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おちゃらけ王 / 朽葉屋 周太郎 の話題をtwitter(ツイッター)からピックアップ
twitter(ツイッター)の検索結果
twitter検索 で「"おちゃらけ王"」を検索した結果です。前回更新: 2023-10-05 10:29:01 (30分以内の更新はキャッシュを表示します)
「地獄の業火――ヘル・フレイム!」腑に落ちないで居る私をよそに、魔王は突然声を上げ、何をするかと思いきや、ライターで煙草に火を点けただけだった。大袈裟。けれどもちょっと面白い。(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 09:27:17
2022-03-08 09:27:17
世の中の真っ当な人間達が掲げる刻苦勉励、精励恪勤という、眩しすぎて直視に堪えない志向を前にしても、断固として膝を折らず、鉄の意志をもって怠惰を貫く (『おちゃらけ王』)
2022-03-08 08:57:22
2022-03-08 08:57:22
私は本気になった。否。はじめから本気だったのだが、「ようやく本気になったぜ」という顔をしてみせた。この状況においては、私が本気かどうかは問題ではない。私が本気なのだと、厨女史が思うことが大事なのだ。大変ややこしいが、そういう問題なのだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 07:57:21
2022-03-08 07:57:21
「つまらん。道理で君の顔面はゴミ箱みたいなんだ」「私がゴミ箱なら、お前はゴミ屑だ。燃えてなくなれ」「赫き炎に焼かれようと、私は何度でも蘇るぞ。なぜなら私は魔――」「とにかく断るから」(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 05:57:24
2022-03-08 05:57:24
ほかにも、シリウス(大犬座α星)的輝きを放つ双眸であるとか、ヒートアイランド現象への有効な対策として都知事からも一目置かれているクールな微笑であるとか、色々と書き連ねたいところなのだが、私は生来の善人なので、泥棒のはじまり的供述はしない。(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 05:27:19
2022-03-08 05:27:19
「つまりこういうことだ」魔王は両手の指をがっしりと組み、顎を突き出した。「人と人の繋がりで、和み!」意味不明もここまで来ると清々しいような気がしてくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 03:27:21
2022-03-08 03:27:21
さて、友人が三十五階建てビルから飛び降りたからといって、狼狽するのはいかにも素人。私くらいのレベルになると、こういった状況でも魔王の身を案ずることなど一切せず、金を取り返すことのみを考え、冷静に対応することが必要になってくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 02:27:19
2022-03-08 02:27:19
私は決してニート予備軍などではない。たしかに私も以前一度だけ、「お前は性根がニートなのでは?」と自身に疑いの矢を向けたことがある。だがそれは大間違いだった。根が貴族なのだ。イエス。根が貴族!(『おちゃらけ王』)
2022-03-08 00:27:21
2022-03-08 00:27:21
おちゃらけ。この言葉の意味にいまいちピンと来ないという人は、彼の挙動を見るべきだ。五分と経たないうちに瞭然として知れること間違いなし。そう、彼だ。彼を見るべきなのだ。私ではないよ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 23:57:24
2022-03-07 23:57:24
大学側から撃ち込まれるレポート提出課題、日を追うにつれてにじり寄る就職活動の影、これら「現実」の問題に対して、我が国(私)は威風堂々と「NO」を突きつけつつ、逃げ回る。「鉄の意志」とか言いながら逃げの一手。要するに倦怠王国ということだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 23:27:22
2022-03-07 23:27:22
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 22:27:22
2022-03-07 22:27:22
世の中の真っ当な人間達が掲げる刻苦勉励、精励恪勤という、眩しすぎて直視に堪えない志向を前にしても、断固として膝を折らず、鉄の意志をもって怠惰を貫く (『おちゃらけ王』)
2022-03-07 20:27:22
2022-03-07 20:27:22
「文通というやつか。似合わなすぎるぞ。何を考えているのだ。変態なのか?」「黙れ。煙草を吸いながら食うな。氷砂糖を舐めながら食うな。変態なのか?」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 18:27:22
2022-03-07 18:27:22
「久々に会っても、君は何も変わらないな」魔王が一歩前に出て、ニーテンゼロを見上げた。「相変わらず私とキャラが被っていて困るよ」「困るね。反応に困る」ニーテンゼロに代わって私が言ってやる。「何も被ってないから安心して魔界に帰れ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 17:57:24
2022-03-07 17:57:24
