東プレREALFORCE、富士通メンブレン、ロジクール青軸メカニカル・・・キーボードの旅

2015/12/14


 
あまり事細かに記事にしていませんでしたが、私はことあるごとに
 
 キーボードを買い漁っては、「何かしっくりこない」といって
 
また次を衝動買いしてしまう、という病(?)に侵されています。
 
実は私には心のリファレンスとなるキーボードがあります。それは
今は亡き NECの純正キーボード「PK-KB」シリーズ です。

 
ずっとPC-9821を使い続けてきた私にとって、あのPK-KBシリーズは
どうしても忘れられないものでした。メンブレンなのに程よいクリック感、
それでいて不思議と指を動かす力が要らないフラット感、
単純に慣れなのかもしれませんが、私はずっとあのシリーズの
代わりになるものを探し続けているのです。
 
聞けばアレはミネベアのOEMだったらしいのですが、
ミネベアのメンブレンキーボードも今は絶版なのだそうで・・。
 

 
で、とにかく他社のキーボードをこれでもかと試して、
ついにここまで来たかというところまで来たのが今回。
ある方面では究極のキーボードと噂の高い 東プレの「REALFORCE」
型番は REALFORCE108US、静電容量方式の超軽量タッチ30g版です。
 
お値段が・・・店頭で買ったのでちゃんと記録していないのですが、
たしか 18,000円くらい したはずでございます((((゜Д゜;))))
 

 
触ってみての感想ですが、これは確かにメンブレンともメカニカルとも違う、
不思議な触り心地でした。静電容量方式は途中のクリック感がほとんどなく、
キーがすとーん!と指の重みだけで下がっていきます。その中でも特に
キー圧力が軽いという30g版 (通常は45g)ということもあって、
そのウリ文句通り羽根のように軽いキータッチは確かに新鮮です。
いくら打っても疲れないから業務用で愛用されている、というのも分かります。
 
しかし、最初はおおっと思ったものの、私としてはやはり追い求めていた
NEC製キーボードのタッチとは違うということと、もう1つ、
 
 キーが軽すぎて 指を置いただけで反応してしまう ことがある
 
という、よもやの事態が何度かありちょっと戸惑ったり。確かに至高の
一品ではあるのですが、私自身はこれで満たされるには至りませんでした。
 
 

 
ということで、REALFORCEすらも壁に立てかけておいて、次に探したのが
こちらです。富士通のキーボード「FKB8811-665」。ビックカメラで6,640円。
 
富士通には富士通で REALFORCE にすら対抗する「リベルタッチ」という
やはり2万円近くするキーボードのシリーズがあるのですが、
これはそこまでお高いものではありません。
 

 
REALFORCEのあとにこれを選んだのは、やはりキータッチの感触として、
メンブレンを欲した からです。これはその中でも店頭でちゃんと触って選んで、
かつてのNEC製キーボードに近い感触だということで買ってきたものになります。
 
結果としては、キータッチの感触だけでいえば、今もこのキーボードは
満点に近い点数 が上げられると思っています。それなりにクリック感が
ありながら重い感じはせず、何よりキーからキーへの指の移動時に
引っかかりにくいという点がかつてのPK-KBシリーズにそっくりです。
 
ついに長いキーボード難民の旅もこれで終焉か?!と思ったのですが、
ちょっと使い続けてみて 落とし穴 があることに気づきました。
 

 
このキーボード、幅が狭い分、変態レイアウトなのです。その中で
「DEL」の位置カーソルキーの位置、この2つは致命的でした。
 
DELは非常に利用頻度の高いキーなのですが、それがFnキーと同じ最上段、
そしてEnterよりも右という絶望的な位置にあってまともに押せません。
 
そこで苦肉の策として1つ下にある NumLock キーと入れ替えたりもしてみたのですが、
DELキーって一般的なフルキーボードの場合だと、DELの下には何もない
位置にくるのですよね。DEL扱いの NumLock のすぐ下にまた「7」キーが
あると、これを間違って押してしまう確率が非常に高まります。
 
