最終ラップでまさかの「ガス欠」？！リタイヤ。初音ミクBMW SUPERGT第3戦

　

　
これが見事に大当たりし、前半にタイヤをセーブしていたこともあって
9番手まで落としていた順位は、ピットアウト後には一気に3番手まで
ジャンプアップ！ さらに1台を抜いて2位に上がります。
終盤タイヤが厳しいのは間違いないのですが、それほど酷い悪化は見られず、
誰もが上々の結果 「2位」 を確信していました。
　

　
ところが、最終ラップになって0号車は 突然の失速・・・。
　
Jsports4ではその様子は全く分からず、twitterで 「エンジンが吹けない！」
というレポートがあり、順位が次々に落ちていって最後にはストップする
様子が伝えられただけでした。暫くしてようやくTVモニタに移ったのは
あと半周を走ることができずゴールすることなく牽引された0号車の姿でした。
　

　
レース後の谷口さんのインタビューでは 「ガス欠」 と伝えられました。
　
GT300クラスの車の燃料メーターはそこまで正確なものではない
らしいのですが、それでも燃料消費量の計算はかなり緻密に
やられています。チームとしても「止まるくらいなら2つ3つ順位を
落としてでも完走する」ほうを選びたいと思っていたでしょう。
そう簡単に止まるか止まらないかギリギリの選択をするとも思えません。
　
実は前日の予選でも、一部のコーナーで 燃料タンク内の偏り が出て
ちゃんと吹けない、というトラブルの報告があったりもしました。
もしかすると最終ラップを走りきるだけの燃料は残していたのに、
そうしたトラブルが最後にちょっとだけ出てしまったのかもしれません。
　
いずれにせよ、トップハンデで2位の15ポイントを取っていればチャンピオン
シップでは大躍進だっただけに、これは本当に悔しい結果となりました。
　
しかし、ランキングトップは911ポルシェに譲ったものの、3戦終わった段階で
まだ 2ポイント差の2位 です。今回の0ポイントが痛いことには変わりありませんが、
今回の作戦がそうであったように、逆風でも何とか活路を見出すことができるのが
ダブルエース体制の0号車の強みです。第4戦以降にも期待しましょう。
　
一方の4号車は最終ラップまで11位を走行しており、この0号車のリタイヤによって
繰り上がって 10位入賞、今季初のポイントゲットをするという、何とも
複雑な状況となりました。しかし、まぎれもなく今期最高位であり、目標である
ポイントゲットができたのは両ドライバーの堅実な走りがあってこそです。
チーム全体としては複雑な状況だとは思いますが、ファンとしては素直に
おめでとうございます！という思いを伝えたいと思います。こちらも
次回以降はさらに上位を狙ってくれることを期待したいところです。
　
次回のSUPER GT第4戦菅生はちょっと間が空いて7/28～7/29、
もちろん「J SPORTS 4」で放送予定です。

「デジモノに埋もれる日々」と「コミックダッシュ！」は
GSR初音ミクBMWプロジェクトを応援しています！