SH-06E 1週間レビュー。堅実で良好な作り、戻るキーの反応に不満も

2013/05/22

AQUOS PHONE ZETA SH-06E を使いはじめてから1週間が経ち、
ようやく良い面も悪い面も含めてだいたいのところは分かってくる
ようになりました。ということで残ったレビュー行ってみましょう!
 
■2013/05/18 [AQUOS PHONE ZETA SH-06E に機種変更しました。SH-12Cからちょうど2年。
AQUOS PHONE ZETA SH-06E に機種変更しました。SH-12Cからちょうど2年。]
■2013/05/19 [大っきいってことは~・・・どうなんだ?! AQUOS PHONE ZETA SH-06E の第一印象
大っきいってことは~・・・どうなんだ?! AQUOS PHONE ZETA SH-06E の第一印象]
■2013/05/20 [AQUOS PHONE ZETA SH-06E は「赤」だけつるつる、「白」「青」はサラサラ
AQUOS PHONE ZETA SH-06E は「赤」だけつるつる、「白」「青」はサラサラ]
■2013/05/21 [フルHDスマホ「SH-06E」で撮ったスクリーンショットが本当にフルHDでビビる
フルHDスマホ「SH-06E」で撮ったスクリーンショットが本当にフルHDでビビる]
 

 
最初にだいだいコレやるよね? という感じの、もはや オマジナイ
にも似た儀式ですが、一度 バッテリが空 になるまでしっかり
使い切るというアレをしておきます。リチウムイオンで意味があるのか
どうかはよく分かっていないのですが・・。
 
そういうのはさておき、SH-06E ご自慢の 2600mAhバッテリ
これは確かに 結構持ちます。とはいってもIGZOがどうこうという
ことよりは旧世代のバッテリより純粋に容量が多いというのが
一番の理由ではあると思います。
 
SHARP公式の「バッテリが2日持つスマホ」というようなアピールは
確かに人によって使い方が全然違う以上は異論のある方も多いと思う
のですが、私の場合は通勤時間中にネットでぽちぽちと情報をチェック
するくらいの使い方ですので、2日くらいはらくらく持つ感じでした。
とはいっても、
 
ソシャゲをずっとプレイ してる」
「通勤中に テレビ番組 を持ち出して観てる」
「自宅に帰ってもPCが無いので 夜はずっとスマホ いじってる」
 
みたいな方だと全然事情は違うかもしれません。
 
結局は「○日持つ」みたいな考え方にはちょっと無理があって、
他機種と比べて 長いか短いか、みたいな話にしたほうが健全といえますね。
スマホにもJEITA公認のバッテリ計測方法みたいなのがあれば良いのですが・・。
 

 
SH-06E の悩みの1つとして先日もご紹介をしたのが、筐体が大きくて
そのくせ電源ボタンが一番指から遠いトップ位置にあることです。
それを解決しようと思って、「Flick Screen Off」 というアプリ(105円)
を入れています。これは横スライドでスクリーンOFFをしてくれる
というアプリで、フリックの効くポジションや勢いなどの調節も
設定できます。
 
ただ、これも絶対とはいえず、、、というのも、その時点で使用している
アプリのジェスチャとどうしても バッティング してしまうことが多い
のですよね。私は Chrome とか Sleipnir とかのブラウザを使っている
ことが多いのですが、横フリックはどうしても前ウィンドウ/次ウィンドウ
の動作になってしまい、どちらが発動するのかという取り合いになって
しまったりします。
 
この「使い終わったスマホの画面を片手でパッと消したい」という問題は
いまだに悩んでいる問題です。もちろん、両手が空くようなシチュエーション
だったら、持ち手ではないほうの手で電源を押せば良いのですけどね・・。
 

 
もう1つ、よく言われているのが、画面下部の 「戻る」ボタンの効きが悪い
という点。これは全くそのとおりで、別に毎回効きが悪いわけではなくて
ちゃんと効くときは至ってスムースなのですが、効かないときは全然
効かないという、ちょっと困った感じになっています。
 
この部分はメイン画面部分とはセパレートされているように見えますが、
扱いとしては同じタッチセンサであり、タッチの判定はソフト処理されて
います。ここからは想像なのですが、どうも基本ソフト側が何らかの理由
(ビジーなのか、あるいはイベント取りこぼしなのか)によって
 
