アンテナ線の数珠つなぎで地デジ視聴にトラブル! ブースター+3分配器の構成で解決

2012/01/24

スカパー!光HDの受信状況が云々ということばかりを気にしていて、
CATV経由で取っている地上デジタルの電波についてはほとんど心配をして
いなかったというか ノーマーク だったのですが、それは突然起こりました。
 

信号レベルが低下しています。視聴できる状態ではありません。アンテナ線の緩みや抜けの可能性もあります。E201

なんと、BRAVIA KDL-40F1 で 地上デジタルのNHK総合 だけが映らなくなりました。
他のチャンネルは問題ありませんし、CATVチューナはもちろん、
HDDレコーダの地デジチューナにあわせたときも特に問題はありません。
テレビモニタ直で地デジのNHK総合に合わせたときだけがNGになります。
 

 
時折映ったりすることもあるのですが、電波が安定しないのか、
酷いノイズ に見舞われたりして、視聴に耐えない状態になっています。
 

 
いままで地上デジタル放送で電波感度が足りない事態に見舞われたことは
一度もなかったためビックリしてしまったのですが、調べてみたところ
確かにNHK総合の 受信感度 は非常に低く、危険水域に達していました。
 
他のチャンネルは大丈夫といえば大丈夫なのですが、それでも数値はあまり
高いほうではなく、BRAVIAの設定画面でいうと黄色い部分、40台中盤を
ウロウロする感じです。いままで視聴に問題がなかったとはいえ、
実は結構あぶない状態だったのかもしれません。
 
ちょっと気になったのは、新しいレコーダ「DBR-Z160」を購入する際の下調べ
をしていたときのことです。私は地デジのアンテナ線を、大元のCATVチューナ
からレコーダ2台を 数珠繋ぎ で介してテレビに放り込んでいるのですが、
最近の東芝レコーダはアンテナ線の数珠繋ぎにはちょっと弱いらしく、
何台も数珠繋ぎしないようにという話が出ているようなのです。
 
そこで、つなぎ方を変えてみることにしました。
 

 
用意したのはまずこちら。まずはマスプロの 3分配器「3SPED」
 

 
そしてもう1つ。こちらもマスプロの UHFブースター「UT30BC-P」 です。
 
なお、この「UT30BC-P」は、UHFはブースト、VHF/BS/CSはスルーするタイプの
ブースターになっています。
 
「何を通すものか」「何をブーストするものか」
 
をちゃんと確認しないと目的が達成できないどころか、観られるものが
観られなくなってしまったりすることもありますので、
ブースターのスペックはしっかり確認する必要があります。
 
 
これらを使って、いままで、
 
 CATVチューナー ⇒ RD-X9 ⇒ DBR-Z160 ⇒ BRAVIA KDL-40F1
 
となっていたものを、
 
 CATVチューナー ⇒ ブースター ⇒ 3分配器 ⇒ 
   ⇒ RD-X9
   ⇒ DBR-Z160
   ⇒ BRAVIA KDL-40F1
 
というように、CATVチューナから出てきた線をブーストした上で3分配して
それぞれ直結でレコーダ2台とテレビに放り込むようにしたのです。
 
なぜCATVチューナの前からブーストしなかったのか、という話もあるのですが、
CATVチューナに入る線は単純な地デジ信号ではなく、CATV各種の特殊な
チャンネル信号が全て含まれており、うかつに触ると せっかく映って
いたものが映らなくなってしまう危険があったためです。
 
また、VHF/BS/CSをブーストしないタイプにしたのは、そもそもJ:COMはBS/CSについては
パススルーではない ため、チューナから出てくるアンテナ信号にはVHF/UHFしか乗って
こないことが予め分かっていたからです。そして現状では地上アナログVHFについては
ほぼ役目を終えましたので、UHFだけをちゃんとブーストしてくれれば良いという判断です。
 
 
こうして配線構造を見直した結果、、、
 

 
見事に受信レベルが復活しました!
 
BRAVIAの設定画面では、35~36 で映ったり消えたりしていたNHK総合で、
58~60 の安全域まで回復しています。これならちょっとしたゆらぎで
視聴を遮られる心配はなさそうです。
 

 
レコーダ側でも問題なく受信できています。実は最初、ブースターを使わずに
3分配してそれぞれ直結するだけでも改善するのではないかと思って試してみた
のですが、そのときは3台目の「RD-X9」だけが受信感度がかなり落ち込んで
しまっていました。やはり 単純な分配 をするとそれなりに信号レベルが落ちる
ようですので、ブースターは咬ましておいて損はないということになります。
 

 
ちなみに、ブーストはやりすぎても良いことはありません。
この「UT30BC-P」は調節つまみによって 16dB~32dB まで変化させることができますが、
私の環境では実は 一番弱い16dB のところにつまみを合わせたときが一番受信レベルが
高くなり、それ以上にするとどんどん受信レベルは落ちていきました。
 
電波信号はデリケートなものですので、試行錯誤をして安定した受信環境を
整えていくべきなのですが、そのための機器はそれなりのお値段がするために
色々なモノを試せないのが辛いところですね。。


2012/01/24 [updated : 2012/01/30 01:09]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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Donca 2012/01/30
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