お手軽自炊の秘密兵器？ 「ロータリーカッター」でコミックを裁断！

　
その前に同じOLFAの L型41B というのを購入していたのですが、
実はそれでコミックの自炊を試してみたところ、
刃の深さが足りなくて 上手く切れないということが明らかになったため、
慌ててLL型を買いなおした、というのがここまでの経緯です。
　

　
というのも、ロータリーカッターはずらして刃を露出させるのですが、
刃が軸を中心に回る構造になっているため、刃の露出幅は常に一定 に
なります。普通のブレード型カッターのように、伸ばそうと思えば
限界まで伸ばせる、というものではありません。その決まった刃の深さが、
L型とLL型ではこれだけ違います。
　

　
これをコミックの厚みに当ててみるとその差は歴然です。
　

　
ちょっと厚手のコミックになるとLL型でも一番下までは届かないのですが、
慣れてくれば表側、裏側と 半分ずつ切る ことでうまく切り取ることが
できます。それに比べて、L型だと全体の厚みの半分に届かないため、
コミックの両側からどうやっても先に進めない領域が出てきてしまいます。
　
そのため、コミックのような厚手のものを相手にする場合には、
最初からLL型を選んでおくのが良いでしょう。
　
　
では、試し切り をしていこうと思います。
とはいいつつも、前回もお話をしたとおり、私は自分のコミックの蔵書を
ザクザク切り刻んで自炊していくことはまだ考えていません。
　
そこでどうしたものかと再び考えたのですが、コミックダッシュ！を使って
いるうちに 「通常版」と「限定版」 をどちらも買ってしまう
ということがあるため、そのうちの1つをテストに使おうという（ｒｙ
　

　
　
・・・・またか！！
　
　
あの・・、そろそろ皆さま 「コイツ実は馬鹿だったりするんじゃないか」
とあやうく気づきそうになったりしている方も少なくないと思うのですが、
その感性をぜひ大切にされてください。人生は長いですよ？
　
　
では気を取り直して、実際にカットしていくところをノーカットで（ｒｙ

はい、あっという間でした！
　
WORKING!!は薄手のコミックの部類に入りますので、LL型だと片側から 一発で
切断 することができました。もうちょっと厚手のコミックだと前述のとおり
表から1回、裏から1回切っていくことで切断できるはずです。その際は、
切り落とした部分を分離してしまうと、ひっくり返したときに高さが
段違いになって切りにくくなりますので、切れた部分もそのまま重ねて
1冊の本の厚みを保ったまま裏返して作業するのがポイントです。
　
ロータリーカッターの強みは何といっても、本の上下端 のあたりで普通の
ブレード型カッターだと力が入りにくくなる部分でも、しっかり力を入れて
ゴリゴリと切っていけるところにあります。

こちらはちょっと古いファミ通Xbox360を裁断したところ。コミックとは違い、
薄手の雑誌類 はお手のモノで、もうサクサクと切断していくことができます。
　
ということで、カッターと何とかは使いよう （？）です。前回使った普通の
ブレード型カッターと、今回ご紹介したロータリーカッター、それぞれ局面に
よってうまく使い分けていくと、自炊の作業もいろいろと捗るかもしれませんね。
　
自炊というと、本格的にやるなら最後は 裁断機 へ・・・という話になるのですが、
そこまで踏み切れない方でも色々やりようはあるというお話でした。
ただ、いずれにせよ怪我には十二分にご注意ください。