スカパー!HDの設置とAT-X画質比較 ( vs J:COM 額縁SD画質)

2009/12/23

■2009/12/22 [10月から大幅拡充の「スカパー!HD」に申し込み - お目当てはAT-X HD
10月から大幅拡充の「スカパー!HD」に申し込み - お目当てはAT-X HD]
 

 
ということで、スカパー!HD にWebから申し込んで3日後、
アンテナとチューナ一式が手元に届きました。
さっそくいそいそとセットアップしていきましょう。
 


箱自体が結構大きくて驚きましたが、チューナとアンテナが
両方入っていますので、確かにこんなものかという気もします。
アンテナは124度+128度のCSと110度BSが受信できるマルチアンテナで、
最長辺は53.5cm くらいあります。
 
何はなくとも、このアンテナの取り付けから始まるのですが、
 


私は数年前に一度取り付け作業を経験したことがあって、その 感度のシビアさ
分かっていたつもりなのですが、それでも今回もかなり手こずりました。
やり方は、まずマストを完全に「垂直」に立てることを前提にして、
 
「傾斜角」 (微妙に首をかしげるように回転させる)、
「仰角」 (上を向く角度を調整する)
 
を指定のものに合わせ、
 
「水平方向」 (南南西のある一点にあわせる)
 
を調整することで、これらが完全にぴったり合った場合に
はじめて映像が映るということなのですが、一番の問題は、
 
 どのパラメータがおかしいのか分からない
 
ということにあります。とにかくちょっとでもズレていると、受信感度は
ゼロになって 反応が全くありませんので、どこを固定してどこをずらしながら
調整すれば良いのかというのがわからず、常に手探り状態になります。
少なくとも、調整している本人がチューナ+テレビに映っている受信レベルを
見ながら調整 しないとさっぱりということになるでしょう。
 
やり方としては、最初はとにかくおおざっぱに(ただしゆっくり)
動かしてみて、一瞬でも受信レベルが上がるところを突き止めます。
受信レベルがゼロではない点を突き止めたら、どんなに満足いかない
受信レベルであっても そこで一度固定して、それをベースに今度は
どれか1つの角度をずらしていって、受信レベルが上がったものを
徐々に採用していきます。このときとにかく焦らずに ミリ単位でずらして
受信レベルの「ヤマ」をじっくり調べるのがポイントです。
 

 
ある程度粘った結果、ウチではスカパー!HDの受信レベルは 75~85くらい
PerfecTVは60~70くらい、SKYは85~95くらいになりました。理想は全て
100になる点を探すのが良いのですが、まぁこのくらいでも支障はありません。
 
ところで、せっかく購入した 「すき間ケーブル」 ですが、結局使いませんでした・・。
というのも、すき間ケーブルを固定したい窓には雨戸があり、
窓枠と雨戸枠 を頑張ってすき間ケーブルで超えたとしてもその先に
ネジ止め固定する箇所を確保できなかったからです(雨戸の金属カバーしかない)。
 

 
で、どうしたものかと思って調べていると、以前NTTの工事の人に
光ファイバーを引いてもらった際に エアコンダクト のところを通して
もらったのですが、これが自分でもうまく開けられて同じ箇所に
ケーブルを通すことができそうだということが分かったためです。
これができるなら無理に細いケーブルを使うよりずっと安心といえます。
 

 
チューナはレンタルのもので、HUMAX製 のSP-HR200Hです。
他には買い取りのみでSony製のものもありますが、
とりあえずは標準レンタル品でそんなに困ることもないでしょう。
 
接続が完了したあとは、スカパーの 「取付け専用ダイヤル」 というところに
電話をして、プッシュホンでCSカードの番号を入力すると、そこから
自動的に16日間無料体験期間が開始します。本来はここでお試ししたあと、
はがきで本契約の申し込みをすることになるのですが、私のようにすでに
Webから本契約のチャンネルまで申し込んであると、1日以内くらいには
自動的に本契約に切り替わります。
 

 
こんな感じで、衛星メールで無料お試し開始のお知らせと本契約完了の
お知らせが同時に 届いたりします。ひとまずこれでセッティングは完了です。
本契約が済んだあとは、無料お試しの中には入っていないAT-X HDなども
普通に観られるようになりました。
 
 
最後に画質です。私のそもそもの目的は、J:COM経由で来るAT-X が、
 
 SD画質でありながら、16:9作品はさらに額縁に なってくる
 
という問題を何とかすることでした。
 

 
これ、ちょっと面白い構図なのですが、左の40インチテレビに映って
いるのは J:COMのAT-X (4:3の中に16:9が入るという額縁放送)、
右の24インチモニタに映っているのが スカパー!HDのAT-X HD です。
40インチを額縁にすると30インチ相当になりますので、違う大きさの
モニタで同じくらいの映像が映るという不思議な状態になっています。
 
しかし、その粒度の差は歴然です。SD放送の垂直解像度が480だとすると、
額縁状態のときには360ラインしかありません。スカパー!HDのほうは
数字上は1080ラインですからその差はパッと見でもハッキリとわかります。

スカパー!HD「AT-X HD」J:COM「AT-X」(額縁)

これはソースデータそのものではありませんが、S端子経由でRD-X8に録画し、
それをソースにして一部を比べてみたものです。S端子という低解像度の
部分を通してさえ、元データの差が識別できる のが分かります。
ソースそのものをHDMI接続でテレビに映したときはもっとハッキリくっきりとします。
 
マニアックな方々の間ではスカパー!HDのAT-X HDの画質は
「HD放送としてはガッカリ画質」だと言われている向きもあるようなのですが、
地デジのような高品質なものと比べるならともかく、SD放送と比べるなら
十二分なジャンプアップ を実感することができるでしょう。


2009/12/23 [updated : 2009/12/23 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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Donca 2009/12/28
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