今度はPC/カメラ/家電を直撃!(固定2%) - Amazonアソシエイトの料率ダウンと変動制廃止
2014/04/222014年7月31日、Amazonアソシエイトの料率変更 で再び?三たび?
の衝撃が走りました。月ごとの紹介商品数に応じた料率アップのルールを
全て撤廃して、9/1から 固定料率制 に変更するとの通達です。
中でも最大の衝撃は、
PC、カメラ、家電が固定2%に大幅ダウン
したことでしょう。
■Amazon アソシエイト(アフィリエイト) - ホーム
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/network/main.html
Amazonアソシエイトプログラムからのお知らせ
【2014/7/31: 紹介料率変更のお知らせ】Amazonアソシエイト・プログラムでは長期的なサービス品質向上を念頭に、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約第15条に従い、2014年9月1日よりアソシエイト・プログラム紹介料率表を改訂いたしますので、主要な変更についてお知らせいたします。
新紹介料率は下記の通りです。
かつては、紹介商品数に応じた料率の段階的アップというのは、
以下のようなテーブルで規定されていましたが、
その後、
・CD/DVD/ゲーム は2%固定
・本 は3%固定
・フィギュア は0.5%固定
:
というように、特定のカテゴリではこの料率アップテーブルを無視する
という独自ルールが沢山できており、この料率テーブルそのものは、
「固定料率が宣言されているカテゴリ『以外』についてのみ」
適用されている分かりにくい状態になっていました。
■2009/07/28 [Amazonアソシエイトが9/1から料率見直し、上限額ジャンルも拡大
Amazonアソシエイトが9/1から料率見直し、上限額ジャンルも拡大]
■2013/05/10 [Amazon紹介料率ショック再び! 6月から書籍は固定「3%」、フィギュアも固定「2%」へ
Amazon紹介料率ショック再び! 6月から書籍は固定「3%」、フィギュアも固定「2%」へ]
■2013/11/23 [Amazon紹介料率変更でまた衝撃! フィギュアが「0.5%」というのは・・・
Amazon紹介料率変更でまた衝撃! フィギュアが「0.5%」というのは・・・]
そういう意味では、
これまでの出荷数に応じた段階制料率を廃止し、商品カテゴリ毎に固定で紹介料を設定することで、より透明性の高い体系に見直しを いたしました。
いずれも9月1日以降に生じた出荷、ストリームもしくはダウンロードがなされた適格販売分より対象となります。
「より透明性の高い」という説明は間違っているとはいえないのですが、、、
現実問題としては、透明性を高くしたことと、料率を明確にダウンしたことは
因果関係が全くありませんので、当然ながら今回の措置は 料率を下げることが
最大の目的 であるということは間違いありません。
10%(*) Amazonインスタントビデオ
8%(**) Kindle、Kindle本、Kindleアクセサリ、Androidアプリ、
デジタルミュージックダウンロード、服、ファッション小物、
バッグ、シューズ、ジュエリー、食品&飲料、お酒、コスメ
5% ヘルス&ビューティ用品、ペット用品
4% DIY用品、ベビー・マタニティ用品、スポーツ用品、ギフト券
3% 本、オフィス用品、おもちゃ、ホビー、家具、インテリア、
キッチン用品、雑貨
2% CD、DVD、ソフトウェア(含 ダウンロード)、TVゲーム、
PCゲーム、カメラ、PC、家電(含 小型白物家電)、
カー用品・バイク用品、腕時計、楽器
0.5% フィギュア商品
0% ビデオ商品
紹介料上限(***) 1商品1個の売上につき1000円(消費税別)
(*)は2014年9月末までの期間限定キャンペーンです。
(**)は2014年12月末までの期間限定キャンペーンです。
2015年1月より変更になる場合があります。
(***)22014年9月末まで特定商品カテゴリー
(服、ファッション小物)のみ紹介料上限はありません。
この新固定料率でもっとも目を引くのは、冒頭にも記しましたが、
初期の頃からAmazonアソシエイトを利用している人にとっては
最後の砦だった「PC」「カメラ」「家電」 が遂に固定2%にダウン
したことでしょう。上述の通り、今まで固定料率指定されていなかった
これらのカテゴリは従来は 最低でも3.5%、紹介商品数が多い人なら
5%~7% にもなっていたものです。「段階料率を廃止してわかりやすく」
という説明もむなしく、従来の最低設定を大幅に下回っているわけですから、
このカテゴリについては 単なる「紹介料カット」 と説明するほかはないでしょう。
全てのカテゴリでダウンしているわけではなく、実はフィギュア以外の
おもちゃ・ホビーについては地味に固定2%→3%に上がっていたりもする
のですが、これは本当に例外で、ほとんどの主力商品については
減額の方向に動いていると見て良いと思います。
そして、今回発表された新料率のカテゴリごとの設定を見回してみると、
露骨なくらい方針が読み取れる数字になっています。
要するに、
『 本、CD/DVD、ゲーム、PCパーツ、家電/カメラ、フィギュア/ホビーは
もう Amazonが十分制圧 したから、紹介してもらう必要はない。
まだAmazonが 制圧してないもの(ファッション、食品、電子書籍)を売れ! 』
ということですね。この方針を汲み取ってアクションを起こすのか、
あるいは流石にちょっとついていけない、と考えるのか、旧来のユーザが
判断を迫られるステージ に来ているとはいえるでしょう。
少なくとも今後についても、十分に紹介したらそのカテゴリは料率が
下げられる、というパターンになることは想像に難くありません。
■過去の主な料率変更(大きな影響があったもの)
2009/9/1~ 上限一律1,000円化
2012/8/1~ CD/DVD/TVゲーム 固定2%
2013/6/1~ PCソフト/おもちゃ(ホビー) 固定2%、本(Kindle除く) 固定3%
2014/1/1~ フィギュア 固定0.5%
2014/9/1~ 出荷数に応じた変動比率を全カテゴリで廃止。
PC、カメラ、家電を全て2%固定に。 ← New!!
ちなみに私自身のお話でいうと、度重なる料率ダウンによって、ここ3年で
紹介商品数は微増しているのに、紹介料はほぼ「半分」 になってしまいました。
今回の変更でまた主力カテゴリが軒並み打撃を受けるため、
2014年9月以降は 「さらに半分」 になってしまうかもしれません。
Amazonに限らずですが、アフィリエイトというのは事業者の意向によって
いつでも契約破棄・減額が可能である という前提の上で将来のことを
考えていく必要があるということは、肝に銘じておきたいものです。
※続き:過去の料率変更時の収益影響の実例をグラフにしました。
■【実例】過去のAmazonアソシエイトの料率変更の影響のグラフ | デジモノに埋もれる日々
http://ckworks.jp/blog/archives/2014/04/amazon_associate_graph201407.html
【実例】過去のAmazonアソシエイトの料率変更の影響のグラフ
2014/04/22 [updated : 2014/08/01 03:30]
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。
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影響が大きそうな件なのでセルクマ。/ 続いてもう1つ、過去の影響グラフ http://ckworks.jp/blog/archives/2014/04/amazon_associate_graph201407.html
amazonアフィリエイターは料率維持の為、リンク先を楽天したセルフコピーサイトをつくろう
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