NEC製キーボード「SG-26800-2VC」を中古で購入して徹底的にクリーニング!

2015/12/29


 
前回の記事で東プレREALFORCE、ロジクールG710+Blueと2万円近くする
高価なキーボードを試して、結局また「しっくりこない」のひと言で
 
 「もうちょっとこう「ガッ」とくる感じでさぁ!」
 
みたいな曖昧な違和感のために苦労が続くことになったのですが、
今回は遂に最終手段に出ました。中古でNECキーボードを入手したのです。

 
■2015/12/14 [東プレREALFORCE、富士通メンブレン、ロジクール青軸メカニカル・・・キーボードの旅
東プレREALFORCE、富士通メンブレン、ロジクール青軸メカニカル・・・キーボードの旅]
実は私には心のリファレンスとなるキーボードがあります。それは
今は亡き NECの純正キーボード「PK-KB」シリーズ です。


 
私の心のリファレンスキーボード、NECのPK-KBシリーズ。
Amazonマケプレで 1,980円 で中古が出ていたので、
わらにもすがる気持ちで注文しました。
 
これは PK-KB010 という、スペースバーが小さいタイプ。
このスペースバーが短いタイプは、その横の「変換キー」が
「J」キーの真下にくるので非常に好みです。
 

 
正式な型番は SG-26800-2VC となるようです。
EXPRESSサーバのキーボードでも採用されていたのですね。
 

 
以前から色々なキーボードで、「タッチは良いのだけど何か違和感が・・」
と言っていた原因はだいたいこの部分になります。これはG710+Blueとの比較。
 
Fnキー列を除くメインとなる5段のキーのうちの最上段、数字キーなどが
ある列と、その下の「QWERTY」キーがある列の間に、段差がはっきりと
あるものが多いのですが、このNEC SG-26800-2VCはご覧のとおりここが
非常に滑らかな曲線で繋がっていて段差が ほとんどありません
 
このため、上のほうのキーを打つときも指をそれほど上げなくても
移動で引っかかることがないのです。

ということで試し打ちをしてみましたが、
 
 これ! これですよ!!
 
という感じで、もう故郷に帰ってきたかのような心地よさでした。
これが「最強のキーボード」なんていうつもりはモチロンありませんが、
私の手に一番馴染んだキーボードであることはどうやら間違いなさそうです。
 
長らくこのNEC PK-KBシリーズの代わりを探す、という旅を続けてきましたが、
結局はこうして、PK-KBシリーズの中古にたどり着きました。
もしこれが壊れたらどうするんでしょうね・・・いつかは中古だって
見かけなくなってしまいますよね・・・と思うと不安ではあるのですが、
とりあえずはこのキーボードをできるだけ長く使い続けようと思っています。
 
 
・・・さて。
 

 
ここから第二幕です。その貴重なNEC PK-KBシリーズを手に入れて
嬉しいのではありますが、よくよく見るとこれが 非常に汚い。
 
実はわたし、中古のキーボードというのは初めて入手したものでして、
そりゃあ直に手で触れ続けるキーボードという製品の性質上、汚くなるのは
当たり前ですし、自分が長く使い続けてきたキーボードだってそれはもう
汚いものなのですが、やっぱり誰とも知らない赤の他人が汚したもの、
というのはちょっと気になってしまうのであります。
 

 
ということで、ここはちょっと腕まくりをして、
 
 キーボードを掃除しよう!
 
と思い立ちました。用意したものは左からブラシと、キートップはずしの
機器が2つと、食器洗い用の中性洗剤。ただ、結論からいうとブラシは全く
使いませんでした。ブラシはキートップを外さない程度の軽い掃除用ですね。
 

 
最初に使ったのがこちら、サンワサプライ TK-013 というキートップ引き抜き器具、
・・・なのですが、これはちょっと難がありました。キートップに挿しこんで
爪になっている部分が引っ掛かって抜ける・・・はずなのですが、どうもこの
キーボードとは相性が悪いのか、爪がちゃんと引っかからなくてスコンっ!と
器具だけ すっぽぬけて しまうのです。両側から一所懸命力を入れて挟み込んでもダメでした。
 

 
そこでもう1つ買っておいたのが FILCO KeyPuller という器具。
 

 
これは針金状になっている部分でキートップを斜めにひっ掛けて上に抜く
もので、こちらは非常に楽々とキートップを外すことができました。
せいぜい500円程度のものですので一家に1つあるとつぶしが効くかもしれません。
 
