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2012/12/12 08:33 - 2012/12/05

CPUグリスがシートタイプになってお手軽・・・のハズが意外に難易度高い?!


■液体金属グリスにシートタイプが登場、手軽さがウリ? - Akiba PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20121207_577864.html
 
シートタイプ のCPU/ヒートシンク接着用グリス 「Indigo Xtreme」
が発売されました。対応するソケットはLGA1155/1156とLGA2011で
それぞれ別製品になっています。価格は実売で1,180円です。
 
私も以前ほど自分で自作PCの組み立てをしなくなりましたが、
(というか最近はノートPCがお安くなったこともありますが・・)
実際に組み立てをするとき、これだけは 何度やっても面倒くさい
というのがこのCPUまわりです。

 
グリス を塗る作業がやり直しが利きにくくて面倒くさい
CPUファンの脚 を取り付ける部分が堅すぎて面倒くさい
 
だいたいはこの2点に集約されています。
自作PCのそれ以外のパーツというのはこのCPUまわりに比べたら簡単
なもので、いわれたとおりに配線を繋いでいくだけの作業になります。
 
グリスを塗る作業がもっと誰でも簡単に失敗なくできるようになれば
いいな、とは前々から思っていたのですが、こういうシートタイプが
出てきたというのは良い傾向ですね。
 
 
・・・っと思っていたのですが、よくよく説明を読んでみると、
そんな一筋縄ではいかない ことがわかります。
 
ETIの導入方法は通常のグリスとは異なる。まず、ETIの裏面のシートを剥がしてCPUに乗せ、次に表面のシートを剥がしてCPUクーラーを乗せる。そして、この状態でCPUを動作、加熱すると、金属が溶融してCPUの表面に行き渡り、クーラーと密着する、という具合だ。
という装着方法はまず想像通りです。両面テープの両側を取り外して
上下から挟むみたいな構造をイメージすれば間違っていないようですね。
(接着性は無いようですが)
 
ただし、こうした構造のため、CPUの表面全体に接触しないタイプのCPUクーラー(ヒートパイプ接触タイプなど)は使用できないほか、
こうした制約条件もまぁ仕方のないところでしょう。
オーソドックスなタイプのクーラーだけでもすんなり動いてくれれば
それはそれで価値はあります。
 
しかし、、、
 
同社のWebサイトで公開されているマニュアルによると、CPUを十分に加熱しないと金属が正しく溶融せず、高い熱伝導率を得られないという。
マニュアルには、CPU温度を上げるために「CPUファンやケースファンの電源コネクタを抜く」「Prime95などのベンチマークソフトを実行する」といった手順も記されている。

 
いやちょっとマテ。
 
液体金属を溶かすためにわざとCPU温度を上昇させる作業が必要になり、そのために、
 
 ファンのコネクタを抜いて、ベンチマークを走らせる
 
ですと・・! こんな「お手軽」とは程遠い作業をしなければならないとは・・。
 
説明書にはCPU温度が 80~85度 になると金属が融解して付着していき、
温度が下がってくるとあります。そして溶けた金属がいきわたると、
また温度が上がっていくため、これを以って付着完了とみなして、
ベンチマーク実行をやめてCPUファンを接続しなおすことを求めています。
この温度上下をちゃんと見守るために、実施時には CPU温度監視ソフト
必須とのことです。
 
しかも上手くいかなかった場合というのは、それを判断する手段が、
「初期設置時に温度下降がちゃんと発生しなかった」
「その後使い続けても何か温度が高すぎる」
ということでしか判別できません。
 
まぁ確認方法としてはグリスでやった場合にも結果論として何か
温度が下がらないなぁ、という印象で判別するしかないのですが、
グリスの場合は設置時に自分で塗っていますので、
綺麗に塗れているかどうか はだいたい想像がつきます。
このシートの場合は貼った時点では上手く浸透していくかどうかの
区別はつきませんので、より難しい作業になってきます。
 
実はこの「Indigo Xtreme」でググると、海外の事例で 「液体金属が
ちゃんと浸透しなかった例」 という写真を結構見つけることができます。
 
ということで、「グリスを塗るのが面倒」という悩みを解消して
くれるのかと思いきや、普通にグリスを塗るよりずっと難易度が
高そうなアイテムであるような気がしてなりません(;´Д`)
 
面白い試みではあると思うのですが、もうちょっと単純なシールのように
ペタッと貼ったら確実にOK、みたいな熱伝導媒体が出てこないかな、と
思わずにはいられません。今後に期待したいものです。


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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Donca 2012/12/12
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