無念のパンクで表彰台が遠のいて・・初音ミクBMW 第2戦富士は9位フィニッシュ!

2013/04/26


 

 
初音ミクBMW 2013年の第2ラウンド、富士スピードウェイの 現地観戦 です。
 
決勝ラウンドも雨模様とは無縁の良いお天気で迎えることができましたが、
初音ミクBMWは一時3位まで浮上したものの、タイヤのバースト という
悪夢に見舞われ、最終的には9位での悔しいフィニッシュとなりました。

 
予選は8位だった初音ミクBMW。スタートは無難にこなしたように見えましたが、
最初の数週で何があったのか分からないのですが ガクンと順位を 落とします。
結局14位くらいまで落ちたのではないかと思います。そのあとはじわじわ
順位を上げたり下げたりしていたのですが、やはり直線スピードで他車より
分が悪い苦しい戦いを強いられていました。
 

 
GT300クラスは全102周くらいのレースの中、初音ミクBMWの1回目のタイヤ
交換が 25周目 くらいと、全車の中でも1、2を争うほど早いタイミングでした。
私は「これは2ストップを諦めて3ストップにした?」と不安になったのですが、
最終的にはこれでも2ストップは十分可能という計算だったようです。
 
この時点で2ストップということになると、25周、39周、38周 という
ちょっといびつなスティント計算になるのですが、ここまで早く入ったのは
最初のタイヤが合わなかったのか、下位集団に詰まるのがイヤだったのか、
あるいは途中で路面の何かを拾った等のトラブルがあったのかもしれません。
 
ところが、ライバル各車が30~40周目付近で1回目のピットを終えると、
初音ミクBMWは いつのまにか3番手に! 給油時間が掛かるFIA-GTのライバル
各車と比べるとピット時間が大幅に短いことを利しての大躍進です。
ちゃんと2ストップで持つならば一気に表彰台が狙える状態になりました。
 

 
しかし61周目付近に突然、初音ミクBMWの フロントタイヤがバースト (パンク)
してしまいます。原因は分かりませんが、パンクが判明したのが1コーナー付近
だったため、ほとんど 丸々1周をスロー走行 で戻るという痛恨のタイムロスに
なってしまいました。しかし、片岡さんが焦る気持ちを抑えてタイヤを破裂
させないように何とかピットまで帰還し、レースを続行することができました。
 

 
パンクした左フロントタイヤを取り外す 無念の瞬間 をメインスタンド2階の
A指定席から望遠で撮影したものです。不幸中の幸いで、2ndスティントを
担当した片岡さんはこの時点でギリギリ 周回数ノルマ (レース3分の1以上)を
クリアをしていました。そのため、谷口さんが残り40周というロング
スティントを燃料・タイヤともに保たせることができれば、
ピット回数をさらにロスすることはなくなります。
 

 
ちなみに1回目のピットイン作業時間が早すぎたのでリアタイヤしか交換していなかった
のでは?という声を見かけましたが、こちらは1回目のピットインのときの
左フロントタイヤを拡大したもので、しっかり ニュータイヤに交換 されて
いるのが分かります。ということは作戦による酷使ということではなく、
やはり不運だったということになるのでしょう・・。
 
表彰台からまさかのポイント圏外への落下でしたが、それでも谷口さんは
攻めのレースを続けて 順位を9位まで 上げます。最後数週はおそらく燃費走行を
余儀なくされたところもあり、そのまま9位でフィニッシュとなりました。
 

 
上位はというと、MUGEN CR-Z が快走を続けて残り10周まで楽勝ペース
だったのですが、なんと最後の最後でタイヤに違和感を感じてピットへ。
このピットインにより40秒差を付けていた 2位のプリウスに逆転を許す
という唖然とするハイブリッド車の明暗となりました。
 
それ以外の上位陣は本当にトラブルの多い1戦でした。ポールポジション
だった SUBARU BRZ はわずか3周でマシントラブルに見舞われてリタイヤ。
3番手スタートだった ARTA CR-Z はフォーメーションラップで
スピン→ペナルティのあともマシン不調で順位争いという意味では
ほとんどレースにならずという状態。
 
昨年のチャンピオン ENDLESSポルシェ は10周目付近でパンクして停止。
序盤は上位で絶好調だった S-Road GT-R も15周目付近から急にラップタイムが
おかしくなり、20周付近でやはりパンク。その後はピットインを繰り返して
レースにならない状態。終盤まで3位を走行していた MonePaランボルギーニ
90周を超えたところまできて、ミク号と全く同じように左フロントを
バーストさせるという、、、 とにかくパンクだらけ のレースになりました。
 

 
初音ミクBMWは表彰台も見えていただけに悔しいレースでした。
「あのパンクが無ければ・・・」 とタラレバを言いたいのは誰もが同じです。
悔しいですが、これもレースの難しさですね。しかしあの状態からでも
踏ん張って9位でフィニッシュできたのは、谷口さん、片岡さんのダブルエース
の実力と、RSファイン率いるピットスタッフの素晴しい仕事の賜物でしょう。
 
そして、BMW Z4はこのGT300のFIA-GT車両の中では 「燃費の良さでピット時間を稼ぐ」
というのが強力な武器になりえるというのをハッキリと見せ付けた一戦でも
ありました。長い直線で分の悪い富士でもこれだけ戦えたのですから、
これから 第3戦セパン、第4戦菅生 ではもっと楽しみにしても良いと思います。
シーズンを通して「しぶとく、味のある」レースを見せ続けて欲しいですね。
 
最後にひと言・・・ 4月の富士の夕方は凍えるほど寒かった ですよ!何あれ!
 
デジモノに埋もれる日々」と「コミックダッシュ!」は
GSR初音ミクBMWプロジェクトを応援しています!


2013/04/26 [updated : 2013/04/30 12:15]


この記事を書いたのは・・・。
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Donca 2013/04/30
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