ATPが「MMC Micro」を本格的に製造。今、MMCプッシュな理由とは。


先日2GB SDカードの件でお世話になりましたリオワークス社長の奥山さんから、
メイルを頂きました。その内容は、
 
 ATP社が8月から「MMC Micro」を製造する
 
ということでした。そしてそれに先立って、先週開催されていたComputex TAIPEI 2005
では、Samsung会長がATPブースを訪れる一幕があったとのことです。
 
「MMC Micro」? ええと、以前どこかで聞いたような・・・・・
という程度しか私も覚えていなかったのですが、
 
■Samsung、超小型MMCカード「MMCmicro」、正式発表
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/15/news029.html
 
昨年暮れあたりから発表されていました。SamsungがNokiaやシーメンスなどの
欧州ケータイ端末メーカを巻き込んで立ち上げた超小型フラッシュメディアです。
 
 その大きさは「親指の爪くらい」。
 
何だそれは( ̄□ ̄;)? という感じの喩え方がニュースで流れているのですが、
実はMMC Microの公式なリリース文には、
 
 「Thumbnail-size」(サムネイル・サイズ)
 
という謳い文句が踊っているのでした。文字通り親指の爪くらいの大きさ、
という意味と、縮小画像という意味で定着した「サムネイル」を掛けている
わけですが、日本語で発表するときには「サムネイルな大きさ」では
具体的な大きさがさっぱりイメージできませんので、「親指の爪くらい」
などという不思議な表現が公式なリリースとして流れてしまっているようです。
 
大きさを比較すると右図のように、従来のSDカード/MMCとの比較はもちろんのこと、
miniSDやRS-MMCと比較しても 圧倒的に小さい メディアであり、
できるだけ小さい筐体を作りたいと考えているケータイやデジカメのメーカ
にとっては魅力的な媒体となります。
 
フラッシュ市場では現在、SD、miniSDが圧倒的に優位な地位を築いています。
ですが、そこへ来てMMCシリーズ(MMC、RS-MMC、MMC Micro)をプッシュする
陣営が少なからず存在する背景には、SDシリーズのメディアを製造するときに
掛かる ロイヤリティの負担が関係して いるようです。
SDシリーズではロイヤリティに足を取られて、思うような戦略価格を打ち出す
ことができないと感じているメーカが少なくない、ということでしょう。
 
もちろんATPも、MMC Microの製造を開始するからといって、SDシリーズの製造
から手を引いたりするワケではありません。ただ、ATPのようなメディアメーカも、
Nokia、シーメンスのようなケータイ端末メーカも、
 
 SD一辺倒 = ロイヤリティ支配に縛られる
 
という可能性には危機感を持っているようです。メディアも端末も作っている
Samsungにしてもそれは同様です。
 
頻繁に交換する標準サイズのメディアではすでにSDの市場支配が終わっていますが、
頻繁な入れ替えを必要としないケータイ・ミニ家電向け小型メディアの市場では、
まだminiSDがデファクトを確立しているワケではありません。
今回のATP、Samsungのように、ロイヤリティを嫌うメーカがMMC側に多く流れる
ようになれば、流れが一変する可能性もあるのかもしれません。





2005/06/10 [updated : 2005/06/10 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
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