初音ミクの勝利が"ダブル・パンク"で崩れ去る呆然のレース SUPER GT第2戦富士決勝

2017/05/05


 
昨日5/3はトップハンディ40kgを背負いながら見事に 予選ポールポジション
をゲットしたグッドスマイル初音ミクAMG。5/4はいよいよ決勝レースです。

 

 

 
GW開催とあって SUPER GT 春の富士スピードウェイ決戦はいつも大入り。
今年も予選・決勝あわせて 延べ9万人以上 の観客で埋め尽くされました。
この日も予選日ひ続いてお天気は良好。トップハンディを背負いながらも
速さを見せる初音ミクAMGの行く手を遮るものは何もありません。
 

 
レース前にはポールシッターということでJ SPORTSインタビューも
ありましたが、お二人とも慎重な姿勢は崩さないものの内心は
実力どおり走れれば勝てるという自信に満ち溢れているようでした。
 

 
レースは500km、3時間の長丁場でドライバー交代も2回必要になります。
グッドスマイル初音ミクAMGのスタートドライバーは片岡さんです。
 
ポールポジションからスタートした初音ミクAMGは安定したペースで
トップを堅守 していきます。1stスティントの後半から同じAMGの
ライバル11号車GAINER AMGが初音ミクに迫ってきますが、
これをギリギリで防ぎきる片岡さん。
 
タイヤが苦しかったのか11号車に予想以上に攻められたところで、
初音ミクAMGは早めのピットインを敢行、谷口さんにバトンタッチします。
これが功を奏してタイヤのフィーリングが戻ったのか、2ndスティントでは
谷口さんが どんどん差を広げていき、2位GAINER AMGに10秒以上の
差をつけて圧勝ムードを築いていきます。
 
レース全体としては春の富士500kmにしては非常に珍しく無風というか
全体で大きなトラブルもなく、セーフティカーも1度も入らないという
穏やかなレースになっていきました。

1位と2位、2位と3位、3位と4位、それぞれが10秒以上開くという、
観ているほうにしてみればむしろ退屈感すら出てくるような展開
でしたが、それはトップ快走中の初音ミクAMGにとっては喜ばしい
ことでしかありません。このまま何事も無く最後まで行ってくれ・・
初音ミクAMGファンの誰もがそう思っていた矢先の出来事でした。
 

 
なんと初音ミクAMGが 左前タイヤのスローパンクチャー を発症!
 
必死にピットまでクルマを運んでくる谷口さん。
ちょうど2ndスティントの終盤だったこともあって、最後のルーティンの
タイヤ交換&ドライバー交代もここで実施することになりました。
 
パンクがコース後半セクションで起こったことも不幸中の幸いで、
ロスは最小限に抑えてのピットアウト。しかし順位はこれで実質3位
に交代。また、ピットアウトしてから数週後には後ろから猛烈にペースを
上げてきた33号車ポルシェにも抜かれて 4位に落ちて しまいます。

圧勝を目前にしていた展開だっただけに落胆は大きいものの、
開幕戦で勝利を挙げている初音ミクAMGにとっては、ここは4位でも
ポイントを積み重ねておけばまだまだシーズンは有利に戦えます。
 
ここはしっかり完走して欲しい、と、そう願ったファンの期待は
しかしまた終盤で裏切られることになります。3rdスティントの終盤、
つまりレース終盤の残り4周となったところで、
 
初音ミクAMGの左フロントタイヤが 再びパンク・・!
 

 
神も仏も無い、いるのは天使のような妖精だけ。こんな血も涙もない
展開があって良いものでしょうか。2度のパンクによって順位は、
 
 1位 → 4位 → 11位
 
と、圧勝劇だったはずのレースが、一気にポイント圏外まで転落して
しまったのです。そしてそのまま11位でチェッカー。
手にしたはずの勝利がこぼれおちるどころか、わずか1時間弱で
何もかもを奪われる という、悔しい、辛いレースになりました。

過去にもGSR初音ミクチームはタイヤのパンク(バースト)が多い
チームではありました。しかし、過去のパンクは大抵の場合、
シーズンの劣勢を覆すために タイヤ無交換作戦のギャンブル
討って出て、それが仇となるケースがほとんどでした。
 
しかし今回のパンクは全く事情が違います。
レースを常にリードした初音ミクAMGはタイヤもしっかり替えていますし、
2ndスティントの谷口さんはセーフティリードを築いた状態で、
過酷な攻めをすることもない状況からの突然のパンク。
 
そして3rdスティントの片岡さんも、後半33号車ポルシェについていけな
かったのは、その2ndスティントのパンクを見ていて、後半のタイヤに不安を
持っていたことで タイヤをいたわりながら のドライビングを優先して
いた面があったはずです。それでもなお、2ndスティントも3rdスティントも、
同じように30周台中盤で測ったようにパンクしてしまいました。

もちろんチームスタッフの方々の中では原因究明は徹底的に行われることと
思いますが、我々ファンとしては 信じられない不運 に見舞われたと
思うほかありません。まさか1度ならず2度までもパンクするとは・・・。
 
しかしいずれにせよ、重いハンディを背負った状態でも初音ミクAMGは高い
パフォーマンスを発揮できることは証明できました。次からは小回りの利くコースが
Rd.3 大分オートポリス(5/21)、Rd.4 スポーツランド菅生(7/23)と続きます。
気持ちを切り替えてまたシリーズチャンピオンに向かってひた走って欲しいところです。
次は必ず 勝利のダブルピース を見せてくれることでしょう。
 

 
デジモノに埋もれる日々」と「コミックダッシュ!」は
GSR初音ミクGTプロジェクトを応援しています!


2017/05/05 [updated : 2017/05/05 14:34]


この記事を書いたのは・・・。
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