PinPで見ながら切り替え・並行視聴が可能、RATOCのHDMI切替器「REX-HDSW41」はなかなか良好

　
なぜかというと、HDMI機器って本当に厄介なのですよ。機器同士の相性によって
ネゴシエーションが ミリ秒で終わるか数秒も掛るか の
違いがあったり、果ては全然映らないこともあったり、、、
アナログ時代は微妙なノイズの違いを気にしなければ とりあえずぶっ挿せば
映ったのに、本当にどうしてこうなってしまったのでしょうね・・・。
　
で、今回見つけたのはコチラです。
ラトックシステムの REX-HDSW41。たぶん8,000円くらいだったと思う
のですが感性でお持ち帰りしたのでよく覚えていません。
　
SiliconImage社 Sil9535チップ採用 HDMI高速切替技術 "InstaPortS"搭載
　
と仰々しい感じなのですが、要は切替速度が優秀ですよ、と。
それ以上に惹かれたポイントが 「PinP機能」搭載 という部分です。
HDMI切替器の分野でもPinPで切替先の映像を先に確認できるものが徐々に
出始めていますが、私自身はPinPのある切替器を試すのは初めてです。
　

　
あと、重要なのはリモコンがあることですね。
これも最近はリモコンの重要性がちゃんと認知されてきたのか、
HDMI切替器というとリモコン付きの商品のほうが多くなってきた印象があります。
　
数年前はむしろリモコンが付いているほうがレアだったのですが、
時代は変わったものです。わたしはリモコンの無いHDMI切替器は
そろそろ選択肢から完全に外れるようになってきました。
　

　
そのリモコンの左下についている「View」というボタンが切替用のPinP、
右下についている「PIP」というのが観賞用のPinPのボタンになります。
　

　
「View」 を押すとこのように画面左端にいま見ているもの「以外」の
3画面の状態を確認する小画面が出てきます。そこから番号ボタンで
見たいソースを選んで「OK」を押せば切り替えることができます。
　

　
「PIP」 を押すと今度は右下にPinP映像が出てきます。先ほどの「View」では
本当に豆粒みたいな状態で「何が映っているか」を確認するだけのもの
でしたが、この「PIP」だと一応鑑賞にも使えるくらいの大きさになります。
　
この状態で番号ボタンを押すと、このPinPの小窓のほうのソースが
切り替わります。「View」も「PIP」も出ていない状態で番号ボタンを
押すとメイン映像のソースが切り替わります。
　
全体的に反応も良好、認識率もそれなりに良い感じで、接続するモノに
よっては何度かやらないとちゃんとネゴできないものもありますが、
今まで試してきたHDMI切替器の中では優秀なほうに入ると思います。
　

　
それと細かいことですが、ランプの光り方が控えめ なのもポイント高いです。
いままで使っていたサンワサプライのHDMI切替器「SW-HD41R」はこの点で
非常に明るすぎて、就寝時に電気を消すとこのHDMI切替器のランプだけ煌々と
光って問題になったことがありました。REX-HDSW41 はこういう問題は全くありません。
　
■2013/10/30 [夜中に眩しすぎるほど光る、HDMI切り替え器の電源ランプ。ガムテで応急処置
夜中に眩しすぎるほど光る、HDMI切り替え器の電源ランプ。ガムテで応急処置]
　
まだ数日使ってみたレベルですが、久々にHDMI切替器関係で 「これはヒット！」
と思える一品だったと思います。この勢いに乗って、これからもいろいろな
切替器を試していきたいですね。（ヒットしたのになぜ次を試すのか・・・）