 戻るボタンのイベントをちゃんと拾えない状態
 
が発生しているような感じがします。戻るボタンが効かないときは、
中央のホームボタンを押すとそこはしっかり反応します。そして
ホームボタン押下の動作をしてしまった後はまたすぐに戻るボタンも
効くようになるのです。
 
ということで、これは基本ソフト側(Androidとは限らないような・・・)の
調整アップデート か何かでもうちょっとマシになる可能性のある類のものでは
ないかという気がしていますので、SHARPさん宜しくお願いいたします m(_ _)m
 

 
お悩みポイントばかり挙げていてもアレですので、嬉しいポイントなども。
iPadなどのiOS系では IMEを替えられない のが不満だというお話をしたのですが、
私の場合、Androidでは何はなくとも ATOK(1,500円) を入れれば全て解決!
というのが嬉しいです。いや、確かにお高いのですが、文字入力は色々な
場面に共通するキーポイントですので、ここは妥協はしていられません。
 
SH-06E の筐体が大きいことについてはある意味ずっと「弱点」のように
言っていましたが、このキー入力についていうと初めて この大きさが
「利点」に なりました。というのも、上の写真のとおり縦画面のまま
ソフトキーボードを出しても、左右の手でQWERTYキーを苦も無く親指で打てる
ことが分かったからです。この持ち方、正式な名称は何というのでしょうね。
 
 私は 「HP200LX持ち」と呼んでいる のですが(古い)
 
以前からスマホには物理QWERTYキーが必要だ!と叫びつつも、Blackberryとか
Xperia Pro(日本未発売)とか以外にはずっと搭載されてこなかったため、
SH-04Aを手放してからというのも涙で枕を濡らしていた日々だったのですが、
このくらいのサイズになるともうソフトキーで何とかなりそうな気がしてきます。
 
ちなみに横画面にしてソフトキーボードを使うのはあまり好きではありません。
入力中の画面自体がほとんど見えなくなるのが逆にストレスだからです。
だからこそ、筐体が大きくなって「縦画面のまま」QWERTYが使えるように
なったのが嬉しいですね。
 

 
さて、私は SH-12C(FOMA) からの機種変更ということで、今回の SH-06E が
初めての Xi(クロッシィ) ということになります。Xi(クロッシィ) には
月間7GB以上 のデータ通信を行うと通信速度が128Kbpsまで下げられてしまう
という厄介な制限があります(他社のLTE端末契約もほとんど同様です)。
 
これはよくよく調べてみると別にXi(クロッシィ)になったからというワケでは
ないらしく、FOMAのときにも通信量の多い人は勝手に速度規制状態にされていた
ようですので、Xi(クロッシィ)になって一概に制約が増えたとは言えないのですが、
やはり上限が見えるとそれはそれでピリピリするものです。
 

 
ちなみに約1週間、テザリングは使わずに普通にウェブブラウザやメール等を
中心に使っていたところ、総通信料はだいたい400MB弱でした。これでいうと
1ヶ月で1.5GBくらい に収まることになりますね。ただ、動画などを
見たりすると一気に増えると思いますので、どうやって自制しながら
使っていくのかは悩みどころです。
 
そうはいっても、Xi(クロッシィ)になって、都内の山手線内などでは
かなり繋がりやすく なった印象があります。これはもしかしたらFOMAのほうが
ドン詰まりになっていてXi(クロッシィ)のほうが若干空いているのかも
しれませんし、あるいは同じような混雑の中でも、Xi(クロッシィ)のほうが
目的のページを早く取得し終えるから接続切れのストレスを感じる場面が
少ないのかもしれません。そういう意味では機種変して良かったと思います。
(これもしばらくするとどうなるか分かりませんが・・・)
 

 
話は大きく変わって、こちらはデジカメです。最初は画面右側にある
シャッターボタンをタッチしないと切れないと思っていたのですが、
実は 音量調節の物理ボタン を押してもちゃんとシャッターが切れます。
 
ただし、SH-12Cのように半押しでオートフォーカスをするような機能は
ありません。フォーカスをしたい場合には画面でターゲットをタッチ
することでその部分に向けてAFが動くような仕組みになっています。
 