人類は魔王という共通敵を持つことで、団結することができる。手と手を取り合うことができる。つまり、魔王の存在が人類に和をもたらしていると言える。和をもたらす者といえば英雄だ。ここに、魔王=英雄が証明される。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 17:27:20
2022-03-07 17:27:20
「地獄の業火――ヘル・フレイム!」腑に落ちないで居る私をよそに、魔王は突然声を上げ、何をするかと思いきや、ライターで煙草に火を点けただけだった。大袈裟。けれどもちょっと面白い。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 16:27:23
2022-03-07 16:27:23
「ところで小次郎や、これはライスバーガーじゃなくておにぎりだな」「違う。それは梅肉のライスバーガーだ。トッピングとして海苔を巻く」「小次郎君、今のところ日本ではそれをおにぎりと呼ぶんだよ」「ここはダルガリアだ。郷に入っては慎ましく郷に従え」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 15:57:23
2022-03-07 15:57:23
「――で、性懲りもなく同じようなことを繰り返しているわけか」「しょうこりって何?」「それは言葉の意味を知らないのか、それとも『私の辞書にそんな言葉はない』的な意味?」「後者」「くたばれ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 14:57:25
2022-03-07 14:57:25
ほかにも、シリウス(大犬座α星)的輝きを放つ双眸であるとか、ヒートアイランド現象への有効な対策として都知事からも一目置かれているクールな微笑であるとか、色々と書き連ねたいところなのだが、私は生来の善人なので、泥棒のはじまり的供述はしない。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 13:57:26
2022-03-07 13:57:26
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 12:27:22
2022-03-07 12:27:22
「つまらん。道理で君の顔面はゴミ箱みたいなんだ」「私がゴミ箱なら、お前はゴミ屑だ。燃えてなくなれ」「赫き炎に焼かれようと、私は何度でも蘇るぞ。なぜなら私は魔――」「とにかく断るから」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 11:57:23
2022-03-07 11:57:23
彼女が何を言いたいのか判然としなかったが、私は彼女の前で格好をつけることしか頭になかったので、「名雪といえば誇りの塊だ」と答えた。「誇りまみれの名雪とも呼ばれている」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 08:57:25
2022-03-07 08:57:25
私は本気になった。否。はじめから本気だったのだが、「ようやく本気になったぜ」という顔をしてみせた。この状況においては、私が本気かどうかは問題ではない。私が本気なのだと、厨女史が思うことが大事なのだ。大変ややこしいが、そういう問題なのだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 08:27:20
2022-03-07 08:27:20
私は決してニート予備軍などではない。たしかに私も以前一度だけ、「お前は性根がニートなのでは?」と自身に疑いの矢を向けたことがある。だがそれは大間違いだった。根が貴族なのだ。イエス。根が貴族!(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 06:27:20
2022-03-07 06:27:20
「久々に会っても、君は何も変わらないな」魔王が一歩前に出て、ニーテンゼロを見上げた。「相変わらず私とキャラが被っていて困るよ」「困るね。反応に困る」ニーテンゼロに代わって私が言ってやる。「何も被ってないから安心して魔界に帰れ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 04:57:24
2022-03-07 04:57:24
さて、友人が三十五階建てビルから飛び降りたからといって、狼狽するのはいかにも素人。私くらいのレベルになると、こういった状況でも魔王の身を案ずることなど一切せず、金を取り返すことのみを考え、冷静に対応することが必要になってくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 02:57:25
2022-03-07 02:57:25
ほかにも、シリウス(大犬座α星)的輝きを放つ双眸であるとか、ヒートアイランド現象への有効な対策として都知事からも一目置かれているクールな微笑であるとか、色々と書き連ねたいところなのだが、私は生来の善人なので、泥棒のはじまり的供述はしない。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 00:57:24
2022-03-07 00:57:24
大学側から撃ち込まれるレポート提出課題、日を追うにつれてにじり寄る就職活動の影、これら「現実」の問題に対して、我が国(私)は威風堂々と「NO」を突きつけつつ、逃げ回る。「鉄の意志」とか言いながら逃げの一手。要するに倦怠王国ということだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-07 00:27:20
2022-03-07 00:27:20
