Xacti DMX-SH11 でテスト撮影 - 画質は期待よりは苦しい?
2010/02/22■2010/01/08 [CESでXacti新モデル(北米仕様)発表! サイズのVPC-CS1、画質のVPC-SH1
CESでXacti新モデル(北米仕様)発表! サイズのVPC-CS1、画質のVPC-SH1]
■2010/01/25 [Xacti DMX-SH11 国内でも発表キタ! ワイド端35mm~に期待
Xacti DMX-SH11 国内でも発表キタ! ワイド端35mm~に期待]
■2010/02/20 [Xacti DMX-SH11 の予備バッテリ(DB-L90)、充電器(VAR-L90)は品薄? 出荷遅れ?
Xacti DMX-SH11 の予備バッテリ(DB-L90)、充電器(VAR-L90)は品薄? 出荷遅れ?]
■2010/02/21 [届いたぞ!コンパクト横型ムービー Xacti DMX-SH11 - まずは恒例の写真館から
届いたぞ!コンパクト横型ムービー Xacti DMX-SH11 - まずは恒例の写真館から]
では実際に Xacti DMX-SH11 でテスト撮影をしていこうと思います。
その前に、今回私にとっては初めてとなる 「横型」Xacti なのですが、
やっぱりその持ち方については色々悩んだところがありました。
いや、横型はむしろスタンダードなのに何を悩むことがある?
と思われる方も多いと思いますが、今まで様々なデメリットがありながらも
Xactiの ガングリップ型 や他社の縦型にこだわって使ってきたのは、
やっぱりそのほうが使いやすいと思っていたからなのであります。
これは横型のスタンダードな持ち方ですが、この持ち方だと
カメラは必ず 肩の高さまで くることになります。
また、基本はひじから先の腕の確度と直角になることが前提で、
それより下を向けるのは楽でも、上に向けることはかなり困難です。
つまり、必然的に腕が垂直になるまで ひじをガッチリと折りたたんだ
体勢をとり続ける必要があります。ビデオカメラというのはそういうものだ
という認識の方はあまり気にされないのかもしれませんが、ガングリップに
慣れている身だとこの体勢は結構力が入って大変という感じを受けました。
ちなみにガングリップでは、カメラは胸より低い位置でも構えられて、
ひじをガッチリ畳まずに、ちょっと前方に伸ばす形で構えられます。
もうちょっと楽な体勢が取れないかと思って上のような構え方もしてみますが、
これはこれで逆にひじを前に伸ばさないと良い方向を向かないということになり、
ちょうど良い角度がなかなかうまく保てません。
ちなみに Xacti DMX-SH11 では ローアングル撮影用 に専用の録画ボタンが
レンズ上部についていますので、
こんな構え方だったらわりとしっくりきます。ただ、この角度で
構える機会のほうが少ないでしょうから、これは特殊な例といえます。
いっそこんな感じで、
もう擬似ガングリップにしてやれ!
と思って構えてみたら案外撮りやすくて苦笑いしてしまったりします。
ただ、この構えだと撮影開始/停止はおろか、ズームレバーの操作も
そのままではできないのがネックで、やはりこれを常態化するのも無理があるでしょう。
しばらくは横型のスタンダードな持ち方で頑張ってみようと思いますが、
こういうときはガングリップの良さが身に沁みます。
ガングリップはその点、バッテリ容積やレンズ径 というビデオカメラの
本質となる機能をガンガン犠牲にするデメリットがありますので、
どっちもどっちという気はします。
さて、サンプル撮影 のほうにいってみます。
これはFHモード(フルHD60i)で早朝の市街を撮影したものです。
■Xacti DMX-SH11 FHモード (1920x1080, 16Mbps, 60i)
オリジナルデータ ⇒ xacti_dmx-sh11_sample (130MB)
画質は、正直ちょっと不満も残るところではあります。
手ぶれやフォーカスが甘くて 30倍ズーム時だとそれが如実に現れて
しまうのはXactiそのものの伝統ですので、それはさておくとしても、
画質そのものも ちょっとクッキリしない 印象があります。
一度HD2000というハイエンドを出してしまっているから
多少評価が厳しく見えてしまうのかもしれませんが、
もうちょっと頑張って欲しかったというのが正直なところです。
ちょっと遡って、昨年4月に Sony HDR-TG5V で似たような構図を
撮影していましたので、もう一度それを見てみましょう。
■2009/04/19 [Sony HDR-TG5V 撮影テスト - テレ端でも破綻しないフォーカスと手ぶれ補正
Sony HDR-TG5V 撮影テスト - テレ端でも破綻しないフォーカスと手ぶれ補正]
■Sony HDR-TG5V FHモード (1920x1080, 16Mbps, 60i)
オリジナルデータ ⇒ sony_hdr-tg5v_test2_mts.zip (70MB)
こうして比べると、特に手ぶれ補正性能については段違いという感じ
なのですが、それ以外として見ても、1/3.6インチCMOSのSH11より
1/5インチCMOSのTG5Vのほうが 画質がパリッとしている感じが出て
いるのが印象的です。(そもそも価格が違うという話もありますが)
まだまだ色々なサンプルを撮ってみないとわかりませんが、
DMX-SH11が一気に歴代Xactiを押しのけてメインカメラになれるのか、
というと、ちょっと黄信号が付き始めたという印象です。
次回は恒例の暗所性能(室内撮影)を試してみようと思います。
2010/02/22 [updated : 2010/02/22 23:59]
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