待望の新型「Xacti CG6」登場も、ちょっと冷静に見てみると・・・?

2006/09/25

■三洋電機、静止画手ぶれ補正対応の新ムービーカメラ「Xacti」
-C6を小型化。暗所撮影能力向上で実売5万円前後
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060925/sanyo.htm
■三洋電機、手ブレ補正を備えた「Xacti DMX-CG6」
~最大ISO1600での撮影をサポート
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2006/09/25/4682.html
 
全国の Xactiマニア のみなさん、おはようございます!
日本で355本の指に入るXactiマニア(?)のCKでございます。
 
相変わらず私はXacti C6絶賛中な日々でございますが、
このたびそのC6の後継である 「Xacti CG6」 が発表されました。
発売日は11月下旬、店頭予想価格は5万円前後です。
 
まず、Xacti愛用者として、SANYOがXactiを
 
 「ぜんぶHD化すりゃーいいや」とか思っていなかった
 
ことに 盛大なる賛美 を送りたいと思います。「キレイ」も重要ですが、
それよりも何よりも「ポータブル」重要です。DVカメラでは真似のできない
抜群に小さな筐体というXacti Cシリーズの特長を活かし続けて欲しいモノです。
 
CG6ではC6ご自慢の 9画素混合 を当然引き継いています。
ISO 400どころか200でも十分すぎるほど明るく撮れる9画素混合を
受け継いでいるのですから安心です。
 
ISO感度は最大1600までとなっていますが、動画撮影時には言及されて
いませんので、もしかしたら静止画撮影だけ1600なのかもしれません。
ただ、デジカメWatchに掲載されている写真にはISO設定画面に静止画と動画の
両方のマークがあります。うーん、そうなると動画も1600アリなのでしょうか。
 
それから、まだいくつかトピックスはあります。今までは動画だけだった
電子手ぶれ補正に、静止画の電子手ぶれ補正が加わりました。さらに、
 
 SDカードスロットはSDHCスロットになりました!
 
SDHCの4GBカードを正式にサポートしてくれます。これは待望です!
とはいってもバッテリは70分で切れてしまうため、4GBを連続撮影することは
できないのですが、バッテリを2~3本使ってもカード1枚で済むかもしれません。
 
加えて底面には一般的な ミニBコネクタのUSB端子 を搭載。アダプタやドック
なしでもPCと直結できるようになり、USBケーブルでの 直充電もサポート
するようになっているなど、いろいろと細かなところが進化しています。
 
 
さてさて、ここまではイイとこだけを抜粋してお伝えしてきましたが、
C6使いとしては見過ごせないポイントもいくつかあります。
 
1つめ。筐体の大きさについて。
外形寸法がC6の 68×23×108 mm(幅×奥行き×高さ)から、
67.7×34.5×100.3 mmへと若干スリムかつ、短くなっている。

 
まてまてまてまて、
 
 ひょっとしてそれはギャグで言っているのか・・?!!
 
23mmから34.5mmへと厚みが 11.5mmも増している ではありませんか。
これは形状をよく見てみると判りますが、筐体の底辺あたりはC6のそれと
さほど変わりません。しかし、レンズ周り あたりが急に厚みを増して、
その11.5mmのぶんだけ厚くなっています。
 
ではレンズが大きくなったのかといえば、そうではありません。
レンズはC6と同型で、その横に、従来レンズ下部に設置されていたフラッシュが
レンズ横に配置されたのです。フラッシュが「レンズ横」 ってどうなの(;´Д`)?
確かにレンズ下という従来の配置は評判よくなかったのですが、横というのも・・・。
 
このレンズ横のフラッシュという配置は、更に別の要因と関連していることが
判ります。今回のCG6では液晶を2.0インチから2.5インチに大型化したのですが、
この2.5インチ液晶の長さというのは、ヒンジ部も含めると、Xacti Cシリーズの
全高(約100mm)をほとんどカバーしてしまいます。ということは、
 
 液晶の厚みのぶんがレンズの「横」にまるまるプラス
 
されざるを得なかった、というワケです。これがレンズ横だけ11.5mmも厚みが
増えた原因です。そしてフラッシュはその厚みに便乗して横に移動しています。
 
しかもその大型化した液晶ですが、
 
Xacti C6:
 →2.0型、低温 ポリシリコン TFTカラー液晶(半透過型) 約21万画素
 
Xacti CG6:
 →2.5型、アモルファス シリコンTFTカラー液晶(微反射型) 約11万画素
 
 
 これ・・・スペックダウンといっても良いのでは (´・ω・`)?
 
インチ数が上がっているのに画素数は半分近く、しかも反応が良く高価な
ポリシリコンから、反応の若干鈍そうなアモルファスに変更されています。
 
 
うーん・・・、ちょっとCG6を手放しでは歓迎し切れない自分がいますよ。
もちろん、SDHC対応、静止画手ぶれ補正、USB端子は素直に魅力なのですが、
レンズ周りの厚みが増したのと、液晶がスペックダウンしているのが気がかりです。
 
何より、C6はスマートであることが一番のウリでしたから、その意味では、
CG6が登場した後も依然として、C6を欲しがる人は多いかもしれません。
これはやっぱりC6の 「マイナーチェンジ」 という位置づけになるのでしょうか。
そしていつか満を持して、C7が登場する日 は来るのでしょうか。
 
そんな日を期待しつつ、うーん・・・、CA6は華麗にスルーした私ですが、
このCG6はスルーしきれず買ってしまいそうな気分になっています。複雑です。


2006/09/25 [updated : 2006/09/25 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.4724   投稿者 : たっくん   2006年9月27日 06:58

こんにちは。
非常に参考になります。
ふくらみがどの程度許されるか。
ポケットに入れても膨らまないのが良かっただけに。
実機が待ち遠しいですね。


No.4729   投稿者 : magcup   2006年9月28日 20:41

USB直充電機能は、充電器が内蔵されたということですから、サンヨーとしては大改革なのではないでしょうか? XactiはCシリーズもJシリーズもこれまですべて、充電は電池を外すか、クレードル経由でした。特にJシリーズは、ACアダプタを丸型プラグで繋いだ状態でも充電はされませんでしたから、、。


No.9210   投稿者 : rourke   2007年4月23日 01:55

Xactiシリーズの様々なレビュー拝見させていただきました。
CG6をいまさら購入したので、レビューはすごく参考になりました!



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