春アニメは「ウマ娘」が三冠達成!「ダリフラ」と「ヒナまつり」の好調さも光る - 2018春アニメ実況ツイート集計
2018/07/16
2018年春アニメ(4-6月期)が終了となりました。
ここで恒例の 実況ツイートランキング をお送りいたします。
集計データは新作アニメのツイート自動収集・分類サービス
「アニメレーダー」です。では今回も張り切っていってみましょう!
最初に恒例の注意事項がございます。
全ての作品には下記のようにフラグ付けが為されます。
[短]・・・ショートアニメ(5,10,15分)(短編)
[続]・・・2期以降のシリーズものアニメ(続編)
[連]・・・2クールのシリーズの2クール目のアニメ(連続)
今回からは[連]という新しいマークが増えています。
これは従来[続]の中に含まれていた「2クール作品の2クール目」を独立させた
ものになります。[続]は純粋に過去作品の続編だけを指すようになりました。
前回までのランキングでは「ツイート数」「実況ユーザ数」では全作品を対象、
「残留率」では[続][連]を対象外としていましたが、今回からは全てランキングで
全作品を対象とします。ただし、[連]の作品については「残留率」「上昇ポイント」
の計算時に前クールの1~3話の数字を用いることとします。
元々2クール目の作品を対象外としていたのは、中盤始まりになることで
残留率が逆に有利に出てしまうことが理由でしたが、あえて前クールからの
数字で残留率/上昇Pを計算することでこの問題を回避できることが判明したためです。
では、実際にランキングを見てみましょう。
まずは 平均ツイート数 ランキング。平均ツイート数は
1分あたりの平均ツイート数を全てカウントした値です。
2018年春アニメのツイート数ランキングのトップを飾ったのは
「ウマ娘 プリティーダービー」 でした。実況ユーザ数でも
僅差の3位を獲得、今期一番の話題を振りまいた作品といえるでしょう。
スペシャルウィーク、セイウンスカイ、グラスワンダー、エルコンドルパサー
といった1998年組の実在の場名を用いて話題になった競走馬擬人化アニメ。
レース内容も史実をリスペクトしたものが多く、往年の競馬ファンも
取り込んで人気を博しました。7話の天皇賞回は特に注目され数字が
増えています。待望のスマホゲーム化も冬に控えておりまだまだ熱は冷めません。
個人的には5話も7話も最高でしたがやっぱり8話が最高です。グラス最強です。
■ウマ娘 プリティーダービー 9話 「スピカの夢」 アニメ実況まとめ
ツイート数2位は前クールからの続きで「ダーリン・イン・ザ・フランキス」、
そして3位には「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・
オンライン」がランクイン。「ゲゲゲの鬼太郎(2018)」も高い数値を残しました。
続いては 「実況ユーザ数」 ランキング。「実況ユーザ数」とは
明示的にハッシュタグを付けてつぶやいた人の数です。
実況ユーザ数で1位輝いたのは 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」。
ツイート数でも2位と、高い人気を最後まで保ちながら駆け抜けました。
2クール作品の2クール目でありながら全く勢いを落とさないどころか
むしろ終盤にかけて勢いを増した「ダリフラ」。トリガー制作の爽快な
ロボット?アクションと可愛いキャラクターに加え、人・家族・愛などの
重いテーマにザクザクと切り込んでいくスタイルが様々な反響を呼びました。
だが個人的プッシュはロリゼロツーです。いや育ったゼロツーも素敵ですよ?
■ダーリン・イン・ザ・フランキス 14話 「罪と告白」 アニメ実況まとめ
そしてツイート数では3位、実況ユーザ数では2位にランクインしたのが
「ガンゲイル・オンライン」。結果的に上位3作品は同じ顔ぶれです。
ソードアート・オンラインに登場する「ガンゲイル・オンライン」という
VRMMOゲームを舞台としたスピンオフ作品、本編のキリト君たちは出てきませんが、
小さくて可愛いレンを始めとした魅力的なキャラクター達が本物の
サバイバルゲームさながらの緊迫した戦いを披露して好評を博しました。
マジ切れするレンちゃん可愛い。あれ、ロリゼロツーと同じこと言ってる・・。
■ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 4話 「デスゲーム」 アニメ実況まとめ
「ウマ娘」「ダリフラ」「ガンゲイル・オンライン」がツイート数と実況
ユーザ数のトップ3を占め、絶対数で今期を引っ張った3強アニメになりました。
そしてお待ちかね、「実況ユーザ残留率」と「上昇ポイント」ランキングです。
「実況ユーザ残留率」 は「最初の3話」と「最後の3話」の
実況ユーザ数平均値の残留率を算出したものです。「事前の知名度」ではなく
「途中から勢いを増した」作品を見つけられるようにするための指標です。
前述のとおり今回から[連]にあたる作品については「残留率」「上昇ポイント」
の計算時に前クールの1~3話の数字を用いることにご注意ください。
今期実況ユーザ残留率のNo.1は僅差でやはり「ウマ娘 プリティーダービー」
でした。残留率は堂々の「117%」。ツイート数、実況ユーザ数でも上位を占めながら、
絶対数が多いほど落ちやすい中盤でも中だるみすることなく最後まで駆け抜ける、
まさに「逃げて差す」最高のクールをやり遂げたアニメでした。
そしてその「ウマ娘」にコンマの差で迫ったのが 「ヒナまつり」。
巧みな会話で魅せるギャグ、時折見せるシリアスでジーンとくる感動話、
放送直後から勢いはどんどん増していき、1話比残留率100%超えを常に
キープする好調っぷりを見せつけました。アンズの無邪気な可愛さ、
ヒナの憎たらしい可愛さ、そして瞳ちゃんのけな気さが波状攻撃のように
