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ariam のコミックレビュー(感想ノート)
第2幕をはじめますよ,という兆しが読み取れる作品(色々な意味で)。 語り部が語り部なのに,語り口がやたら軽いなあとと違和感を抱いていたのですが,読み進めていくうちに妙に納得をさせられる作品だとおもいます。…というのはやっぱり嘘で,どうにも語り部に馴染めず,腑に落ちないまま読了したので評価を1つ下げています。 ただし,いつも通り(とはいかないかもしれないですが)面白いので4としております。 |
わりと多読症で飽きっぽい私ですが,この本は出版されて即買ってから少なくとも3回は読みかえしています。してやられたっ!ありがとう!というのが読後の感想です(な何を言っているかわからねーとおもうがry) p.231のさいごの台詞なんかは,本田せんせい何時私の心の声を文章になされたんですか!と驚愕しました。おすすめの評価5! |
不覚にも「おっ,良くなったんじゃない?」と思ってしまいました(不覚に良く思うとはこれいかに)。3巻の頃の雰囲気と台詞が戻ってきたな!と喜んだものの,またわけのわからないことになりそうな毒電波がゆんゆん放たれていてぬかよろこびになりそうなので評価4と様子見にしています。 |
ほのかに漂う「うすた」臭がツボです。けれどハイセンスというわけでもなく,脱力(おつむ)ゆるゆる系4コマなので安心して何度も読めます。私は最低週1よむくらいすきです。ごろごろしながらクスリと笑いたい方に最適な1冊。 待望の2巻が出るとのことで全私が歓喜。 |
ボーイミーツガールのかるーい感じがあんまりなくて,かわりに「セカイ」系のずっしり感のほうが勝っちゃっててバランスが悪いかもしれません。だけど良作にはちがいない。 とくに,アングラな演劇みたことあるひとはぜひ読んで欲しいです! そうそう,こんな感じなんだよなとおもいながら読めるはず! ただし個人的にイラストが好みでないのです…。 |
ばかっぷるがかきたいのか,変態えろちっくなのがかきたいのか,ボーイミーツガールがかきたいのか,青春群像がかきたいのか,よくわからない。どれも中途半端で宙ぶらりんなかんじでした。かなり甘く見積もって評価3としました。 |
典型的なさいきんのライトノベルっぽい展開とお話になりました。 面白いのですが,おはなしをよみおえたー,っていう達成感みたいな気分はあまり味わえないかもしれません。1~3巻は訓話めいた要素が強くてすきだったのですが,4巻あたりからその要素が薄れてきていて,わたしはすこし悲しい。 |
発売当初に買ったのだけれど,更新し忘れてた。 著者の他作品とのクロスオーバーが面白い。けれど,ほかの探偵モノと比べても,著者の他作品と比べても,キレがないように感じた。 頑張って意外性を出そうとしているところはうかがえたし,『小規模な奇跡』みたいな路線を狙ったであろうこともうかがえたけれど,それらのすべてが全体の構成やストーリーに冗長さや間延びした印象を与えてるきがした。 そんなわけで3点。 |
Amazonで評価が高かったので購入。けれど,あんまり好みでなかったので星3。 キャラクターの魅力もそれなり,メタ発言が多いのも他作品に比べて秀でていない,全体のストーリー構成のメリハリもない。 メタメタな会話にクスリと笑うこともあったけれど,著者が結局なにを書きたかったのかいまいち掴めないものだから,読後感がしっくりもすっきりもしなくて寂しい読書となった。 |
とても素敵な作品です。冒頭から物語へ引きずり込んでくれるような作品を嗜好しているわたしのツボをついてくれるものでした。 2度、3度読んでも面白い構成で、むしろ、2度目、3度目のほうがより楽しめる作品になっていると思います。読了して冒頭に戻ると「やられた!」という感情を抱く作品。 |
最近再読して、著者の意図がみえてちょっとがっかりしました。 キャラクター自体はいかにも「ライトノベル」で、キャラクター同士の掛け合いがすごく楽しいのですが、表現しようとしていることが「文学部」的な概念の講釈などであり、「人が死ぬ」ということにたいするリアルさ・奥行き、そして配慮に欠ける作品のように思え、なんだか憤りにちかい感情を抱きました。 |
いままでのドタバタ感から一転、リアルさに心を抉られる作品だと感じました。それはたとえば、宮部みゆきさんの作品だとか、恩田陸さんの『球形の季節』が想起される類のリアルさで、身につまされる思いで読了しました。 かとおもえば、言い回しや、描写、見せ方、あるいは魅せ方が、よりいっそうユーモラスになっており、読み進める中で、竹宮さんの底知れない実力をひしひしと感じました。 |
上海アリス幻樂団の東方Projectにかんする書籍です。設定資料集としても、読み物としても、ことによると豆知識としても楽しめる作品だと思います。けれど、東方Projectの世界を知らない人に胸を張って推薦できるほど、本書に「入門書」的な要素はありませんのでご注意下さい。神主ZUNさんが書き下ろした幺樂団の新作CD(Chiptune)付きなところが、ファンにはたまらなく嬉しいです。 |
いきなり文語体の文章なので、入り込みづらかったり、とっつきにくかったりする印象を与えがちですが、浸かってみるとすごく面白かったりします。ただ、続巻があまりオススメできないだけに、大プッシュとはいきませんが……。 |