おちゃらけ。この言葉の意味にいまいちピンと来ないという人は、彼の挙動を見るべきだ。五分と経たないうちに瞭然として知れること間違いなし。そう、彼だ。彼を見るべきなのだ。私ではないよ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 22:57:25
2022-03-06 22:57:25
「魔王、立て」私はそう言いながら魔王の隣へ歩み寄った。これ以上ないほど、「本気になった」オーラを出してみせる。すると、もとよりこういった小芝居が大好きな魔王は「フルハハハ」と不敵に笑い、「ついに全力全開か、小次郎」と適当なことを言って立ち上がった。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 22:27:23
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「ところで小次郎や、これはライスバーガーじゃなくておにぎりだな」「違う。それは梅肉のライスバーガーだ。トッピングとして海苔を巻く」「小次郎君、今のところ日本ではそれをおにぎりと呼ぶんだよ」「ここはダルガリアだ。郷に入っては慎ましく郷に従え」(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 19:57:24
2022-03-06 19:57:24
「――で、性懲りもなく同じようなことを繰り返しているわけか」「しょうこりって何?」「それは言葉の意味を知らないのか、それとも『私の辞書にそんな言葉はない』的な意味?」「後者」「くたばれ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 17:27:21
2022-03-06 17:27:21
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 15:57:22
2022-03-06 15:57:22
「つまりこういうことだ」魔王は両手の指をがっしりと組み、顎を突き出した。「人と人の繋がりで、和み!」意味不明もここまで来ると清々しいような気がしてくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 14:57:27
2022-03-06 14:57:27
世の中の真っ当な人間達が掲げる刻苦勉励、精励恪勤という、眩しすぎて直視に堪えない志向を前にしても、断固として膝を折らず、鉄の意志をもって怠惰を貫く (『おちゃらけ王』)
2022-03-06 14:27:22
2022-03-06 14:27:22
私は本気になった。否。はじめから本気だったのだが、「ようやく本気になったぜ」という顔をしてみせた。この状況においては、私が本気かどうかは問題ではない。私が本気なのだと、厨女史が思うことが大事なのだ。大変ややこしいが、そういう問題なのだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 13:57:25
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彼女が何を言いたいのか判然としなかったが、私は彼女の前で格好をつけることしか頭になかったので、「名雪といえば誇りの塊だ」と答えた。「誇りまみれの名雪とも呼ばれている」(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 13:27:20
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「つまらん。道理で君の顔面はゴミ箱みたいなんだ」「私がゴミ箱なら、お前はゴミ屑だ。燃えてなくなれ」「赫き炎に焼かれようと、私は何度でも蘇るぞ。なぜなら私は魔――」「とにかく断るから」(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 11:57:26
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さて、友人が三十五階建てビルから飛び降りたからといって、狼狽するのはいかにも素人。私くらいのレベルになると、こういった状況でも魔王の身を案ずることなど一切せず、金を取り返すことのみを考え、冷静に対応することが必要になってくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 09:57:23
2022-03-06 09:57:23
人類は魔王という共通敵を持つことで、団結することができる。手と手を取り合うことができる。つまり、魔王の存在が人類に和をもたらしていると言える。和をもたらす者といえば英雄だ。ここに、魔王=英雄が証明される。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 09:27:22
2022-03-06 09:27:22
私は決してニート予備軍などではない。たしかに私も以前一度だけ、「お前は性根がニートなのでは?」と自身に疑いの矢を向けたことがある。だがそれは大間違いだった。根が貴族なのだ。イエス。根が貴族!(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 08:57:25
2022-03-06 08:57:25
「地獄の業火――ヘル・フレイム!」腑に落ちないで居る私をよそに、魔王は突然声を上げ、何をするかと思いきや、ライターで煙草に火を点けただけだった。大袈裟。けれどもちょっと面白い。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 08:27:23
2022-03-06 08:27:23
