SDカードをIDEドライブにするアダプタと、更にキワモノな一品

2005/03/12

■SDでBootできるSD用IDE変換アダプタ発売、2枚挿し対応
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20050312/etc_irsdide.html
 
SDカードをIDE接続 して起動ドライブにできるアダプタが
お目見えです。CFカードをIDE接続にするアダプタは今までも
ありましたが、それのSDカード版ということになります。
 
20MB/sの高速SDカードに対応していますので、20MB/sカードをチョイスすれば、
現時点ではCFカードを用いるよりも高速なシステムが出来上がります。
SDカードがCFカードに劣りがちな容量の点でも、この「SD-MemoryDrive」には
 
 デュアルスロット搭載バージョン
 
があります。2枚のSDカードを搭載すれば、その容量の合計が1ドライブ
として認識されます。SDカードの1GBメディアも安くなっていますので、
1GB+1GB などの構成で起動ドライブを作ってみても面白いかもしれません。
お値段は1スロット版が 7,000円、2スロット版が 9,000円 程度です。
 
このSD→IDEアダプタ「SD-MemoryDrive I/II」は C-guysの製品で、
この製品の発表自体は1/18にあったのですが、その時同時に発表されていた
キワモノ製品 がありました。それが3月中に発売予定という、この製品です。
 
■SDメモリーカード対応高速コピーマシーン「SD-Dupli」
http://www.c-guys.jp/sddupl_jp.htm
 
何と SDカードのデュプリケータ です。
コピー元1スロット、コピー先 5スロット、合計6スロットを搭載し、
1度の操作で同時に5枚のSDカードにデータを複製することができます。
 
何か、ふた昔前のアニメに出てくる インチキ科学博士 みたいな人が、
 
 「データ全て入力完了! いくぞ、スイッチオンっ!!」
 
みたいな、みたいな・・・、えもいわれぬ哀愁 が満載ですね(;´Д`)
 
SDカードがコンテンツ配布のような用途で使われることは、今ではほとんど
無くなりなくなりましたから、SDカードのデュプリケータを必要とする人が
どれだけ居るのかは怪しいところがありますが、あるとすればカーナビや
PDA向けに生き残っている アプリケーションカード あたりでしょうか。
ケータイなどの機器開発中に使うテスト用メディアにも使えるかもしれません。
 
ただしお値段は発表されていません。べらぼうに高かったり とか・・・?





2005/03/12 [updated : 2005/03/12 23:14]


この記事を書いたのは・・・。
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▼ コメント ▼

No.774   投稿者 : uni   2005年3月13日 16:09

>SDカードをIDE接続 して起動ドライブにできるアダプタがお目見えです。
な、なんてこった。。はたして需要はあるのでしょうか(´Д`;)
記事には”ディスクレスPCを組みたい人”なんて書いてありますが、そんな考えすら今まで浮かんだ事がありませんでした。

それにしてもディスクレスPCを作った場合どのような効能があるのでしょうね?
HDDじゃないにしろ、SDでも書き換え制限がありそうな気もしますが…。
どちらにしても漢なら挑んでみたい製品です。


No.775   投稿者 : CK   2005年3月13日 19:51

●uniさん
SDやCFなどのフラッシュメモリをメインストレージに使用して、
低消費電力CPUをファンレスで動かして、電源もファンレスにすれば、
駆動部ゼロというPCが出来上がるかもしれませんね( ̄▽ ̄;)
長期間まともに動くのかどうかはどってもビミョーではありますが・・・(熱が大敵ですね)。
フラッシュメモリは確か書き換え回数限度があったと思いますので、OSのように
システムが勝手にデータを書き換えまくるような使い方は危険を伴うかもしれませんが、
そんな限界へのチャレンジャーも、少なくはなさそうですね(笑)


No.1230   投稿者 : 藥師寺   2005年5月22日 10:12

KnoppixはリードオンリーなOSらしいのでCFの寿命は気にしていません。
普通のOSは当然、HDDとかにリード・ライトを繰り返しますので、CFに納めるのは
無理があるとされてきました。
しかし、KnoppixはもともとCD-ROMというリードオンリーなものに収まっているOSであり、
CFに納めても同じ機構を持ったままなので、リードオンリーなのです。
ただし、手動でデスクトップ上で設定を保存するとそれは書き込んでくれるみたいですが、
頻繁に設定替えをするわけではないので、無問題でしょう。
設定変更後作る差分ファイルやテキスト、画像等の作成ファイルは外部メディアや
HDDなどに納めれば、OSの入ったCFに書き込むことは通常起動では一切なくなるでしょう。
まあ、カスタマイズし直すときに書き換えるぐらいでしょうか。


No.1238   投稿者 : CK   2005年5月23日 17:29

●藥師寺さん
なるほど、KnoppixをCFに入れれば書き込みが発生しないOS環境も可能なワケですね。
そういう事例をGoogleで探してみようかと思っていると、薬師寺さんご本人と思われる記事が・・・( ̄▽ ̄;)
http://www2.coara.or.jp/cgi-bin/demo/read.pl?sid=__1115383502&fid=02&kid=110010&sno=1955
とても勉強になります。情報ありがとうございます。


No.1724   投稿者 : loudear   2005年10月 3日 12:30

2GBのUSBフラッシュが1万円を割ったので、
Linuxをまるごと通常インストールしてみました。
マウントオプションを工夫したり、分割して読み込みのみで
マウントしたりすれば、書き換え回数は減らせると思います。
OS全体を壊れにくくという意図なら、テンポラリ領域だけHDD併用
するという手もあります。


No.1785   投稿者 : CK   2005年10月23日 04:04

●loudearさん
おぉ、2GBのUSBメモリは1万円を切っていましたか( ̄□ ̄;)
確かにOSをフラッシュに丸乗せしたいという目的だけ考えれば、
ワザワザSDのような小型なものを選ぶより、USBフラッシュが一番
コストパフォーマンスが良いかもしれませんね。



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