「噛みまみた」などのハイクオリティなギャグセンスには、相変わらず脱帽しました。読んだ当時は「怪奇にもう少し深さというかシリアスさを添えて欲しかった」とか書きましたが、これはこれでありなんだろうなあといまにして思います。 続編である傷物語を読まないと、読者はなんとかく宙ぶらりんな気持ちで読了せざるをえないだろうなあと思いました。 |
蒐集家が幸い(災い?)して購入しました。西尾維新という作家さんの素顔に少しでも迫れるようなものであるような気がしました。たぶん。 暇潰しに辞書をひく感覚で読むことも、裏資料設定集として読むことも、あるいはふつうの読み物として読むこともできるんじゃないかなと思いました。 |
相変わらず、西尾さんの日本語へのこだわりがうかがえる作品です。上巻ということもあり、推理小説というよりもキャラクターの駆け引きを楽しむライトノベルとして読むのがいいかもしれません。シリーズ第二部の開幕を告げる作品らしく、読み手を引き込む構成になっています。 |
第二十三回メフィスト賞受賞作品で、「戯言シリーズ」第一作目です。推理小説としても、ライトノベルとしても、読み応えのある作品だと思います。 いろんな意味で「維新さん若いなあ」と感じる作品であると思います。 |
「世界は美しくなんか、ない」というキャッチフレーズに惹かれて購入しました。ライトノベルなるものをはじめて手に取るきっかけになった本です。 王ドロボウJINGにも通じるような、シュールともいえる世界観がなんともいえず素敵です。 ただし、巻を追うごとにだんだん展開のマンネリを感じたり、話の底が浅く感じられるものが多くなってくるので、シリーズとしてはそこまでおすすめできないかもしれません。 |
スクールランブルの世界観や設定の裏話として読むといいかもしれません。張り巡らされた伏線の解決篇でもあるのですけれど、一部設定と矛盾している箇所があります。 小説としては、非常にお粗末で残念なものであります。 |
新伝奇ムーブメントで有名な奈須きのこ氏の「D.D.D」、西尾維新の「新本格魔法少女りすか」「零崎軋識の人間ノック」など、十分な読み応えを提供してくれるノベルスマガジンです。 D.D.D.がBox版とは少し違ったり、挿絵が素敵だったりします。 |
琴吹さんがとてもいい娘であることを再認識する巻であると思います。 元ネタを読んだことがあるのですが、元ネタ含め、あの形がほんとうに美しいのか、未だわかりません。美しいとかんじるものはひとそれぞれ違うと思いますが、ことによるとその「美しいもの」のなかに、「美しいと思っていたいもの」もあるのかもしれないなあと思いました。 |
一話目だからなのかわからないのですが、あまり物語にのめりこめませんでした。とくに問題は、設定がイマひとつなところかなあと思います。視点を変えて時代活劇にしたのは斬新ですが、時代モノが持つ特有の重厚さが感じられず少々残念でした。 |
「トークでのうまい切り返し方を学ぼう!」という内容です。……あれ? 経済については、たぶん4巻より期待してもいいと思いますが、今後はホロのキャラクター小説路線でいこうという真意が見え隠れしているので、やっぱり過度な期待は禁物だと思います。4巻に比べたら純粋に楽しめる作品になっていると思います。 |
文章は相変わらず巧いのですが、「黄門様の印籠」に目をつぶれるか否かで評価が割れるかもなあと感じました。展開や構成がマンネリ化してきて、さらに経済の内容も殆ど生かされなくなりつつあるので、個人的にかなり残念でした。 前巻にてホロの魅力を前面に出したことで、キャラクター小説としての地位を確立したような気がします。あれ、経済を知れる魅力は……? |
他のライトノベルと比べてもすっきりと読めるところが魅力かなと改めて思いました。 経済要素は、前巻より濃くなっていますが、過度な期待はしないほうがいいかもしれません。ただ、物語の幕引きが前巻以上に強引に感じられました。「黄門様の印籠」なのがちょっと残念です。 けれどやっぱりホロのキャラクター小説として読むと面白いなあと思いました。 |
支倉凍砂さんの文章はすっきり読みやすくかつ巧妙で、物語にどんどん没頭することができました。読者を読み進めさせる力があるなあ、と感じました。 アマゾンレビューに「経済について知ることができる」と書かれていますが、あまり参考にならないかもしれません。むしろホロというキャラクター小説として読むと面白いのかもしれません。 |
かけあいの面白さは戯言シリーズの春日井春日さんといーちゃんを彷彿とさせます。しかし、果たしてミステリなのか若干疑問に感じました。けれど他の方がミステリだと言っているので、ミステリなんだろうと思うことにしました。娯楽としてそれなりに楽しめたのですが、なんだか腑に落ちない作品でした。 |
ストーリー、表現など含めて、随分面白くなりました。お約束のあの人視点のお話も素敵でした。臨場感なども出てきていて、見事に期待に応えていただいた感じとなりました。ここまで買い続けてよかったなあと思います。 |
前巻同様、わりと面白い作品に仕上がっていると思いますが、「男性が書いたライトノベル」というところも同様でした。描写についても、なんだかどことなく荒削りな印象を受けるのが、前巻同様少し残念でした。 しかし、やはりキャラクターと世界観などの設定と雰囲気がとても魅力的ですので、それらを是非堪能して頂きたいなと思います。 |
日本語に対するこだわりを間引きした西尾維新の初期作品です。……嘘だけど。 ちらと読んだところ、言葉遊びが楽しそうだったので娯楽用にと購入したのですが、知らぬ間にミステリ・テイストになっていくストーリーが案外楽しめました。 けれど、西尾維新さんのファンは少なからず憤りを覚えるのだろうなあと感じました。 |