CPUクーラー交換 - パイプ干渉、ネジ届かず、トラブル続きで大パニック!
2011/02/23■2011/02/14 [サーバ障害再び・・・今度はCPUコアがオーバーヒートしてダウン?!
サーバ障害再び・・・今度はCPUコアがオーバーヒートしてダウン?!]
■2011/02/15 [サーバのCPU温度計測に四苦八苦、lm_sensors(ELRepo)でセンサーを認識
サーバのCPU温度計測に四苦八苦、lm_sensors(ELRepo)でセンサーを認識]
■2011/02/16 [CPUオーバーヒート問題、負荷実験をしてみると楽々90度超えに・・・。
CPUオーバーヒート問題、負荷実験をしてみると楽々90度超えに・・・。]
■2011/02/20 [CPUクーラー「XIGMATEK DURIN D982」を購入したものの、取り付け計画見直し
CPUクーラー「XIGMATEK DURIN D982」を購入したものの、取り付け計画見直し]
■2011/02/22 [65mmのCPUクーラーをもう1つ購入 - TITAN「ENTERTAINER」
65mmのCPUクーラーをもう1つ購入 - TITAN「ENTERTAINER」]
CPUオーバーヒート問題も佳境です。いよいよマザーボードまで
丸ごとひっくり返しての CPUクーラー交換作業 に挑みます。
予想工事時間は30~40分と見て、メンテ時間は1時間と見積もり、
さらに余裕を見てメンテ画面には1時間20分のメンテとして表示していました。
・・・マザボを 取り外すだけで20分 も掛かりました orz
ネジを1つ1つ外していくだけだから、面倒は掛かっても手順で滞ることは
ないのでは? と単純に思っていると痛い目を見ます。小さいケースでは
とにかく狭いところでの作業になりますので予想外の苦労が耐えません。
今回一番困ったのはネジを全部はずしてもマザーボードが抜けない、
という事態でした。ケースが狭すぎて、目一杯斜めにしないと
マザボのどこかがケースに当たって引き抜けないのです。
とにもかくにも、時間は掛かったものの、マザーボードを取り出すことが
できましたので、CPUクーラーを設置していきます。
「XIGMATEK DURIN D982」と「TITAN ENTERTAINER」のどちらを付けても
よかったのですが、ひとまず設置が楽そうな ENTERTAINER のほうを選びます。
ところがここで大問題が発生します。置いてみて初めて分かったことなのですが、
ENTERTAINER のヒートパイプがマザーボード上の コンデンサに干渉 して、
どの角度にも置くことができないのです!
マザーボードのレイアウトはこんな感じですが、CPUソケットの四方に
コンデンサがあって、これが ENTERTAINER の ヒートパイプにギリギリ
かち当たる のです。これはあれか? 青龍、朱雀、白虎、玄武みたいな
感じでCPUソケット守ってるんか? とか突っ込んでいる暇もありません。
慌ててもう1つのクーラー、DURIN D982 を取り出します。こちらも一見
似たようなヒートパイプの構造に見えますが、少しだけ斜め上を向いていて、
このほんの少しの差で DURIN D982 だとマザボと干渉しませんでした。
しかし、問題は次から次へとやってきます。
DURIN D982 のほうはバックプレートが必要になりますので、
頑張ってこれも取り付けていったのですが、今度は上からの
ネジ留めが まったく届きません。硬いとかいうレベルではなく、
どう考えても届くワケがない硬さなのです・・・。
あとで気づいたことなのですが、どうやら私はヒートシンクにつける
リテンション・キット の取り付け方を間違っていたようです。。。
ヒートシンクの羽との間にぴったり収まるすき間があり、そのキットの
横側の突起部もヒートシンクに綺麗にくっつくことから、ここに挟むのが
正解だと思っていたのですが、結果から見るとその一段下に取り付ける
ものだったようです。説明書にも微妙な図しか載っていなくて、
こんなところに罠があるとは思いもよりませんでした。。。
そんなことに気づく由もない私は完全にパニくってしまったのですが、
その場の思いつきで、ENTERTAINER の脚に付けていた スペーサー を
マザボにくっつけてバックプレートと繋ぎ、そのネジ穴を DURIN D982 の
ピンと繋げるという荒業に出ました。
そんないきあたりばったりで大丈夫か? と 内心ヒヤヒヤもの だったのですが、
どうやら大丈夫です、問題ありません。ピンに付いているバネが元々かなり
硬めだったこともあり、多少高さがズレても十分な強さでCPUに押し付けることが