ほかにも、シリウス(大犬座α星)的輝きを放つ双眸であるとか、ヒートアイランド現象への有効な対策として都知事からも一目置かれているクールな微笑であるとか、色々と書き連ねたいところなのだが、私は生来の善人なので、泥棒のはじまり的供述はしない。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 07:27:23
2022-03-06 07:27:23
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 05:57:24
2022-03-06 05:57:24
「ところで小次郎や、これはライスバーガーじゃなくておにぎりだな」「違う。それは梅肉のライスバーガーだ。トッピングとして海苔を巻く」「小次郎君、今のところ日本ではそれをおにぎりと呼ぶんだよ」「ここはダルガリアだ。郷に入っては慎ましく郷に従え」(『おちゃらけ王』)
2022-03-06 03:27:21
2022-03-06 03:27:21
「久々に会っても、君は何も変わらないな」魔王が一歩前に出て、ニーテンゼロを見上げた。「相変わらず私とキャラが被っていて困るよ」「困るね。反応に困る」ニーテンゼロに代わって私が言ってやる。「何も被ってないから安心して魔界に帰れ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 23:57:24
2022-03-05 23:57:24
彼女が何を言いたいのか判然としなかったが、私は彼女の前で格好をつけることしか頭になかったので、「名雪といえば誇りの塊だ」と答えた。「誇りまみれの名雪とも呼ばれている」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 21:57:23
2022-03-05 21:57:23
「地獄の業火――ヘル・フレイム!」腑に落ちないで居る私をよそに、魔王は突然声を上げ、何をするかと思いきや、ライターで煙草に火を点けただけだった。大袈裟。けれどもちょっと面白い。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 18:57:26
2022-03-05 18:57:26
おちゃらけ。この言葉の意味にいまいちピンと来ないという人は、彼の挙動を見るべきだ。五分と経たないうちに瞭然として知れること間違いなし。そう、彼だ。彼を見るべきなのだ。私ではないよ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 18:27:22
2022-03-05 18:27:22
「文通というやつか。似合わなすぎるぞ。何を考えているのだ。変態なのか?」「黙れ。煙草を吸いながら食うな。氷砂糖を舐めながら食うな。変態なのか?」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 17:57:25
2022-03-05 17:57:25
「つまりこういうことだ」魔王は両手の指をがっしりと組み、顎を突き出した。「人と人の繋がりで、和み!」意味不明もここまで来ると清々しいような気がしてくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 17:27:19
2022-03-05 17:27:19
世の中の真っ当な人間達が掲げる刻苦勉励、精励恪勤という、眩しすぎて直視に堪えない志向を前にしても、断固として膝を折らず、鉄の意志をもって怠惰を貫く (『おちゃらけ王』)
2022-03-05 16:57:26
2022-03-05 16:57:26
大学側から撃ち込まれるレポート提出課題、日を追うにつれてにじり寄る就職活動の影、これら「現実」の問題に対して、我が国(私)は威風堂々と「NO」を突きつけつつ、逃げ回る。「鉄の意志」とか言いながら逃げの一手。要するに倦怠王国ということだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 14:57:26
2022-03-05 14:57:26
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 14:27:22
2022-03-05 14:27:22
「ところで小次郎や、これはライスバーガーじゃなくておにぎりだな」「違う。それは梅肉のライスバーガーだ。トッピングとして海苔を巻く」「小次郎君、今のところ日本ではそれをおにぎりと呼ぶんだよ」「ここはダルガリアだ。郷に入っては慎ましく郷に従え」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 12:27:22
2022-03-05 12:27:22
ほかにも、シリウス(大犬座α星)的輝きを放つ双眸であるとか、ヒートアイランド現象への有効な対策として都知事からも一目置かれているクールな微笑であるとか、色々と書き連ねたいところなのだが、私は生来の善人なので、泥棒のはじまり的供述はしない。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 10:27:21
2022-03-05 10:27:21
私は決してニート予備軍などではない。たしかに私も以前一度だけ、「お前は性根がニートなのでは?」と自身に疑いの矢を向けたことがある。だがそれは大間違いだった。根が貴族なのだ。イエス。根が貴族!(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 08:57:25
2022-03-05 08:57:25
「つまらん。道理で君の顔面はゴミ箱みたいなんだ」「私がゴミ箱なら、お前はゴミ屑だ。燃えてなくなれ」「赫き炎に焼かれようと、私は何度でも蘇るぞ。なぜなら私は魔――」「とにかく断るから」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 07:57:24