カーソルキーも同様で、位置的に変態的な箇所であることもさることながら、
左右の「Ctrl」と「0」が非常に邪魔で、何度も誤タッチを 引き起こしました。
ここまで来て何とも惜しい・・・と未練が非常に多いのですが、
まだここで終着駅というワケにはいかないようです。
 
 

 
そのあと買ってきたのがこちら。logicool G710+Blue です。
ビックカメラで・・ええと、17,750円。・・・もう金銭感覚が危ない。
 

 
これは非常にイカついヘヴィーゲーマー用のキーボードです。
メンブレンではなくメカニカル、しかも天下のカチャカチャマニア御用達の
「青軸」版 です。一般的にはタッチがソフトな茶軸のほうが主流ですよね。
 


 
ゲーマー御用達という理由はいくつかありますが、まず左サイドに自由に
アサインできる用のキーが6個あって、それを上部のモードキーで3パターン
切り替えられるため18種類の自由キーを作れたりします。そして右上には
音量調節ローラーがあったり、メディア再生制御用の専用ボタンもあります。
 
さらに全キートップが バックライト で光るのですが、これを4段階の明るさに
調節できたり、「A」「S」「W」「D」と「←」「↓」「↑」「→」だけ
キーの色が変わっていると同時にそこだけバックライトを別の明るさにしたり
することもできます。(もちろんバックライトを消すこともできます)
 
そんな感じでゲーマーがコテコテと調節するにはうってつけのキーボード・・・
なのだと思いますが、思いますが、正直そこは私にとってはあまり関係がなく、
単純にテキスト入力時のキーの打ち心地だけが興味の対象です。
 

 
ちなみに、以前から何度か言及しているとおり、私は「変換」キーを漢字変換の
トグルに割り当てている関係上、これが右手親指で楽に押せるように「J」のすぐ下に
来てくれていないレイアウトは、それだけでもちょっと苦手です・・・。
まあ、でも店頭でちょっと触ってみて好感触だったから買ってみたわけですし、
トータルとして悪い点が多いわけではありません。

さて、実際に打ってみたところをビデオに撮ってみました。
というのはこの「カチャカチャ音」を録画したかったからですw
 
ここだけでみると、打っている本人は非常に気持ち良い です( ・∀・)
気分は地獄のミサワの 「カチャカチャっ、ターン!」 みたいな感じですよ。
(でもこれオフィスで使ったら相当に顰蹙ものでしょうね・・汗)
 
ただ、最初のうちは好感触だと思っていたのですが、長い間使っていると
やはり微妙な違和感が残ることに気づきました。ほかのキーボードでも
良いキーボードと言われるものはみんなそうなのですが、キーストロークが
しっかりしているぶん、指を動かそうとするときにいま押下しているキーの
横のキーに指が当たって妨げられることが何度かありました。
 
これはもうクセとしか言いようがないのですが、前述のNEC製PK-KBシリーズの
キーボードは、キーを押したあとの移動で指が引っ掛かる
ことがほとんどありませんでした。おそらくキー自体がちょっと浅くて丸みを
持っていていたからだと思います。このG710+Blueはむしろオーソドックスな
高さの角型キーですので、PK-KBシリーズのクセで横着して指を動かすと
引っかかることがあるのでした。
 
こうなるとちょっと言いがかりっぽい感じもしてくるのですが、キーボード
なんていうものは、そうはいっても 「個人の感触」 に合うかどうかが全て。
多くの人にとって最強のキーボードが、自分にとっても最強とは限らないのが
この世界です。出会ったキーボードの中で一番フィットするものを使いつつ、
また新たな出会いを求めて買い足してしまう日々が続くのでしょう。
 
 

 
今更ながら、先ほどの富士通のキーボードのキートップをいくつか剥いでしまえば
誤魔化せるのでは・・と思いついたのですが、それも何かちょっと・・・。
 
この先は、至高のメンブレンと噂高い富士通の「リベルタッチ」に踏み込むか、
それとも・・・ PK-KBシリーズの中古出品 が無いか漁ってみるという手も
考えてはいるのですが、果たしてそうそう良品があるかどうか・・・。
そうこうしているうちに部屋には大量のキーボード在庫が積みあがっていきます。


2015/12/14 [updated : 2015/12/14 02:21]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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