できました。水平に付けられているかどうかも念入りに確認します。
あとは上から ファンをかぶせて ゴムピンで固定し、マザーボードをケースに
戻して、急いでそれ以外のパーツを接続しなおしていきます。すでに予定の
1時間を回ったところでしたが、何とか元通り起動させることができました。
想定外のことが起こりまくって、冷や汗がダラダラに出てきます。
交換が終わったらいよいよCPUの温度の測定です。通常稼動の温度を測ってみると、
ケースを開けて35~45度、ケースを閉めて40~50度と、CPUクーラーの交換前と
それほど変わっていません。ここで前回と同じく 負荷実験 をしてみました。
前回は5分間の負荷でしたが、今回は同じ負荷を 10分間 掛けています。
その結果がこちらのグラフですが、どうやら一定の効果はあったようです。
前回は負荷を掛け始めて1~2分目には温度が一気に90度を超えていった
のですが、今回はその上昇はずっと緩やかで、80度 を超えたのが 6分後、
その後も80度ちょっとのところでせめぎ合いが続くような状態になりました。
10分の実験の終盤でもまだ微妙に上昇傾向だったのが不安ではありますが、
以前のように、そう簡単に90度に達するようなことはなくなったと思うと
一応の進歩はあったということでしょう。ただ、この差は「SHURIKEN Rev.B」
と「DURIN D982」の 性能差 なのかと言われるとそうも言い切れません。
というのも、以前も触れたとおり、SHURIKEN Rev.B が付いていたときは、
1本のプッシュピンが微妙にグラついていたからです。性能差ではなく、
ちゃんと取り付け出来て いたかどうかの差だったのかもしれません。
ということで、今回交換した DURIN D982 も、取り付け方が間違ったまま
だったりして決して順風満帆ではないのですが、とりあえず以前の状態と
比べるとひと安心はできるようになった、という結果になりました。
ただ、この温度では 「夏」が来ればまたアウト になる可能性は非常に高いでしょう。
そういう意味ではCPUオーバーヒートにはこれからもまだまだ悩まされることに
なりそうです。もっとCPUクーラーまわりを頑張っていじってみるか、
あるいは 諦めてミニタワーケースに引っ越す か・・・。
設置スペースも増やしたくないところですので、考えドコロです、。
2011/02/23 [updated : 2011/02/27 12:11]
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。
@ckom をフォローする
« 65mmのCPUクーラーをもう1つ購入 - TITAN「ENTERTAINER」 | トップに戻る | あまとも通信 - BUFFALOのRAID対応USB3.0 HDDが大幅値下がり » |
▼ はてなブックマークのコメント ▼
関連記事
ピックアップタグ
- アニメ(440)
- GSR(319)
- ライブ(79)
- イベント(207)
- コラボカフェ(35)
- VTuber(25)
- アニメ吐き出しメモ(10)
- ウマ娘(50)
- 舞台挨拶(45)
- 先行上映会(19)
- トークショー(20)
- バンドリ!(51)
- ガールズ&パンツァー(59)
- 少女☆歌劇レヴュースタァライト(60)
- ゾンビランドサガ(9)
- プリンセス・プリンシパル(19)
- スタリラ(31)
- コラム(171)
- ゲームプレイ日記(69)
- ワンフェス(13)
- コメンタリー上映(7)
- 岩浪美和(25)
- 大洗(9)
- 響け!ユーフォニアム(12)
- リズと青い鳥(9)
- RAISE A SUILEN(10)
- 艦これ(23)
- ストライクウィッチーズ(23)
- メイドインアビス(8)
- BLAME!(8)
- ヤマノススメ(7)
- ラブライブ!サンシャイン!!(11)
- HELLO WORLD(6)
- 宇宙よりも遠い場所(5)
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン(8)
- 私に天使が舞い降りた!(9)
ブログ内検索
▼ コメント ▼
No.30387 投稿者 : 匿名 2011年2月27日 13:59
サーバーなら家の外に出すって、手もあるようだから挑戦してみれば?
No.30389 投稿者 : とし 2011年2月28日 15:39
素直にミニタワーが一番手っ取り早いような・・・
No.30390 投稿者 : むむ 2011年3月 1日 12:58
そんな急ごしらえで大丈夫か?
コメントしましょう