2022-03-05 07:57:24
「久々に会っても、君は何も変わらないな」魔王が一歩前に出て、ニーテンゼロを見上げた。「相変わらず私とキャラが被っていて困るよ」「困るね。反応に困る」ニーテンゼロに代わって私が言ってやる。「何も被ってないから安心して魔界に帰れ」(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 07:27:20
2022-03-05 07:27:20
さて、友人が三十五階建てビルから飛び降りたからといって、狼狽するのはいかにも素人。私くらいのレベルになると、こういった状況でも魔王の身を案ずることなど一切せず、金を取り返すことのみを考え、冷静に対応することが必要になってくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 06:57:23
2022-03-05 06:57:23
「つまりこういうことだ」魔王は両手の指をがっしりと組み、顎を突き出した。「人と人の繋がりで、和み!」意味不明もここまで来ると清々しいような気がしてくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 04:57:25
2022-03-05 04:57:25
おちゃらけ。この言葉の意味にいまいちピンと来ないという人は、彼の挙動を見るべきだ。五分と経たないうちに瞭然として知れること間違いなし。そう、彼だ。彼を見るべきなのだ。私ではないよ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 04:27:21
2022-03-05 04:27:21
大学側から撃ち込まれるレポート提出課題、日を追うにつれてにじり寄る就職活動の影、これら「現実」の問題に対して、我が国(私)は威風堂々と「NO」を突きつけつつ、逃げ回る。「鉄の意志」とか言いながら逃げの一手。要するに倦怠王国ということだ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 02:27:21
2022-03-05 02:27:21
「魔王、立て」私はそう言いながら魔王の隣へ歩み寄った。これ以上ないほど、「本気になった」オーラを出してみせる。すると、もとよりこういった小芝居が大好きな魔王は「フルハハハ」と不敵に笑い、「ついに全力全開か、小次郎」と適当なことを言って立ち上がった。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 01:57:23
2022-03-05 01:57:23
とにもかくにも胡散臭い。その身に胡散臭くない所は一つもなく、ウサンとクサイから生まれた胡散臭さの申し子。風吹きすさび道もないウサン荒野を、そもそも追いかける者などいないのに他の追随を許さぬ勢いで驀進する、孤高の……いや、孤低の戦士だ。(『おちゃらけ王』)
2022-03-05 01:27:20
2022-03-05 01:27:20
「地獄の業火――ヘル・フレイム!」腑に落ちないで居る私をよそに、魔王は突然声を上げ、何をするかと思いきや、ライターで煙草に火を点けただけだった。大袈裟。けれどもちょっと面白い。(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 22:27:22
2022-03-04 22:27:22
世の中の真っ当な人間達が掲げる刻苦勉励、精励恪勤という、眩しすぎて直視に堪えない志向を前にしても、断固として膝を折らず、鉄の意志をもって怠惰を貫く (『おちゃらけ王』)
2022-03-04 20:57:25
2022-03-04 20:57:25
人類は魔王という共通敵を持つことで、団結することができる。手と手を取り合うことができる。つまり、魔王の存在が人類に和をもたらしていると言える。和をもたらす者といえば英雄だ。ここに、魔王=英雄が証明される。(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 19:57:24
2022-03-04 19:57:24
「文通というやつか。似合わなすぎるぞ。何を考えているのだ。変態なのか?」「黙れ。煙草を吸いながら食うな。氷砂糖を舐めながら食うな。変態なのか?」(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 19:27:20
2022-03-04 19:27:20
私は決してニート予備軍などではない。たしかに私も以前一度だけ、「お前は性根がニートなのでは?」と自身に疑いの矢を向けたことがある。だがそれは大間違いだった。根が貴族なのだ。イエス。根が貴族!(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 17:27:19
2022-03-04 17:27:19
「つまりこういうことだ」魔王は両手の指をがっしりと組み、顎を突き出した。「人と人の繋がりで、和み!」意味不明もここまで来ると清々しいような気がしてくる。(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 16:27:21
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彼女が何を言いたいのか判然としなかったが、私は彼女の前で格好をつけることしか頭になかったので、「名雪といえば誇りの塊だ」と答えた。「誇りまみれの名雪とも呼ばれている」(『おちゃらけ王』)
2022-03-04 15:27:21
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