襲ってくる中、新田のツッコミの冴え方がまた異常なくらいハマりました。
ちなみに「ウマ娘」と「ヒナまつり」は同じ及川啓監督の作品。今期のトップ2です。
■ヒナまつり 5話 「三人集まれば文殊の知恵を打ち破れ」 アニメ実況まとめ
残留率3位は「ダリフラ」ですが、4位の「こみっくがーるず」も
「98%」と健闘しています。かおす先生はやればできる子。
最後は 「上昇ポイント」 ランキングです。「残留率」は不確定要素の強い
1話と最終話を含む前後3話の数字を用いることや(最終話に「続編決定!」等
発表があるだけで跳ね上がる)、数字の小さい作品のほうが急上昇しやすくなってしまう、
といった課題がありました。これを是正する指標を目指したのが「上昇ポイント」です。
詳細は昨年暮れの記事
2017年の「赤丸上昇アニメ」この10本 - 上昇ポイントランキングで示していますが、1話と最終話を除外して、2,3話、最終話の前1,2話の
実況ユーザ数平均の残留率を測ろうというものです。さらに、実況ユーザの絶対数が
大きいほど残留率が大きく下落しやすく、絶対数が低いほど残留率が高く出やすい
というハンディを補うため、規模補正ポイントを与えるというものです。
「上昇ポイント」ランキングでも堂々トップに輝いたのはこれも「ウマ娘」。
これでウマ娘は4冠のうち 3冠を制覇 したことになります。三冠ウマ娘です。
そして残留率では2位を「ヒナまつり」に譲った「ダリフラ」が、
「上昇ポイント」では絶対数の補正ポイントも合わせて2位を獲得しました。
ダリフラはTOKYO MXとBS11の同時放送で土曜23:30~からという最高の枠を
持っていることもあり前期から一度も1,000人を下回ることなく、
ほぼ1,300人をベースとして、それを上回る回も作ってきた人気作でした。
しかし2クール目の入りの13話の引きがキッカケなのか、14話以降は明らかに
もう一段上の数字を連発してきました。2クールでここまで堅調な数字を
出し続けられるのはお見事としか言いようがありません。
数字という意味ではほかに注目作品を2つ挙げておきます。
「ひそねとまそたん」 は「残留率」では13位でしたが、「上昇ポイント」
では5位と躍進しています。残留率で振るわない作品が上昇ポイントで
上位にあがるのは大抵が絶対数の多さを評価されてのことなのですが、
「ひそねとまそたん」には全く別の理由がありました。
ご覧の通り、普通1話に匹敵する数字が記録されるはずの最終回の数字が
あまり奮っていません。この最終回の放送時刻に何があったのかというと、
実は「W杯 日本vsポーランド」の真っ最中でした・・。
これによって最終話の数字が上がらず、「残留率」が割を食っています。
「上昇ポイント」では最終話の数字は使われませんので影響がありませんでした。
(同様に「食戟のソーマ」の最終話がW杯日本vsセネガルの時刻と被っています)
「ひそまそ」はこれが無ければ残留率でも5位付近だったものと思われます。
■ひそねとまそたん 8話 「期間限定!激辛おばあさん味」 アニメ実況まとめ
もう1つご紹介したいのは 「ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-」。
残留率10位、上昇ポイント6位と健闘したのですが、
このギザギザのグラフは何とも奇妙です。「ラスピリアニメ」は一見普通の
ファンタジーものの皮を被っていながら中身はというと、多方面への風刺や
パロディをぶち込んだ神をも恐れぬとんでもないアニメでした・・。
5話はガチャ沼回、7話は け○フレ騒動回、そして10話は自社の別のスマホゲームに
入り込んでしまうというハピエレ回・・・何なんだこのアニメは!
個人的には9話のアンドロイド回が好きでしたよ。ニャル子の箱○回か!
ほんと、ワイズマンに免じて許してやってください・・(誰に言ってる)
■ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- 5話 「沼の名は。」 アニメ実況まとめ
そしていよいよ2018年夏アニメ(7-9月)も始まりました。
好スタートを切ったのは 「はたらく細胞」、1話で2,000人超えは2位以下に
ダブルスコアを付ける勢いとなっています。可愛さ満点の細胞たちに注目です。
■はたらく細胞 1話 「肺炎球菌」 アニメ実況まとめ
夏アニメの鑑賞にも、アニメレーダーの「自動実況まとめ」や、
「実況リプレイ」をご活用ください。HDDレコーダーに録画した番組でも
実況リプレイを一緒に流せばみんなと一緒に観ているかのような疑似体験
ができます。アニメを観るのがもっと楽しくなること間違いなし!
2018/07/16 [updated : 2018/07/16 03:36]
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。
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No.79653 投稿者 : 匿名 2018年7月25日 11:00
キラッとプリチャンが入ってる意味がわかんない…甘い懲罰と斉木楠雄のΨ難はわかるけど…アイカツが入ってないのが残念です
ウマ娘とダリフラがハイレベルな争いを演じた春アニメでした。
「ウマ娘」強いなぁ~。
ダリフラ録画溜めたままだから早く見直したい…
及川啓監督すごい
NetflixとAmazonプライムで配信されていないアニメは観測範囲から外れるようになってしまった。そんなこんなでヒナまつりは良いアニメ化だった
ラストピリオドを取り上げてるのはさすが。 ギャラクシーエンジェルよりは、ちょっとだけ原作に忠実でしたね
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