書籍に宿る『著者のパワー』を感じるか

2003/12/17

(日経ITPro)最近のコンピュータ書籍は面白い――著者の個性を前面に打ち出す
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20031216/1/
(もしかしたら無料登録しないと見られないかもしれません・・・。)
 
『最近はコンピュータ書籍に“ちょっと違う感じ”の書籍が増えてきた。』
そんな切り口から、下記の3冊のIT書籍が紹介されています。
 
・「CPUの創りかた」(渡波郁、毎日コミュニケーションズ)
・「暗号技術入門―秘密の国のアリス」(結城浩、ソフトバンク)
・「Rubyソースコード完全解説」(青木峰郎、インプレス)
 
さらにITProの記事では、これらの本の共通点について以下の2点を上げています。
 
1、読者を強く思って,挫折せず,楽しく読み進められるように配慮してあるという
 コミュニケーションの基本ができていること。

2、著者のキャラクタが強く感じられること。
 
私はこの点には非常に強い共感を覚えます。私はIT関連の解説書を選ぶとき、
まずはその本を開いて数ページ読んでみて、
 
『著者のパワー』を自分の身で感じることができたか
 
という点を必ず確かめています。良い本には、読むだけで吸い込まれていくような
雰囲気、知識が苦しまずに頭に流入するかのような雰囲気が必ず存在します。
それに比べて、巷のIT書籍の中には、
 
「思い入れはないケド、とりあえず全編まんべんなく書き終えてみました」
 
的な、パワー感ゼロの本がどれほど存在することか。。。。
そういう本を読まざるを得ない羽目に陥ると、最悪の場合、その本の所為で
その学問が嫌いになってしまう
ことすらあります。大学で教本が指定されている
場合など(多くの場合その教授の著書)に特にその傾向がありますね。
 
以前私は「どんなに有名な本でも、原著が外国人の本は読まない」という自分ルールを
作っていたときもありました。理由は明白で、恐らく原作にはあったであろうパワーが、
翻訳者の手によって全て潰されて面白みの無い本になっているケースが多すぎた為です。
でも最近では、翻訳本でも十分すぎるパワーを伝えているものが多くなってきています
ので、選択の幅も広がり、嬉しい限りですね。


2003/12/17 [updated : 2003/12/17 13:08]


この記事を書いたのは・・・。
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