どちらを選ぶ? 超軽量ノート「VersaPro UltraLite VS」対「VAIO type P (WinXP)」


今週は2つのパソコンの発表が目を惹きました。
 
1つはNECの 「VersaPro UltraLite タイプVS」
10.6型ワイド液晶を搭載しながら 725g まで軽量化した
鉄板のような(?)ノートPCです。CPUはAtom Z540、
OSはVistaですがXPへのダウングレードも可能です。
 
■NEC、世界最軽量の10.6型ノートPC
「VersaPro UltraLiteタイプVS」~最薄部15.8mm、重量約725g
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090526_169995.html
■NEC、世界最軽量PC「UltraLiteタイプVS」開発秘話
~ダイバーのように潜行した、ボトムアップのビジネスモバイル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/20090526_170017.html
■NEC「VersaPro UltraLite タイプVS」
~世界最軽量を実現した約725gのスリムモバイルPC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090526_170002.html
■極薄軽量ノートPC「VersaPro UltraLite タイプVS」はどれだけ薄いか
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0905/26/news037.html
 
もう1つはSonyの 「VAIO type P」 WinXPモデル。
当初からノートPCを半分に切ったようなサイズと626gという
軽さで注目を集めたtypePでしたが、Vista搭載がネックに
なって重いという話がよく聞かれました。それが今回
Vista特有の機能をいくつか諦めることでWinXP化を実現、
直販モデルではCPUの最高グレードも引き上げています。
 
■ソニー、Windows XP搭載の「VAIO type P」
エントリーモデル~最小構成で67,800円
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090526_170035.html
■待望のXP搭載「VAIO type P」を徹底検証する
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0905/26/news079.html
 
この2機種は、狙っているマーケットが全く別方向(企業向け/個人向け)を
向いているハズなのですが、私を含め多くの方にはこれが同じカテゴリを
向いているように見えたかもしれません。
 
私は今年1月にVersaPro UltraLiteタイプVCを個人で購入している
ことからもわかるとおり、
 
 ノートPCの「重量」はまだ必要十分に達していない
 
と考えています。長らくノートPCの重量は 1kg前後 で停滞しており、
そこから大きく踏み出した機種はほとんどありませんでした。
あったとしても、Windows Mobile搭載機のようにOSそのものがPCとは
かけ離れていたり、タッチタイプ するのがつらいキーボードだったり
どこかが物足りないものがほとんどでした。
 
昨年から猛威を振るった 「ネットブック」 もほとんどが、
 
 「低パフォーマンス」だから「低価格」にしないと!
 
というコンセプトで作られており、その結果真っ先に犠牲になったのが重量です。
ネットブックで1kgを切るモデルはほとんどなく、1.0~1.3kgのあたりをうろうろ
とする状態で、どうしても「気軽に持ち運べる」という気分にはなれませんでした。
 
今回の2機種、「VersaPro UltraLite VS」はAtom Z540搭載機、
「VAIO type P」は直販モデルの最上位はAtom Z550搭載機と、
いずれもネットブックの流れというかUMPCの流れを汲むPCですが、
重量がそれぞれ突出して 725g、626g という軽さを実現しています。
 
いわば一般的なネットブックの構成を踏襲しながら、ネットブックのもう1つの
ウリである「低価格」を犠牲にして、専用部品を洗練して小型・薄型・軽量で
ある程度使えるノートを目指したわけです。
 
VAIO type P は小型でありながら超高精細モニタを搭載したり、当初の
VistaモデルではチップによるHD動画再生支援をアピールしたりと、
個人向けの趣味ガジェットという位置づけをとっていたのですが、
今回はOSのXP化(=動作軽量化)の代わりに動画再生支援やGPSなどの
メディア系機能が犠牲になっていることを考えると、
 
 持ち運べる「フルキーボードのテキスト/ウェブ端末」
 
としての実用性が重視される構成になったのではないかと思います。
VAIO type P を求める層の中にそういうユーザがかなりいたことの証明であり、
変な言い方をすれば、かつての 「モバイルギア」「シグマリオン」 といった
端末の末裔としてこれらが位置づけられつつあるといっても良いのかもしれません。
そこに対抗馬としてNECのVersaPro UltraLite VSが名乗りを上げたというのは
何とも感慨深いものがあります。
 
ここでは細かいスペックは割愛しますが、VersaPro UltraLiteの画面の大きさ
(ただし解像度はVAIO type Pのほうが上) は長所でも短所でもあり、
これがそのまま筐体サイズの大きさにも現れます。その意味では常に
しっかりした大きさのカバン を持ち歩くビジネスマン向けという色が
濃く出ているでしょう。VAIO type P は取り回しという点では圧倒的ですが、
筐体サイズのぶんだけ キーボードの側にしわ寄せが ないわけはありません。
(それでもこのサイズにしては相当頑張っていると思いますが)
 
また、いずれもメインPCとして本気で使おうと思ったら スペックに不満が出る
モデルであることは間違いありません。Atom Z540、Z550といったCPUでは多くの
ネットブックがそうであるようにHD系の動画などを扱うには向きません。
前述しましたが「フルキーボードのテキスト/ウェブ端末」というカテゴリとして、
2ndマシン、あるいは人によっては 「3rdマシン」 として使えるような
ヘヴィユーザにオススメという言い方になるでしょうか。
 
私自身は4ヶ月前に868gの VersaPro UltraLite VC を購入したこともあって、
さすがにすぐに食指は動かないのですが、このカテゴリがこのまま進化していって、
年末商戦頃に VAIO type P の Windows 7版 とかが出たりしたら
ちょっと欲しくなってしまいそうです。


2009/05/27 [updated : 2009/05/27 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.29041   投稿者 : ガウス   2009年6月 1日 20:02

何でtype Pはメモリを1GBにしちゃったんでしょう。

WinXPで2GBだったら最強なのに…。


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