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シュガー 1 (アッパーズKC) のレビュー(感想ノート)
ASIN: 4063461459
著者名: 新井 英樹
発売日: 2002-04-09
関連シリーズ数: 1 シリーズ
所有ユーザ数: 97 users
新刊チェック: このコミックを所有していません。
リンクURL: https://ckworks.jp/comicdash/comic/5007
更新日: 2009-04-14 01:01:58
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この作者が普通にボクシング漫画を書くとは微塵も思っていませんでしたが、やはり予想通りでした。物語は初めから決定づけられた天才、石川凛を中心として進んでいきます。格闘技の漫画というのは往々にして、努力してだんだんと弱かった主人公が強くなっていくというパターンが圧倒的に受け入れられます。これは日本人の性格や風土の問題があるので当たり前なのですが、どうも天才に対する風当たりが強いように感じます。 気取っているだとか、生意気だとか、すぐ天才を目の敵にしてしまうこの国で、『シュガー』はかなり異質と捉えられても仕方ないかと思いますが、その一方で、私のように最初から天才である主人公が活躍し、そして挫折するという展開を望んでいる読者も少なくありません。 作者の新井英樹は、凛が盛り上がっているとき、すなわち勝ち続けているときには圧倒的なテンションでコマを書き進めていきますが、挫折したときの喪失感や失望感の描き方もまたうまいです。☆4つで。 |
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