っと・・・ちらっと見えた部分だけで ギョッとした 方もいらっしゃるかもしれませんが、
 


 
長く使い続けたキーボードの中というのは本当に汚いです。
茶色くなっている部分はおそらく何かをこぼした跡だと思います。
 
 そして何よりイヤなのが、髪の毛が普通に混じっていることです。
 
前述したとおり、自分で使い続けていてもこのくらい汚れはするものですし、
髪の毛だって入ってしまうと思うのですよ。でも、赤の他人の髪の毛が入った
キーボードでずっと作業するのはやっぱりイヤなのです。
 

 
ということで、キートップを全部引っこ抜いた SG-26800-2VC、
ここから綺麗にしていきましょう。
 

 
用意したものは、どこかからもらってきた ウェットティッシュ と、
割り箸の先をカッターで削って尖らせたもの。
 

 
これでもうひたすらグリグリとこすって綺麗にしていきます。
やっていることは単純ですが、結構根気が要ります。
 

 
全ての汚れが取れるまで延々とグリグリして約1時間・・・。
ようやくここまで綺麗になりました。
 

 
一方、外したキートップのほうも綺麗にしていかないといけません。
 

 
バケツに放り込んで、、、
 

 
こちらが今回用意した食器洗い用の 中性洗剤
酸性やアルカリ性などの強いものは避けないと、
キーの印字が消えてしまうことがあるそうですのでご注意ください。
 

 
余談ですが、これをわざわざ注文したのは 「ローズヒップ」の香りw
「キートップはずしちゃいますわよー!!」(ガルパンネタ)
 

 
泡立てて、ワシワシと洗っていきましょう。
適当に数分くらい洗ったら、あとは数十分くらい浸けたままにしてみます。
 

 
しばらくしたら水でゆすいで、タオルで表面をふき取っていきます。
 

 
しかし裏面の差込部分などは入り組んだ構造になっていて、水が入るとなかなか
抜けないので、とりあえず エアダスター でめぼしい水分は吹き飛ばします。
 

 
それでも湿った状態は残るため、あとはひたすら 自然乾燥 させます。
下向きににして水分を流れ出させたり、逆に上向きにして蒸発させたり、
まぁ2~3時間くらいは置いておいても良いのではないでしょうか。
 

 
乾燥が終わったら、元通りキートップをはめこんで出来上がりです。
 
キートップの並び順は、覚えているようで案外覚えていないことが多いので、
あらかじめ分解する前に デジカメで写真を撮って おくことをおススメします。
はじっこのほうのキーの並びを意外と覚えていないのですよ(PAGE UP/DOWNとか)
 
これでキーボードのクリーニングは全て完了です!
中古のキーボードは中に溜まった汚れがどうしても気になってそのまま使うのは
抵抗感があったのですが、こうして一度徹底的に洗ってしまえば安心ですね。
 
念願のNEC PK-KBシリーズ、大事に使っていきたいと思います(`・ω・´)g


2015/12/29 [updated : 2015/12/29 05:23]


この記事を書いたのは・・・。
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ckom 2015/12/29
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No.78741   投稿者 : chiwawa   2016年7月 9日 15:00

こんにちわ。いまさらなんですが、過去記事を読んでいて気になったので情報共有を。

仕事で長年調達している EPSON Endeavor シリーズのキーボードが昨年くらいにモデルチェンジし、新しいモデルがまさしく「メンブレンなのに程よいクリック感」にマッチしているように思います。

キートップは梨地、印字方式はちょっと不明です。また、この記事で言及されている、いわゆるステップスカルプチャ具合については綺麗なカーブ形状にはなっていないかもしれません。

以下の型番のもので単品売りはしていないようなのですが、オークションで新品1000~2000円ほどで出品されています。

KUH0519 (クリーム)
SK-5515 (グレー、こちらは現物さわったことないです)

品名「109 USBキーボード(USBハブ機能付き)」としてBTOで選択可能なオプションです
http://shop.epson.jp/pc/desktop/pro8100/option/
http://shop.epson.jp/pc/option_inc/07_input/images/109_usb.jpg

いずれも旧モデルと新モデルの間で型番が更新されているかはわからないので、入手してみたら旧モデルということがあるかもしれません(旧モデルはクリック感がなくグニャグニャです)

個人的な利用ではメインがHHK Proと、ゲーム用にMajestouch 2 Tenkeyless 赤軸なのですが、もしUS配列テンキーレスモデルがあれば一本は持っておきたいと思わせるメンブレンキーボードです。

以上ご参考になれば幸いw



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