「フューチャリスト宣言」 - あなたに勇気を与えるポジティブな一冊

2007/05/12

ウェブ進化論」「シリコンバレー精神
「シリコンバレー精神」を、梅田さんの「当時のブログ」として読んでる今」「ウェブ人間論
「ウェブ人間論」 - ネットが広げる欲望と共感原理主義」に続き、
5/8発売の 「フューチャリスト宣言」 の献本を頂きました。
筑摩書房のみなさまに心よりお礼申し上げます。
 
この「フューチャリスト宣言」はご存知、ウェブ進化論の 梅田望夫 さんと、
「クオリア」の研究で知られる脳科学研究家、茂木健一郎 さんとの対談形式
となっています。クオリアとは茂木さんの提唱した概念で、本来の人間の
「意識」「感覚」そのものを真剣に科学として追求するというかなり無謀かつ
壮大なアプローチのことです。
 
 デジモノ界隈では ソニーの「クオリア」ブランド のほうで
 
馴染みがある方も多いと思います。
 
「ウェブ人間論」のときと同じく、「フューチャリスト宣言」も
お二人の対談が延々と続く形式となっています。
(ちなみに「ウェブ人間論」は筑摩書房ではなく新潮社です)
 
そして最後に2つ、「特別授業」 というのが付いています。
 
・梅田望夫特別授業「もうひとつの地球」
 2006年11月、慶應普通部(中学)で行った講演内容
 
・茂木健一郎特別授業「脳と仕事力」
 2006年11月、横浜国立大学で行った講演内容
 
本編の対談もさることながら、この巻末の特別授業にはかなり
読み応えがあります(それぞれ19ページ)。
気になる方はここだけでも読んでみると良いでしょう。
 
 
さて、内容のほうにもちょこっと触れますが、
その前に書評のほうを2点ほどご紹介します。
弾さんと小野さんのブログから、気になった部分だけを抜粋です。
 
■404 Blog Not Found 「書評 - フューチャリスト宣言」
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50825977.html
それでもなお、思わずにはいられない。
なぜ、この赤くなるしかない朱のまぜあわせという組み合わせにしたのか。

 
■小野和俊のブログ 「「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎」
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50164468.html
フューチャリスト宣言も、ネットに一日の多くの時間を費やして
いる人にとって、特に新しい発想や情報があるわけではなく、
まあそうですよね、という読者の相槌の中で対話が進展していく。
そして、そのまま立ち止まることも、ハッとして読み返すこともなく、
まさかこれで終わりですか、という読後感を残して対談が終了する。

 
わたしの読後の感想もかなりこれと似たようなところがありました。
確かに、あまりにもお二人が、「ネットの進化が与える社会的影響」に
同じように前向きで、互いが互いをフォローし合ながら進んでいきます。
 
象徴的なのは、全体を通して、
 
 発言者が誰なのかを見失うことが多かった、
 
という、対談本にしては珍しい体験を私がしたことです。
 
もちろん、各発言の先頭には太字で 「梅田」「茂木」 と記してありますから、
発言者が誰なのかは間違えようがありません。ですが、対談はたいてい
それぞれの発言内容に特徴があり、スラスラと読み進めていても、
「Aがこう言った」「それにBはこう反論した」「するとAは」・・・のように
頭に入ってくるものです。
 
でも、今回はちょっと違いました。読んでいる途中、
 
 「あれ? これ梅田さんが言ってるの? それとも茂木さん?」
 
と発言者の確認を何度も何度もしたのをよく覚えています。
弾さんや小野さんがおっしゃるとおり、お二人(梅田さん、茂木さん)があまりにも
同じような志向を持っていたことが影響しているのでしょう。少なくとも
「ネットの未来」をテーマとした場合は波長が完全に重なっています。
 
 
全体的にはとても ポジティブなマインド が伝わってくる本で、
特に前述したように 最後の特別授業の部分がオススメ なので、
その部分だけでも読んで頂きたい一冊ではあります。
 
が、あえて言うなら、失礼を承知でこんな風に評してみましょう。
 
(1)この本は、ネットの未来を 「言われるまでもなく」 自ら信じ、
 自ら何かしらのアクションを持ってそこに踏み出せる自信に
 満ちたヒトには、あまり必要のない本です。この本に書かれている
 ネットの面白さは、あなたが意識せずとも 体で理解して いるものです。
 
(2)この本は、「ウェブ進化論」などを読んでネットの未来に希望を
 持ったものの、実際のアクションになかなか結びつかず
 自信を失いかけているヒト には、特にオススメしたい本です。
 梅田さんや茂木さんは、あなたに 再び勇気を与えてくれる かもしれません。
 
(3)この本は、「ウェブ進化論」を横目でスルーして、ネット、ネットと
 騒がれているのを疎ましく思っている エスタブリッシュ層 のヒトには、
 「ウェブ進化論」と同様、ご参考程度に目を通して 頂きたい本です。
 あなたは来るべきネット社会を信じるか否かに関わらず、それを作り出す
 プレイヤーたちが何を思っているのかをよく知っておく必要があります。
 
(4)そして最後に、まだ社会に出る前の若いヒトたち。
 ネガティブ・マインドを浴びる日々 にはもう飽き飽きしたでしょう?
 あなた方はまだポジティブ・マインドを素直に浴びて良いのです。
 この本を読んでぜひ、何かをやり始めたい衝動に駆られてください。
 
自分自身の感想と、弾さんと小野さんの書評も見た上で、
これは毎日ネットを駆けずり回っているようなヒト向けではないのかも
しれないと思い始めました。それでも、この言葉を届けたいヒトはいっぱいいるはずです。
そういえば「ウェブ進化論」のときも似たようなことを感じたのを覚えています。


2007/05/12 [updated : 2007/05/12 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
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