いよいよお目見え"モバギロイド"? こと「LifeTouch NOTE」は3/10発売

2011/02/13

■NEC、フルキーボード搭載のAndroid端末「LifeTouch NOTE」 - ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110215_422586.html
■これは"モバギ"の再来か:ATOKも"Ctrl+c"も使えるキーボード付き
Androidポケットノート──「LifeTouch NOTE」の実力検証 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1102/15/news026.html
■ASCII.jp:開発者に聞く LifeTouchはモバイルギアの夢を見るか?|西田 宗千佳のBeyond the Mobile
http://ascii.jp/elem/000/000/589/589061/
■"モバイルギア"の名称を使うかも悩んだ:PCやスマートフォンの競合ではない
「3つ使い分けてもらいたい」──NEC「LifeTouch NOTE」発表会 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1102/15/news127.html
 
NECからフルサイズキーボード、7インチモニタ搭載のAndroid端末、
「LifeTouch NOTE」 が正式発表されました。
以前からちょこちょこと情報が出ていて、かつてのMobileGearの再来、
俗称では「モバギロイド」などと呼ばれていたモノです。
 
発売予定日はWi-Fi対応版が 3/10、FOMA版は4月下旬となっています。
価格は、Wi-Fi版は16GB版が 4.5万円前後、4GB版が4.0万円前後、
FOMA版が5.5万円前後とのことです。

 
気になる点はいくつかありますが、まず昨今の流行りのスマホ業界からの
目線でいうと Android 2.2ベース という点が目に留まります。
最新のAndroid 2.3やこれから登場予定の3.0だったら、みたいな
無いものねだりな話はともかくとして、問題はこの LifeTouch NOTE が
かなりの カスタム を加えたバージョンだという点です。
 
最も特徴的なのが、特定アプリケーションのみとはいえCtrl+c、Ctrl+v
などの PCライクなショートカットキー をエミュレートしたり、
Menu、Ctrlのキーバインドを入れ替えたりできるといった部分で、
こうしたPCでの 文字打ち屋さん が喜びそうな機能をAndroidで実現する
ために多くの労力を割いています。その代償として、
 
現状では2.2を搭載しているが、今のところLifeTouchでの OSバージョンアップについては、明言されていない
という話が出てきます。Android端末は多機種でもOSのバージョンアップに
デバイス側が追随できるか否かが常に焦点になりますが、LifeTouch NOTE
についていえば、より可能性は薄い といえるでしょう。どちらかというと
モバイルギアがそうであったように、「文字打ち屋のツール」として
今完成している機能を使い潰してくれ、という感じのデバイスになりそうです。
 
キーピッチは16.8mm と、かつてのモバギと同じくらいの十分な幅を持っています。
キータッチについてはさすがに叩いてみないことには何ともいえませんが、
文字打ち屋としてそそられるスペックであることは間違いないでしょう。
 
この手のフルキーボードデバイスとしては、たとえば IS01 とか、NetWalker
などが出ていますが、いずれもキーピッチが十分ではなく、文字打ち屋としては
十分な使い勝手を得られずに厳しい位置づけになってしまっていたものも
少なくありません。それと比べると LifeTouch NOTE への期待は膨らみます。
 
私は VAIO type X を持っていますが、やはり画面サイズが大きいということは
筐体そのものが大きくなるということで、たとえば700g台の軽さを実現していた
としても、持ち運び時にかさばる という印象は避けられませんでした。
そういう意味では VAIO type P は落としどころとしては良い位置にいますが、
PCとしての機能を有しているが故に、バッテリの持ち時間 は圧倒的に少なくなります。
(Lサイズバッテリを基準にしたらせっかくの小型筐体の意味がなくなりますし)
 
これらの既存のデバイスと比較しても、LifeTouch NOTE には
「捨てるものが多い代わりに得るものを得た」 という、
他社にないポジションを感じることができます。
 
なお、筐体のサイズは 234×138×25(mm)、重量は699g となっています。
これは正直を言うとちょっと、サイズはともかく重量はちょっと重すぎという
感じがします。モバイルギアの頃を思い浮かべても、もう100g軽かったら、と
思わないでもありません。それと画面解像度が 800×480 というのも、
「ちょっとモニタをケチったかな?」という印象は拭えません。
 
というより、ここに良いものを使うよりも 「4万円で買える」 という価格の
ほうを重視したという言い方はできるでしょう。文字打ち屋だけが喜ぶニッチツール、
いわば ポメラと直接対決 するデバイスといえなくもないモノですから、
これが7~8万円して売れるものになるとは思いません。そういう意味では
価格のための泣く泣く妥協した点は多いのでしょう。
 
あと、言うまでもないことかもしれませんが、電話機能はありません (笑)

個人的にはこの LifeTouch NOTE は久々に 惹かれるデバイス です。
スマートフォン界隈のデバイスは惹かれるものは確かに多いのですが、
いざとなると回線契約がくっついてきて、買うのに相当の覚悟が必要なものが
多すぎました。iPad や LifeTouch NOTE のようなWi-Fiのみの端末は
そういう意味では 「失敗しても○万円ぽっきり」 という損切り(?)が
計算できるぶん、思い切って買いやすいと言えるのかもしれませんね。


2011/02/13 [updated : 2011/02/16 11:57]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.30365   投稿者 : 匿名   2011年2月16日 12:50

やっとまともなものが出てきた感じ、解像度が低いけどそれ以外は結構戦えそう、海外勢は3.0機を次々出してくるだけに対抗できるか!?


No.30367   投稿者 : 匿名   2011年2月16日 14:03

安定性とパフォーマンスのバランスからFroyo(Android 2.2)はいい選択だと思います。
が、折角のTegra 250(マルチコア)なのでHoneycomb(3.0)へのアップグレード期待したいですね。

チャントAndroid Marketに対応しているもの評価したいです。



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