「公称値どおり」の短さ？ VITRO Virgo V7901 のバッテリ連続使用時間テスト

　
■2014/01/10 [VITRO Virgo V7901 が届きました。ホーム画面には普通に「Playストア」が！
VITRO Virgo V7901 が届きました。ホーム画面には普通に「Playストア」が！]
■2014/01/11 [縦横比4:3のAndroidタブレット「VITRO Virgo V7901」はなかなか良い感じ
縦横比4:3のAndroidタブレット「VITRO Virgo V7901」はなかなか良い感じ]
　
というのも、iPad mini と非常に似たフォルムを持ち、使い心地も
良好なこの VITRO Virgo V7901 なのですが、バッテリ持続時間の
　
　公称値だけはスペック値の時点でかなり短く
　
なっています。
　
　5時間　300g　VITRO Virgo V7901
　9時間　290g　ASUS Nexus7 2013
　7時間　410g　Acer Iconia A1-810
　10時間　331g　Apple iPad mini Retina
　
一番左がバッテリ持続時間の公称値、二番目が本体重量です。
　
VITRO virgo V7901 は公称値で5時間と、iPad mini Retina の半分 に
なっています。そういう意味ではここを妥協してそれ以外のスペックを
Apple並みにもってきた、という言い方ができるかもしれません。
　
で実際は？ ということでこんな風に実験してみました。
　

　
ちょっと「ぎょっ」とする光景ですがｗ
ニコニコ動画 をWebからログインして使い、それを延々ループさせて
何時間持つかを実験します。ディスプレイの 輝度は「最大」 で統一しました。

で、これを2時間かけて流しっぱなしにし、2時間経過時 のバッテリ
残量を比較してみます。本当はバッテリが尽きるまで各々実験するのが
一番良いのですが、さすがにそこまで頑張るのは厳しいものがあります・・。
　

　
結果はこのようになりました。
　
　37%　3.17時間　VITRO Virgo V7901
　36%　3.12時間 ASUS Nexus7 2013
　65%　5.71時間 Acer Iconia A1-810
　67%　6.06時間 Apple iPad mini Retina
　
一番左が2時間経過時のバッテリ残量(%)。二番目はそこから逆算した
「100%フルに使った場合」 の想定連続再生時間です。
　
VITRO Virgo V7901 (公称値5時間)の 3.17時間 というのは確かに短いな、
と感じるのですが、iPad mini Retina (公称値10時間) のiPad mini Retina
が 6.06時間 であることを考えると、たしかにその半分くらいは持つということで
ある意味正直に公称値どおりの短さになっているといえます。
　
実際はこんな風に動画再生ばかりしているワケではありませんし、
ディスプレイの 明るさを落とせば さらにバッテリも伸びますので、
Webブラウジングなどをしているだけならもっと持つことが予想されます。
始めからそのくらいだと思って使っていれば上手くやりようはあるでしょう。
　
ただ、外出先でじっくり使う には心許ない面もありますので、
そのあたりはご自身の使うシーンを想像したうえで、この短めのバッテリでも
大丈夫なのかどうかを考えたほうが良いと思います。
　
一方、このテストでは Nexus7 2013 (公称値9時間) が VITRO Virgo V7901
よりも短い 3.12時間 という低い数値を出してしまったのが意外でした。
確かに一番軽い機種ではありますのでバッテリ量としては不利があるのですが、
それにしても公称値からはかなりかけ離れています。
　
Nexus7 2013 はこの機種の中ではディスプレイの 発色が一番良い機種
でもありますので、ディスプレイの明るさ最大で使うということ自体が
すでに想定されていないのかもしれません。が、それにしてもちょっと短いですね。