PS3/Xbox360/Wiiからボタン1つでキャプチャできる専用機「AVT-C281J」

　
元々「AVT-C281」という旧機種があり、それの新バージョンということ
になります。違いは1080/30pへの対応が追加されたくらいでしょうか。
　
■4Gamer.net ― PCいらずでお手軽HDキャプチャ。ゲーム特化のキャプチャデバイス「AVT-C281」レビューを掲載
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120424095/
　
記録されるデータは MPEG-4 AVC/H.264 となっていますが、ビットレート
などは特に記されていません。旧機種のレビューではビットレートの指定
などはなく約15Mbpsくらいの 品質固定 になっているようでした。
　
■PCなしでフルHD画質のゲームの録画ができる「Game Capture HD」レビュー - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20120215-avt-c281-game-capture-hd/
なお、ムービーのフォーマットは以下のようになっています。
ムービー部分：MPEG4(H264、High@L4.1)、1920×1080、59.94fps、ビットレートは約15Mbps
サウンド部分：MP3、128kbps(CBR、ジョイントステレオ)、48.0KHz
　
内蔵できるHDDは2.5インチで、9.5mm/12.5mm厚 まで。最近は2.5インチでも
2TBの容量のものが登場してきていますが、2TBだと15mm厚になっている
可能性が高いですので注意が必要です。1.5TBのものなら12.5mmで収まる
ものが主流だと思います。
　
一方、USBの外付けHDD でも録画はできるようですので、容量を気にする方は
USB-HDDを準備するのがコストパフォーマンス的にも良いかもしれません。
ただ、最大容量などについての記載はなく、フォーマットも NTFS限定 となって
いるようです。巨大ファイルが普通にできてしまうという問題からでしょうか。
　
そもそも15Mbpsでのキャプチャというのは、最終保存用としてはちょっと
大きすぎる気もしますので(10分で約1GB)、この中に撮りためるというよりは
撮った中から必要なぶんだけPCに移して消す、というのを繰り返すパターンで
あれがそこまで大容量のディスクは必要ないのかもしれません。
　
ちなみにちょっと面白いのは、この「AVT-C281J」にはPS3/Xbox360/Wii
それぞれから簡単に入力するための 三つ又ケーブル が付属するという
点です。まさにゲームキャプチャのために生まれたデバイスですね。
　
一方でこの「AVT-C281J」の最大の懸念はやはり 「D端子/コンポネント」
という先行き不安な規格の縛りの中でしか活用できないという点です。
権利関係の問題を理由にD端子出力を削ってくるAV機器も最近は増えていますので、
いつまで使い物になるのか？ という不安はどうしても出てきてしまいます。
　
ただ、ゲーム機でいえば現行機はすでに動作できることが確認されていますし、
次世代機の先陣を切った Wii U も一応別売りケーブルでD端子出力が
できるようですので、まだしばらくは使い続けられそうな気もします。
　
私はゲームプレイ画面をキャプチャするときにはPCのキャプチャボードを
使っているのですが、やっぱりPCでのキャプチャは それなりに億劫 なものです。
キャプチャ専用機器が常にゲーム機につながっていて、ボタン1つで録画開始！
という環境が作れるのは「AVT-C281J」の魅力ですね。