フラッシュメモリカードの雄、ハギワラシスコムが民事再生法の適用申請

2011/03/28

■ハギワラシスコム、民事再生法の適用を申請
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110331_436333.html
 
コンパクトフラッシュやSDカードなどのフラッシュメモリでお馴染みの
「ハギワラシスコム」 が、民事再生法の適用を申請していました。
 
記事によるとデジカメ向けフラッシュメモリに参入したのが 1995年
売上の最盛期は2004年とありますが、1995年というと相当古いですね。
私が初めて買ったデジカメは1997年のFinePix 700ですが、
この頃はまだ スマートメディア が主流でした。
 

 
私は振り返ってみると、実は意外なことに1度しかハギワラシスコムの
カードを買っていません。それが2003年に購入した 「HPC-SD512T」 という
512MBのSDカードでした。MP3プレイヤー 「HyperHyde Exrouge」 用に
購入したもので、東芝のOEMだったこのカードは消費電力が少なく、
長時間再生が可能ということが判明し、その界隈ではプチブームになりました。
 
当時は512MBが「大容量」SDカードであり、
 
 1枚3万円もしたものです。
 
まさにハギワラシスコムの最盛期と重なる頃といえるでしょう。
 

 
その後、Transcend、PQI、A-DATAなどの台湾メーカーを中心として
メモリカードの 低価格化 が一気に押し寄せ、遂には数GBの必要十分な
容量が1,000~3,000円程度でいつでも手に入るところまで来ました。
 
私たち消費者にとってはある意味夢のような状況でありましたが、
その中でビジネスとしてのフラッシュメモリ産業はコモディティ化
していきました。USBメモリが「おまけ商品」 のような扱いに
なることが増えてきたのもその一例といえるでしょう。
 
デジカメと携プレの黎明期を知るものからすると、一時期は家電量販店の
メモリコーナーの 壁いっぱいを埋め尽くしていたフラッシュメモリの雄、
ハギワラシスコムの商品の姿を見かけなくなることには一抹の寂しさを感じます。


2011/03/28 [updated : 2011/04/02 00:05]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.30462   投稿者 : 民事再生   2011年4月13日 19:07

ハギワラシスコム、民事再生ですか。
最近、増えているような気がしますが。

フラッシュメモリーも業績のぶれ、大きそうですねー。



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