Forza2 鈴鹿逆走 - よくできたシミュレータが現実の制約を超えたりする例とか
2007/08/07レーシングカーの開発現場で使用されるエアフローのシミュレーションや、
遺伝子の組み合わせをひたすら調べるシミュレーションなど、
現実の特性をコンピュータでできる限り模倣して、それを使って
現実では試しつくせないような実験をさせるという手法は有名です。
Forza2 もそういう 「シミュレータ」 としての一面があります。
サスペンションの硬さやウィングの角度など、パーツのセッティングを
いじればいじるほど、それに合わせてクルマの挙動がゴロゴロと変わって
非常に面白いものです。もちろんレーシングカーの開発現場などで
必要とされているレベルと比べてはいけないとは思いますが、
そうした体験をお手軽にできるゲーム というのは貴重なものです。
しかし、先日ちょっとしたことから、Forza2にはそもそも「クルマ」の
シミュレーションという性質のほかに、
「コース」のシミュレーションという性質を
持っていることに気が付きました。
■【ニコニコ動画】Forza2 鈴鹿 ”逆走” チャレンジ
「鈴鹿サーキットを逆走してみよう」 と何気なく思ってトライしてみた映像です。
ちなみに、ちゃんと走れるようになるまでに30分くらい練習を要しました(汗
よくよく考えてみれば、鈴鹿の逆走という図は現実でも見たことがありません。
おそらく タイヤバリアの位置 などを変えないと危険で走行できないため、
普通に考えたら逆走させるためのコストが合わないのでしょう。
Google先生で「鈴鹿 逆走」で検索すると、唯一 「D1グランプリ」 という
ドリフト走行イベントでのみ、鈴鹿を逆走する姿が確認できました。
上記のForza2の映像は、ゲームとはいうものの、実際の鈴鹿を走っているかの
ような流麗な映像が見られます。「鈴鹿を逆走したらどうなるか」 という、
現実にはなかなかできない体験が、ここではすんなりできてしまうのです。
(ゲームっぽくない、シミュレーションっぽいクオリティであることがポイントです)
ほかにも、たとえばForza2では、
いつどんな場面でも、どの角度からでも写真が撮れる
という機能もあります。たとえばストレートを疾走するマシンを真後ろから
見上げるようなアングルで写真に収めることを考えると、これも 「現実では
撮り得ない写真」 をシミュレーションによって実現していることになります。
ゲームは 「体験の肩代わり」 という意味でこれからも重要な役割を担っていくと
思いますが、その片鱗をちょっとだけForza2の鈴鹿逆走の中に見たような気がします。
2007/08/07 [updated : 2007/08/07 23:59]
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。
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▼ コメント ▼
No.29974 投稿者 : 通りすがり 2010年6月16日 13:42
ウィキペディアに現在は書かれてますが、自転車の大会では逆まわりです
コメントしましょう