Core i7-4790K の純正クーラーの騒音が大きいため、CPUクーラーを交換
2014/05/06
さて、CPUの Core i7-875K から Core i7-4790K への載せ換えは完了して
望みどおりのパフォーマンスを手に入れたのは良いのですが、
そこで1つ問題が出てきました。それは CPUクーラーの騒音 です。
まずちょっとその前に、前提条件のお話をしておきますが、
4790Kを使っているとはいっても、CPUのオーバークロックは
一切しておりません。それどころか、マザボのBIOS(UEFI)の設定の中で
CPU Clock Ratio という設定を初期状態の「Auto」にしていたら、
エンコード実行時にCPU温度が90度を超えて
悲鳴を上げたので、この値も 「40」で固定 にしています。
この CPU Clock Ratio を「40」固定にすると、Turbo Boost は
効かなくなり、本来2コア時で最大4.4GHz、4コア全開で最大4.2GHzまで
出るところが、4コア全て4.0GHzが最高値になります。変更前比で
-5%くらいの出力ダウンになりますが、背に腹は代えられません。
これでエンコード時 80度前後 までは落ちたのですが、
真夏の部屋などでも危険な状態にならないようにさらにセーブします。
OSの電源設定からCPUパフォーマンスの最大値を 「95%」 に
設定することで温度を落とすことにしました。
エンコード時の最大周波数は 3.8GHz になっています。CPU温度はだいたい
70度ちょっと くらいまで落ち着くようになりました。このあたりが
長時間連続運用で酷使することを考えると限界でしょう。
トータルのパフォーマンスダウンは-10%くらい。
30分のエンコード時間が33分になるくらいのイメージになりますが、
安定性が確保できるならそのほうが良いというのが私のポリシーです。
さて、ここからが本題なのですが、この純正のCPUクーラーが、
エンコード時に非常にうるさい
ことが分かってきました。
こんな感じで・・・、といっても比較対象がないと分かりづらいですね。
ただ、いままでずっと枕元で自宅サーバを動かし続けてサービスを提供
していたり、エンコードをまわしっぱなしにして放置したりしていても、
同じ部屋で普通に寝ていた私が、今回のCPUクーラーだけは、
「同じ部屋でちょっと寝られません」
という感想を抱いたということだけは確かです。
これはちょっと・・・ということで悩んでいたのですが、ちょうど換装時に
取り外して余っていたCPUクーラーがあることを思い出しました。
ただ、付け替えるにはグリスを塗りなおさなければいけないのですが、
ちょうどこれまた都合の良いことに グリスがその辺に 転がっていました(何故)
ということでちょっと頑張ってCPUクーラーを取り替えてみます。
換装するCPUクーラーは以前から使っていたScytheの 「SAMURAI ZZ」。
こうして並べてみると今回 4790K に付いてきた純正クーラーとは
大きさにエラい差があります。いままでこんなデカいクーラーを
使っていたんでしたっけ・・・というか今回の純正クーラーは
小さすぎませんか、という感じもしますが・・・。
形状がちょっと特殊ですので、マザボの他のパーツと干渉しないかどうか
不安だったのですが、このとおりちゃんと取り付けることができました。
余談ですが、この「SAMURAI ZZ」は片側2本の プッシュピン が
ヒートシンクの真下にきてしまうため、非常に設置しづらいです。
さて、結果はというと・・・、
このとおり、だいぶ静かになりました!
・・・といってもやはり単体ではよくわからないと思いますが、
最初の動画と比べると音量が結構違うのがわかると思います。
エンコード時のCPU温度も70度ちょっとから 60度ちょっと に下がりました。
大き目のヒートシンクが効いて温度が上がりにくいために、ファンの回転数も
それほど上げなくて平気なことが静音化に繋がっているようです。
ちなみに「それならば」ということで、ここで再度 UEFI から CPU Clock Ratio
を「Auto」に戻してみたところ、結局 また100度近く まで上がるように
なってしまいましたので、また「40」倍固定に戻しておきました・・・うーん。
ということで、実際にはこの Core i7-4790K の実力を 定格すら使い切って
いない状態 で縛りを掛けているのですが、トータルで性能を1割くらいセーブ
することで真夏でも長時間運用ができてなおかつうるさくない程度の環境を
手に入れることはできました。
最高速を出すことにはそれほど執着はしていませんので、(こだわるなら
まずMicroATXケースを止めてCPUクーラーを徹底的にこだわったほうが・・)
個人的にはこの Core i7-4790K には十分満足しています。
ただ、4コアフルで Turbo Boost が発動した時にあまりにもハッキリと温度が
上がるのにはちょっと驚きました。純正CPUクーラーの騒音の件も含めて、
人によって使い方や環境に合わせたアジャストが必要になるかもしれませんね。
2014/05/06 [updated : 2014/08/20 23:18]

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ふっと見ると、侍ZZは9cmファン。CPUファンの音量を、スマホ等の簡易騒音計で調べてみたことがあるが、数値は変わらなくても高音域の音が大きいとスゲェ耳障り。大口径ファンを低回転で回すのが大正義と思った。
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