「ホットスワップ」と「容量拡張」で無停止作業！ QNAP TS-219Pの2TB→3TB化

　
私はこういう「パーツを買ってから実際に使い始めるまでに日が空く」
ということを結構やるのですが、これって本当は、
　
　初期不良保証期間が過ぎる危険性 があるため
　
あまりオススメできないのですよね。PCパーツものは購入したらすぐに
動作確認がてら作業を開始するのが一番です。
　

　
さて、とりあえず QNAP TS-219P では古いファームウェアのバージョンだと
3TBのHDDを認識しないことがあるということで、とりあえずバックアップを
最新状態に更新した上で、ファームウェアの更新 も行っておきます。
（ファームウェア更新でとちってデータ全滅！ということも有り得ないこと
でないですからね・・・）これで事前の準備は完了です。
　
続いて、実際にHDDを取り替えていく作業に入ります。
実は私は実際に必要な作業をあまり下調べしていなくて、
とりあえずバックアップHDDがあるし、2TB+2TBを取り外して 3TB+3TB の
新規ボリュームを作って、また コピーバック すればいいんじゃないの？
くらいに思っていたのですが、
　

　
QNAPさんは私の想像より優秀で（というか私が最近のNASを甘く見ていただけ
かもしれませんが）、なんと 「ホットスワップ」 と 「容量拡張」 を
上手く組み合わせることで、無停止・運用継続をしたままHDDを置き換えて
いくことができるのです。手順はこんな感じになっています。
　
１、2TB+2TB のうちの1本を外して、3TBに入れ替える。
　　自動的にリビルドが走って、2TB+3TB(容量は2TB)になる。
　
２、もう1本のほうを外して、3TBに入れ替える。
　　自動的にリビルドが走って、3TB+3TB(容量は2TB)になる。
　
３、「容量拡張」で2TB→3TBに拡張する。
　
という具合です。なんという恵まれた環境なのでしょう。もちろん、
ちょっと大ごとになりますので、全てを信用して危機感なく進めるのも
ちょっと怖いのですが、なんといってもバックアップHDDは別にありますし、
さらに1本外していくごとにその2TBのディスクがバックアップ代わりにも
なっていますので、万が一ミスしたときも リカバリ材料 は一応あります。
　
ということで、このホットスワップによる容量拡張を進めていきましょう。
　

　
「変更」を押すと、「このドライブを取り外してください」 という
表示に変わりますので、TS-219PからHDDをホットスワップで取り外していきます。
　

　
よくよく考えると TS-219P のホットスワップって初めて活用するような
気がしますが、本当に何も考えずに引っ張り出してしまって良いのですね。
「ピー！ピー！」 とやかましい警告音は鳴りますが、これは想定内です。
　
スロット2のHDDを2TBから3TBに積み変えて戻すと、こんな感じで
リビルドが自動スタート します。お見事です。
　

　
リビルドの進捗状況なのですが、どうやら2TBまるまるリビルドするのに、
　
　7～8時間くらい掛かりそうな勢い
　
になっていました。まぁこれは容量が容量ですので仕方がないというところ
でしょうか。上述のとおり、リビルド自体を2回繰り返す必要がありますので、
合計15～16時間は掛かる ことになります。
　
そうはいっても、その間NASの読み書きは普通にできる状態でいられるのは
とても嬉しいところです。とりあえずこのまま放置をして様子を見てみます。
このままトラブル無く進んでくれれば良いのですが。。。