように
思えてしまう、そんな不思議なプレゼンテーションでした。
 
 
ここでWiiの話にも色々触れたいところではありますが、
それはひとまず置いておきましょう。今日の本題は、
その 全映像が任天堂から公開された という点のほうです。
 
私たちは今まで、ニュースを商用ニュースメディアからしか
受け取ることが出来ませんでした。また、ニュースを発表する
メーカの側も、商用ニュースメディアを通じてしか、その想いを
末端の多くのユーザまで届けることができませんでした。
 
そんな構図が、1995年のインターネット時代到来を皮切りにして、
 
 じわじわ、じわじわと変わってきている
 
のは皆さまもご存知の通りです。こうした変革は1年や2年で急激な変化を
起こすことは稀ですから、なかなかその変化を「実感」することは難しいのですが、
それが振り返ってみて10年、そう、10年以上経った今、
 
 「あぁ、確かに本当に変わってきたのだ」
 
と実感できるようになってきたと、私はそう思っています。
 
何が実感できるようになったのか?
 
それは、ニュースの発表元が、その証拠である 「一次ソース」を
自らの力でネットという盤面の上に乗せる行為 が定着した、
という変化です。
 
ニュースリリースを出すときに、メーカは商用ニュースサイトに向けて
リリース文を発します。時には商用ニュースサイトの記者を一同に集めて
記者会見を行います。しかし、その発表と同時に、メーカは必ず、
 
 自社サイトの上でもニュースリリース文を掲載
 
するようになりました。
「何を当たり前のことを」と仰る向きもあるかと思いますが、
10年前はこれが当たり前ではなかった のです。10年前の
ニュースリリースは、「商用ニュースメディアがどう伝えてくれるか」
が全てであり、メーカ側はその伝わり方に戦々恐々としたものでした。
 

 
それが今は違います。発表元の一次ソースは常に参照可能となり、
商用ニュースメディアが伝えるものは、「その解釈の仕方」が主となりました。
それは裏を返せば、「一次ソースを伝達する」という役割だけなら、本家である
情報発信元が自ら担えるようになってしまったから、という言い方もできます。
商用ニュースメディアの存在意義は、情報を「伝える」ことから転じて、
 
 情報を「増幅する」こと、情報を「解釈する」こと
 
に移り始めているのです。
 

 
上図の通り・・・・ええと、ブログスフィアの部分は置いておきましょう。
ポイントとなるのは、
 
 発信元と読者が常にダイレクトに繋がっている
 
という点です。私はブログでimpressやITmediaなどの商用ニュースサイトの
記事を引用してブログ記事を書くことが多いのですが、その際は必ず、
対応するメーカの ニュースリリース文 をチェックすることにしています。
ネットが普及して10年、このニュースリリースが確実にダイレクト発信できる
という環境が出来上がったことは、メーカにとっても大きな「保険」となるハズです。
 
そして、その最たるものが、上記「Wii Preview」の映像配信です。
 
『 多くの商用ニュースメディアが、色々な伝え方をするでしょうが、
 私たちは私たちで、その想いを直接みなさんにお伝えします。
 そして、どう解釈するかは、みなさんにお任せします ・・・』

 
私にはこの映像が、こう主張しているように感じました。
 
ただ、だからといって商用ニュースメディアが不要というワケでは全然ありません。
商用ニュースメディアは依然としてニュースバリューを 「増幅する」 という
強烈なパワーを持っていることに変わりはありません。ただ、それとは別にして
生メッセージを直接大衆に届けるという手段も、幾つかある有効な手段の1つとして、
確立されてきたということなのでしょう。
 
 
そうそう、生映像を無編集で公開することで、万が一恣意的な解釈をされたときの
担保とするという手法については、もっと身近な例がありましたね。そう、
先日の 梅田さんのイベント に於ける「映像公開自由」の宣言がそれでした。
 
■2006/09/02 [9/1 梅田望夫氏×吉岡弘隆氏「シリコンバレー精神」対談イベント動画アップ]
 
流し撮りビデオの全公開、というのは、それだけでソースとして強烈なモノです。
そして、そのソースが公開状態であることを認識した上で、もっと効率よく情報を
摂取するために、多くの人がまた 解釈情報(サマリ情報) を付け加えていきます。
多くの読者はそうした解釈情報(サマリ情報)しか参照しません。しかし、
何かにつけて疑問が生じたときには、私たちはいつでも、より生に近いソースに
あたることができる、、、そんな情報伝達スタイルが確立してくのかもしれません。


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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▼ はてなブックマークのコメント ▼

wacky 2006/09/19
インターネットによって変わった、ニュースの一次ソースとニュースメディアの関係。
fujikumo 2007/01/24
<それは、ニュースの発表元が、その証拠である 「一次ソース」を自らの力でネットという盤面の上に乗せる行為 が定着した、という変化です。>
kanose 2015/07/13
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▼ コメント ▼

No.4908   投稿者 : cach_o_oe   2006年9月30日 13:46

通りがかりのものです・・ 拝読して感じましたことを記させてください;

News Releaseも映像公開も、生へ近い情報とはいいがたいのではないでしょうか。

ある事象をどう伝えるか、どう伝わるか、といったところを腐心して事前セットされた情報ですから、従前のメディア報道と同じく、その真意や文脈を、他情報などとも関連・参照しながら考えていかねばならないものかと思っている次第です。

恐らく、1つ1つのエントリーをブログへ記していくときでさえ、自分の思いや考えを網羅的・客観的取り上げしていくことは難しい(or あえてそうしない)ものかと思います。
(ストーリーやインパクトを重視するがゆえ)

つながっているつもりでもやっぱりつながってない、ネットを介したつながりはやはり、幻想の部分をいくらか孕んでいる(これはface to faceでさえそうなのでしょう)、
そういった醒めた目も、あわせて必要なのではないか、そんなことを感じた次第です。


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