NIKON COOLPIX S800c は Android OS搭載、光学ズーム写真をその場でアップ！

　
製品紹介ページを見ているだけだとメニュー構成などについて
いまいち捉えきれないところがありますが、どうもデジカメ
そのもののメニューというのはなく、
　
　写真を撮る ＝ Androidの写真フォルダに入る
　
という考え方で、あとはAndroidのアプリで自由に閲覧、共有、
転送、加工してください、というコンセプトになっているように
見えます。スマホを使い慣れている人であれば非常に分かりやすい
構成といえるでしょう。
　
■ニコン、Android搭載デジカメなど「COOLPIX」新モデルの発表会を開催 - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120822_554594.html
搭載するOSはAndroid 2.3.3。OSアップデートについては「考えていない」（ニコン映像カンパニー 開発本部第三設計部 ゼネラルマネジャー 前田栄作氏）という。
ということで、搭載されているAndroid OS 2.3.3 はそれ以上の
OSアップデート不可 ということになりそうですが、これ専用のアプリが
第三者の手で開発 できるというだけでもかなりワクワクしてきます。
　
ネットワークはWi-Fiのみで、3Gはありません。当然といえば当然ですが、
スマホのようにどこでもネットワークにつながるわけではありませんし、
通話機能も備えていません。ただ、モバイルWi-Fiルータというジャンルが
かなり一般的になってきていますので、
　
　モバイルWi-Fiルータありき で考えると、
　
いつでもどこでも転送・共有できるデジカメとして重宝しそうです。
　
「デジカメで写真を撮る」＝「ネットで共有するため」という利用シーンが
多くなった昨今、本来ならデジカメでキレイな写真を撮りたいところを、
　
　『 すぐアップしたいから、スマホで撮っちゃえ 』
　
と思うことが多くなりました。しかし何だかんだいっても、デジカメで撮る
写真とスマホで撮る写真にはクオリティに大きな違いが出ます。
中でも一番大きなポイントは、スマホに光学ズームが無いことです。
　
COOLPIX S800cは 10倍の光学ズーム を搭載していますので、
迷うことなく寄る構図で写真を撮り、それをそのままネットに
アップすることができます。これだけでもネットワーカー（？）には
大きな利点といえるでしょう。実際、COOLPIX S800cのプロモーションビデオ
でも真っ先に触れられているのがこの光学ズーム→すぐアップ、という点です。
　
デジカメにAndroid OS搭載というのはまだキワモノ扱いかもしれませんが、
もしかすると今後のトレンドの1つになるかもしれないと思うと、
この COOLPIX S800c は重要な分岐点といえるでしょう。
ぜひこの分野が1世代だけでなく、今後も続いていってほしいものです。