連投メモ：VTuberが所属を離れるときに「持ち越せる」ものは何かというお話など [tw:2022/05/02]

「VTuberと所属ライバー」というのは「芸能事務所とタレント」という関係に極めて近いものがありますが、その所属との関係を「離れる」ことにしたとき、人間のタレントのケースと違って、容姿・設定の部分は「制作された資産」なのでタレントの移籍とは全然違う事情になり

(tweet:ckom:2022-05-02 10:00:40) 　
それは筋ではあるので、よほど幸運な「（金額面も含めた）移籍交渉」が成立しない限りは、その容姿・設定のまま移籍をするというのは難しい、そこはある意味覚悟の上ではあると思うのですが、ただ、「△△年～△△年まで〇〇として活動」を名乗ることもできない、というのは非常に大きな問題になり
(tweet:ckom:2022-05-02 10:05:17) 　
先のRTでも仰られていた通り、それはある意味、人生のある時期丸ごとのキャリアが「1つの事務所」（キャラクタ制作を担当した会社）と心中することになる、のを意味するのですよね。それが長くなれば長くなるほど、「離れたら何もなくなるぞ」という状態になり、不均等な勾配を形作っていくという・・
(tweet:ckom:2022-05-02 10:10:36) 　
事務所側からあえて変える力学は作用しないと思いますので、これはVTuber側から「勝ち取る」ことでしか変わらないのかな、とも思ったのであえて「勝ち取る」という言葉を使ったりしました。例えばですが、「経歴に書くことは認める」「ただし宣伝文句に使うことを禁ずる」みたいな落としどころとか。
(tweet:ckom:2022-05-02 10:14:31) 　
「元〇〇」を宣伝も含めて無制限に許容してしまうとそれはそれで「登録者××万人のあの〇〇が新天地で△△として鮮烈デビュー！」「元〇〇の△△がこのあと登場！」みたいなのを延々やられてしまうとそれはそれで元所属が投資したものを逆にダシに使われてしまう形になるのでそこはバランスというか
(tweet:ckom:2022-05-02 10:34:19) 　
本当は「容姿設定その他のIPの部分」も含めて「本人」のモノとして管理して移籍できたら良いのですが、それはそこに掛けてきた投資費用が大きすぎるので難しいですよね・・ただ、元所属側としてもその後そのIPは使えるのかといったら結局「死蔵」するだけになるので、考える「余地」は残っていますが
(tweet:ckom:2022-05-02 10:40:43) 　
他の業種でいうと、たとえば「漫画家」は、ご自身が書いた漫画そのものの権利は常に漫画家ご本人に属する形で、その出版の権利を出版社と契約しているという形になりますね。「ミュージシャン」だと楽曲の制作はレコード会社がコミットしているので、グループを離れたら楽曲は置いていくことになります
(tweet:ckom:2022-05-02 10:43:47) 　
VTuberという存在はいわば「仮想人格そのもの」が「制作物・資産」であるので（実際は途中から結果的に個人技能に100%依存するもになるとしても）、事務所とタレントの関係が変化（オブラート）する際、それらの線引きをどうするか、というのも、また新しい時代の課題の1つになっていくのでしょう。
(tweet:ckom:2022-05-02 10:51:25) 　
以前書いたVTuberの「キャラクタ」と「中の人」の分離・融合に関するメモもご参考までに・・
https://ckworks.jp/blog/archives/2022/03/vtuber_virtual_liver_gradation_approach.html
[tw:2022/03/11] 連投メモ：VTuberと仮想キャラと中の人のグラデーションとアプローチについてのいろいろ
(tweet:ckom:2022-05-02 11:13:08)