オリジナル写真 3840x2160 JPG

 
これは室内のモノ撮りの場面でかなり暗めの場面ということもあってか、
何枚か撮ってもなかなかピンが合いませんでした。設定から 「接写AF」
というモードを選んでから撮ると多少マシにはなりましたが、やはり
デジカメ機器と比べると、F値の高さがウリのSH-06Eでもちょっと苦戦を
する印象でした。
 

 
画面上で指を動かすことでデジタルズームや明るさ調節ができます。
また、ISO値のマニュアル設定なども可能です。
 

 
無理やり一番明るくして撮ってみるとこんな感じに。
 
オリジナル写真 3840x2160 JPG

 
室外の昼間 に撮った写真だと、特に何も考えなくても十分なクオリティで
撮れます。もちろん光学ズームはありませんので構図はだいぶ限定されますが、
単純に記録という意味では十分すぎる性能ではあるでしょう。
 
オリジナル写真 3840x2160 JPG

 
夜の写真 はこんな感じに。光量が足りなくてブレを止められない印象は
ありますが、フルサイズで見なければ十分といえば十分でしょう。

オリジナル動画 1920x1080 3GP 60MB
 
動画を撮影すると、.3gp 形式で保存されます。撮影サイズは
1920x1080、1280x720、640x480、320x240 の4種類から選べます。
フルHDで撮影してみたのが上の映像ですが、30秒くらいの撮影で60MB
くらいのサイズのファイルが出来上がりますので、ビットレートは
だいたい 16Mbps といったところでしょうか。ちょっとした思い出を残して
おくならこれもまた問題ないクオリティといえるでしょう。

最後は メディアプレイヤー として。これはTwonky Beamを使って、
nasneに録画した番組をDLしてから再生している図です。比較対象として
上に並べたのは PS Vita で、これはtorneで同じ番組を再生しています。
 
もちろん再生も問題いのですが、あらためて驚くのが 画面サイズ
PSPよりずっと大きくなったPS Vitaと遜色ないという点ですね。
スマホといいつつも「ポータブルメディアプレイヤー」としての
需要を喰っていくポテンシャルがあるのがよくわかります。
 

 
なお、PS Vitaは 5インチ 960x544、SH-06E は 4.8インチ 1920x1080
ですので、縦横2倍ずつの解像度の違いがあります。
Twonky Beamでnasneの番組をDLしている際には持ち出し用720x480映像が
ベースになるらしいのでフルHDを活かし切っているわけではないのですが、
ホームビデオ等含めフルHDの動画などを持ち出す際には威力を発揮するかも
しれません(といっても4.8インチだと見分けがつかない程度とも言えますが)。
 
 
ということで、SH-06E をまるまる1週間使ってみた上でのレビューでした。
全体的に見てはっきりと弱点と言えるのは「戻る」キーの反応くらい
のもので、それ以外は 概ね堅実で良好な出来 だといえるでしょう。
 
私は片手操作にこだわる派ですので、それ以外にも 片手で扱いづらい系
問題点をいろいろ挙げてしまいましたが、普段から両手を使って操作して
いる方だとそのあたりは全く気にされないのかもしれません。
 
このサイズの問題、わたし自身も、1週間前と比べれば随分慣れてきたような
印象はありますので、徐々に扱い方を覚えていきつつ馴染んでいける気はします。
ただ、特に手の小さい女性の方などで、あくまで片手操作派だという方は、
こういった「5インチ級」の良し悪しをよく吟味したほうが良いでしょう。
 
そういえばdocomoは今回 「ツートップ」 として、4.6インチ幅67mmの SO-04E と
5.0インチ幅70mmの SC-04E を推しているのですが、巷の噂ではどうも
SO-04E のほうがかなり優勢になっているようです。メーカーの人気が云々いう
向きもないとは言えませんが、実は 「手に収まるサイズ」 というのが機種選択の
重要なポイントになっていたりするのでは?と私などは思ったりしています。
 
いずれにせよスマホは1度買ったら2年くらいはお付き合いするガジェットですから、
店頭でじっくり手にとって確かめて悩んでおきたいところですね。


2013/05/22 [updated : 2013/06/01 16:30]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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Donca 2013/06/01
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No.33776   投稿者 : とおりすがり   2013年6月 3日 11:12

Shake OFFの機能は使ってないのでしょうか?



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